ルネサスのマイコンと通信用半導体を組み合わせる
ルネサスエレクトロニクスは仏シーカンス・コミュニケーションズにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。年内に実施し、2024年3月までに9割以上の株式を取得する。取得額は約2億ドル(約280億円)。シーカンスは通信用の半導体に優れ、ルネサスは買収によってあらゆるモノがネットにつながるIoT分野を強化する狙いだ。
労使関係の協議やシーカンス取締役会の応募推奨を経てTOBを実施する。シーカンスは省電力で広域の通信に向いたアナログ半導体メーカーで、設計・開発に特化し工場は持たない「ファブレス」だ。ルネサスは22年に同社に数%出資しているが、高速通信規格「5G」などへの対応も強化するため、TOB実施を決めた。
ルネサスは自動車などの頭脳を担うマイコン半導体などを手掛けており、シーカンスの通信向け半導体と組み合わせることで様々な場所でデータ通信が可能になるとみる。工場のセンサーや通信インフラのほか、ガスや電力の使用量を自動で測るスマートメーターなどの需要を開拓する。
日系記事 2023.08.08より引用
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岸田政権になって、先端技術分野でスピーディにビジネスが進行してます。 良いことです。