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常念山脈を縦走してきた その2 2日目 燕山荘~常念小屋

2019-09-08 18:25:02 | ハイキング・登山


2019年8月5日。
常念山脈縦走2日目は、朝の4時からスタートです。



燕岳山頂からのご来光

まずは朝食前に燕山荘から燕岳山頂へ出向き、ご来光を拝みに行きます。



日の出前の山頂への道。
相変わらずガスが晴れません。
イルカ岩も霧の中。



日の出に間に合うよう急ぎ足で歩き、20分ほどで山頂に到着。
しばらく待機します。
同じようにご来光待ちをしてる人がたくさんいました。



お、太陽が雲の上に出てきました。



雲海の上に浮かぶ朝日。
これはこれで風情がありますね。

そして日が出ると気温が上がって大気の流れができるのか、
数分で山頂の周りのガスが引いていきました。



北燕岳のほうを見ると、流れるガスが見事な景色を作り上げていました。



こちら燕山荘の方向。
雲に浮かぶ燕山荘、なかなか素敵です。



そして槍ヶ岳も!
表銀座に来て槍ヶ岳を見ずに帰るなんてできません。
いやぁ、見えてよかった。



燕山荘の向こうには、大天井岳もよく見えました。
大天荘も見えます。
うーむ、今日はあれを越えていくのか。




ご来光を楽しんだら、燕山荘に戻って朝食をいただきます。



晴れてるときに白砂の山稜を歩くのは楽しいですね。



燕山荘の朝食。
ちょっとしたビジネスホテルの朝食みたい。





燕山荘から大天井岳へ

朝食を済ませたら、この日の宿泊地である常念小屋を目指して縦走開始です。
まずは大天井岳を目指します。
日の出から2時間ほど経ち、ガスはすっかり流れて天気は快晴。



左の大きな山が大天井岳で、その手前の低くなっているのが大下りですね。
そして奥には槍や穂高がしっかり見えます。
この展望の良さが、常念山脈縦走の醍醐味です。



西を見ると、裏銀座の山々もばっちり見えてますね。
三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳などでしょうか。





この辺りは緩やかな稜線歩きで、危険な個所はほとんどありません。



一か所だけ鎖場とハシゴで下る部分があります。
それが切通岩のところです。



高低差は数mだし、大して難易度も高くなくパスできますが、
通り過ぎてから振りかえるとそれなりにおっかないとこです。




切通岩を過ぎると大天井ヒュッテと大天荘の分岐に出くわします。
表銀座なら大天井ヒュッテを過ぎて槍ヶ岳へ向かいますが、
我々はこのまま常念山脈を進むため大天荘のほうへ。



分岐から見上げても大きな大天井岳。
部員たちの口から「これ登るのかー」という声が洩れました。
わかる、わかるぞその気持ち(笑)
でも焦らずじっくり歩いていけば、ちゃんと上まで登れるのです。



登りながら今日来た道の方向を振り返って撮った写真。
燕山荘がかなり遠くへ去ってしまいました。




だいたい45分くらいかけて大天荘に到着。
燕山荘からのコースタイムは3時間程度でしたが、
逃げ場のない稜線に容赦なく降り注ぐ日光にやられて
4時間半くらいかかってしまいました。

たまらず小屋にてジュースを購入。
いやぁ、山小屋様様ですわ。



大天井岳は常念山脈の最高峰。
当然そこからの眺めも格別です。



見知らぬ登山客の写真を撮る姿が絵になったので、思わずパシャリ。
こんなとこに来たら、そりゃあ写真を撮りまくるってもんですよね。
わかる、わかるぞー!
私もできることならDA★11-18mmF2.8で撮りたかった……

ちなみに引率の立場で荷物を軽くしておく必要があったので、今回のカメラはGF9です。
レンズは12-60mmF3.5-5.6と35-10mmF4-5.6、15mmF1.7。




大天井岳から常念小屋へ

大天荘で20分ほど休憩したら、常念小屋を目指して縦走再開です。



お昼時になって、段々と雲がわいてきましたね。
雷の鳴らないうちに、テント場までたどり着きたいところ。



東天井岳を巻いたところに、雪が残っていました。
しかしみんな疲労がたまってきていて、テンションは上がらず。
目指す常念小屋は横通岳と常念岳の鞍部にあって見えないため、
心が折れそうになりながら黙々と足を動かします。



最後はガスがわいてきて、まったく見通しが効かなくなりました。
見えないゴールを目指して進むのは、心が堪えます。

結局山小屋に着いたのは14時過ぎ。
燕山荘を出発してから8時間経過していました。



初日の燕山荘以外はテント泊です。
この日の夕飯はジャーマンポテト丼。
炭水化物オン炭水化物。






ツラいのは初日の合戦尾根で、それを越えてしまえばあとは稜線を3日間ダラダラ歩けばいいんだろ。
2日目が始まる前は、みんなそんな風に考えていました。
しかし、いくら稜線歩きとはいえアップダウンはあるもの。
この日の累積標高差は上り870mに下り1110mと、十分に上下動していたのでした。

「稜線歩きイコール楽、ではない」

ということを身をもって感じたのです。







このあとさっさと寝てしまいたいところだったのですが、
3つ隣のテントがウェイ系のたまり場になっていて、
日付が変わるくらいまで騒がしく、寝付けませんでした。
日没後のテント場で騒ぐのダメ、絶対。




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