【ローマ=共同】
ローマ教皇庁(バチカン)は3日、7月26日のパリ五輪開会式にキリスト教徒らを侮辱するような場面があったとして「遺憾に思う」との声明を発表した。
表現の自由は尊重されるべきだとした上で「他者への敬意」を訴えた。バチカン公式メディアが報じた。
開会式を巡っては、一部の場面が、キリストが処刑される前夜の弟子たちとの夕食風景を描いたダビンチの名画「最後の晩餐」をパロディー化したとして、世界中から非難が相次いだ。
バチカンはこの場面を念頭に「悲しみを覚えた」とし、非難の声に「加わらざるを得ない」と表明。
五輪は「全世界が共通の価値観の下に集まるイベント」だとし「宗教的信念を嘲笑すべきではない」と主張した。
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フランス・パリで開催される夏季オリンピックは、2024年7月26日から8月11日までの日程で実施されます。ブレイキンなど新競技を含む32競技329種目が行われます。パラリンピックは2024年8月28日~9月8日で実施されます。
日経記事2024.08.04より引用