クリミア半島セバストポリにはロシア海軍が基地を構える(2022年)=ロイター
【キーウ=共同】
ウクライナ軍参謀本部は3日、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島セバストポリを攻撃し、ロシア黒海艦隊の潜水艦ロストフナドヌーを沈没させたと発表した。
半島にある地対空ミサイルシステム「S400」にも損傷を与えたとした。
軍参謀本部によると、ロストフナドヌーは2023年9月13日、ウクライナのミサイル攻撃で損傷し、ロシア側が修理していた。
ウクライナ軍は2日夜から3日未明にかけて、ロシア南部ロストフ州モロゾフスクの飛行場で誘導爆弾を保管していた倉庫などを攻撃した。
ロシア独立系メディア、アストラによると、同飛行場への攻撃は過去3週間で3度目。ウクライナ軍参謀本部はロシア西部のベルゴロド、クルスク両州や、ロストフ州の石油備蓄施設なども攻撃したと発表した。
ウクライナ東部ドネツク州ポクロウシクの住宅で3日、ロシア軍の攻撃があり、1人が死亡し2人が負傷した。
ドネツク州ではロシア軍の攻勢が続いており、ウクライナのゼレンスキー大統領は2日の声明で、ポクロウシクで「最も激しい戦闘が起きている」と述べていた。
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