【ニューヨーク=永富新之丞】
訪米中の岸田文雄首相は23日(日本時間24日)、ニューヨークの国連本部でウクライナのゼレンスキー大統領と30分ほど会談した。
機密情報の共有をしやすくする情報保護協定の締結交渉が実質合意に至ったと確認した。
首相は自身の退任後も日本政府は引き続きウクライナ支援を全力で進めると伝えた。日本貿易振興機構(ジェトロ)のキーウ(キエフ)事務所が10月に開所予定だとも話した。
会談の冒頭、ゼレンスキー氏がウクライナの最高勲章である「ヤロスラフ賢公勲章第1等」を首相に授与した。
同氏は「勲章はウクライナ国民全員から渡したものだ」と説明した。「首相の強いリーダーシップに感謝する」と述べた。
首相は同日、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長や北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長とも会談し、それぞれ連携強化を申し合わせた。
岸田文雄首相・政権の最新ニュースをご覧いただけます。
日経記事2024.09.24より引用