V501SHってなんだろ？

VDFX.NET -ボーダフォン情報共有サイト-の掲示板を見たら、「V501SH」なんて単語が目に入ってきた。
なんじゃこれは？　と思ったら、情報のソースはJATEだったんですね。
平成17年4月16日～平成17年4月30日の間に認定された電気通信端末機器の中に、
シャープ（株） V501SH携帯電話無線機 と書かれていたのです。
ということは夏のボーナスに合わせて７月初旬くらいに発売するのでしょうか。

それにしても「V501」って一体どんな端末になるのでしょう？
ボーダフォンの携帯電話のナンバリングは、端末の持つ機能によって次のように分類されています。

V902/802/702	Vodafone 3G 対応機
V801	VGS（旧3G）　対応機
V6	PDC パケット通信 対応機(2.5G)
V4	PDC パケット通信 非対応機（2G）
V3	PDC パケット通信 非対応機 ローエンドモデル（2G）

一部テキトーなところもありますが、大体こんな風な分類になってます。
基本的には上に書いてあるものほど高機能です。
（ただしV801は古いので最新のV6シリーズより低機能ではあります）

V6シリーズとV4/V3シリーズの最大の違いは、データ通信方式にあります。
両者とも3G、いわゆる第三世代の携帯電話ではなく第２世代の携帯電話なんですが、
実はデータ通信の方式が違います。なのでデータ通信速度も、料金の課金システムも両者で全く違います。
V6シリーズはJ-フォン時代のJ-5xシリーズの流れを汲む携帯電話で、回線速度は28.8kbps。
データ通信料金は１パケット（128バイト）あたり0.3円です。
一方のV4/V3シリーズは回線速度9.6kbps、1kBあたり２円という課金システムです。
機能もV6シリーズはカメラやその他マルティメディア面でV4/V3より優れています。
V4はマルティメディア機能はそこそこですが、通信方式の違いのためサイズの大きなデータのやり取りが出来ず、
メールやウェブ、Vアプリで出来ることがV6シリーズよりも劣っています。

とまあ、V6とV4の間には結構大きな溝があったのです。
ではその中間となるV5シリーズは、一体どんな機能でどんな役割を果たす機種なんでしょう？
考えられるパターンは二つです。ひとつはV4の機能拡張版です。しかしこれはおそらくありえません。
V6で出来るような機能は、V6の通信能力があってこそのものですから。
となるとあり得るのはもうひとつのパターン。機能縮小版V6シリーズです。
つまりメールその他の通信機能はV6と同じだけれど、カメラとかそういった電話以外の機能を
あまりつけず、そういったものを必要としない人をターゲットにした機種です。
NTTドコモのFOMA 700iシリーズみたいなもの、かな。もちろんFOMAとは違って2.5Gですけど。


V5シリーズが3Gでの失敗を挽回する手段となる、とは思えませんが、
一体どんな機種になるのか、ちょっと気になります。



あ、そういや未だに機種変してないや……