塩野義製薬は薬剤耐性菌の治療薬の開発体制を強化する
塩野義製薬は4日、米カリフォルニア州サンディエゴに細菌感染症の治療薬を開発する研究拠点を新設すると発表した。
米国では初めての拠点で2025年春の運営開始を目指す。既存の抗生物質が効かない「薬剤耐性(AMR)菌」の感染拡大が世界的な脅威となっており、バイオ研究の先進地である米国に基盤を築く。
新拠点では23年に買収した米製薬会社キューペックス・バイオファーマ社と研究を進める。
サンディエゴはバイオ関連の研究が盛んで、現地のスタートアップや研究機関、政府機関とも連携する。塩野義はAMR菌関連の治療薬開発に力を入れている。
日経記事2024.06.04より引用