15日の共和党の全国大会で、右耳にガーゼをあてて登場したトランプ氏=ロイター
【ワシントン=飛田臨太郎】
米連邦捜査局(FBI)は26日、トランプ前大統領が13日の銃撃事件で右耳を負傷したのは、銃弾か銃弾の破片を受けたためだと発表した。
FBIのレイ長官が24日に銃弾か確認できていないと発言し、トランプ氏が反発していた。
銃撃事件直後には、透明な板に文字を映し出すプロンプターなどのガラスの破片が負傷の原因だとする米メディアの報道があった。
レイ氏の発言によって「銃弾があたった」と説明していたトランプ氏の主張に疑念が広がっていた。
トランプ氏は「かつての名声を誇ったFBIが信頼を失ったのもうなずける」などと批判していた。負傷の原因が銃弾でなければ、事件後に拳を突き上げたトランプ氏の威厳に傷がつく可能性があった。
アメリカのトランプ前大統領が2024年7月13日、東部ペンシルベニア州で演説中に銃撃を受け、右耳を負傷しました。銃撃の詳細や米大統領選への影響など最新のニュースをお届けします。