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23年度税収72.1兆円、4年連続で最高 企業の好業績反映

2024-07-01 22:27:21 | 日本経済・金融・給料・年金制度


2023年度税収は好調な企業業績などを背景に2年連続で70兆円を超える見込み

2023年度の国の一般会計税収が72.1兆円と4年連続で過去最高を更新したことがわかった。22年度は71兆1373億円で、2年連続で70兆円を突破する。

好調な企業業績を背景に、法人税や所得税が堅調だった。

 

財務省が近く公表する。23年度補正予算段階では税収が69兆6110億円と22年度実績を下回ると見込んでいた。

上振れした税収などから生じる決算剰余金は国債の償還や防衛費などに充てる。防衛財源の一つは剰余金で、剰余金が増えれば財源確保のための増税を先送りする意見が出そうだ。

 

物価高が続くなか、国民への還元策を求める議論が活発になる可能性もある。

国の税収はリーマン・ショック後の不況で09年度に38.7兆円まで落ち込んだ。その後の税収は消費税率の引き上げや景気回復を背景に増加傾向にある。

 

一方で国の歳出は税収を大幅に上回り、近年は当初予算段階から100兆円を大きく上回る年度が続く。社会保障費など歳出が拡大しており、厳しい財政運営が続くことに変わりはない。

 

 
 
 

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

 

 

 

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滝田洋一
日本経済新聞社 客員編集委員

ひとこと解説

①2023年度の税収は23年4月分から24年5月までの分までの合計。

24年4月分までの段階では合計額が前年同期を3.3%下回っていましたから、3月期企業の決算を受けた24年5月分の税収がどんと増えたのでしょう。

②23年度の税収が72.1兆円。となると、補正予算段階での税収見積もりの69兆6110億円を、2.4兆円あまり上回る勘定に。

23年度は名目GDPが5.0%増えましたが、成長による税自然な税収増が実現しつつあります。

③23年度末の政府債務残高のGDP比が低下していることと合わせ、財政運営の基本でしょう。

財政規律の緩みに言及する前に、成長と税収の関係にもっと光を当ててほしいものです。

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日経記事2024.07.01より引用

 

 

 



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