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鳳凰三山に登りに行ったけど途中で引き返した その2

2019-08-18 17:50:16 | カメラ・レンズ

2019年7月26日、鳳凰三山2日目。
宿泊客の半分くらいは4時頃に出発して、台風接近を考慮して早めの下山を目指すようでした。
私はというと朝食を食べてから6時に南御室小屋を出発し、森林限界を越えて白砂の稜線を堪能し、青木鉱泉へと下るつもりでいました。



南御室小屋の朝食。
ワンプレートに色んなおかずが乗ってるスタイルでした。



朝6時に南御室小屋を出発。
この段階では空は晴れて青く、景色を楽しみながらの山行になる予感がしていました。



南御室小屋から砂払岳へのルートも、森の中。
標高2600mでもまだ森林限界を越えられないのは、
さすが南アルプスってところでしょうか。
夜叉神峠入口からずっと森の中なので、そろそろ抜けたいところ。



1時間歩いたところで、砂払岳に着いたところでハイマツ林が途切れました。
青空も見えていて、これは眺望も期待できるかと思った矢先、
下からガスが上ってくるではありませんか。



辛うじて見えている山をパシャリ。
これは仙丈ケ岳ですかね。



こちらは北岳かな。
このあともどんどんガスが上ってきて、気が付けば辺りは真っ白。
進むか戻るか悩みましたが、ひとまず薬師岳小屋まで進むことに。



砂払岳から薬師岳小屋へは、少し下ります。
大きな岩がゴロゴロしていて、ちょっと歩きにくい。



南御室小屋から1時間20分で薬師岳小屋に到着。
ここで小屋の方から「青木鉱泉側の道は悪いので、広河原のバスよりも先に止まる可能性がある」
という話を聞いて、青木鉱泉へ進まず夜叉神峠入口に戻ることを決めました。

「なんも見えないだろうけど、すぐそこだし荷物置いて頂上だけ見てきたら」
との勧めで薬師岳の山頂だけ目指すことに。



薬師岳小屋から山頂までは5分程度の道ですが、いろんな花が見られました。



コイワカガミ



キバナノコマノツメ



ハクサンシャクナゲ



ウラジロナナカマド



そしてあっという間に山頂に到着。



いやぁ、真っ白ですねぇ……
本当は見事な眺望のなか、白砂の上を歩くという稜線歩きを期待してたんですが、
それはまた次の機会に、ですね。

実はこのあと小屋へ引き返す際に、うっかり道を間違えまして。
30秒ですぐに気が付き正しい道に戻ったんですが、
ガスっているときに白砂の道を正しく進めるほどの能力は無いということを思い知らされました。



薬師岳小屋から夜叉神峠入口へ

薬師岳から小屋へ引き返し、荷物を取ったら夜叉神峠入口へ引き返します。
オベリスクも見ずに撤退するのは残念ですが、台風ならばしかたない。



南御室小屋の裏に咲いていたクルマユリ。



南御室小屋でひとやすみしたあとの、苺平までの登りが地味にしんどい。



ガスっているせいか雰囲気はよかったかな。

苺平からあとは、ほぼ下り一辺倒です。
黙々と下っていくのみだったので、写真もあまり撮らず。



キノコとか



ギンリョウソウくらいですかね、撮ったのは。



南御室小屋から夜叉神峠入口まで、コースタイム3時間40分を4時間で下りました。
どうも下りは苦手なんですよねぇ、足の拇指球が痛くなっちゃって。




夜叉神峠入口まで降りたら13時台のバスで甲府駅へ戻り、中央本線で石和温泉へ移動します。
そしてかんぽの宿石和で汗を流して、近くにある小作へ。



お風呂とほうとうのセットを駅の近くで済ますなら、ここが手っ取り早いのではないかと。



馬モツ煮込みと



豚肉ほうとうをいただきました。
食べ過ぎた……






ということで、白砂の稜線歩きもせずオベリスクも見られずの、不完全燃焼に終わった鳳凰三山遠征でした。
背負って行ったK-3とDA☆11-18mmF2.8、三脚の合計2.8kgはまったく使わず、単なるおもりとなりました……


ま、こういうのも山登りです。
歩いてるときに雨に降られなかっただけマシと考えましょう。
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