ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

愛の型紙

2018-12-24 | アメリカ事情

The Birth of Jesus, by Carl Heinrich Bloch





私は、9歳のティミーと彼の弟で7歳のビリーを連れて、各店を訪ねていた時、二人が持ち歩いている茶色の包装紙の切り抜きについて質問しませんでした。


毎年クリスマスの時に、私たちの奉仕クラブは、町の恵まれない家庭の子供たちを個人的にショッピングツアーに連れて行きます。私は父親が失業中のティミーとビリーの係に任命されました。彼らに割り当てられた一人4ドルをそれぞれに与えた後、私たちのツアーが始まります。さまざまな店舗で私は提案をしましたが、いつも彼らの答えは厳粛に頭を振ることでした。最後に、私は「君達はどこを見たいか、提案ある?」と尋ねました。


「僕達は靴屋に行けませんか?」とティミーは答えました。 「僕達はパパが仕事に行くことができるように、一足の靴が欲しいんです。」


靴屋では、店員がこの子達が望んでいるものを尋ねました。子供たちは持ち歩いていた茶色の包装紙を見せました。 「この足の大きさに合った作業靴が欲しいんです」と言いました。


ビリーは、それは彼らの父親の足の型紙だと説明しました。ビリーは、父親が椅子で眠っている間に、足の型をとったのでした。


店員はその紙を物差しに当ててから、その場を離れ、まもなくして、彼は蓋を開けた箱を持ってきました。「これは、どうでしょうか」と彼は尋ねました。


ティミーとビリーは大いに意気込んで、靴を手にしました。 「これはおいくらなんでしょうか?」とビリーは尋ねました。


それからティミーは箱についている価格を見ました。 「16ドル95セントですか。」と彼はうろたえて言いました。「僕達は8ドルしか持っていません。」


私が店員を見ますと、彼は咳払いをしました。「これは通常の価格なんです、今日はセールで、3ドル98セントで販売されてます。」


その後、喜んで手に入れた靴を手に、少年たちは母親と2人の妹のために贈り物を買いました。彼らは一度とて自分達自身のことを考えてはいませんでした。


クリスマスの翌日、男の子達の父親が、私を通りで呼び止めました。その足元には、あの新しい靴があり、感謝が彼の瞳にはあふれていました。 「気にかけて世話をしてくださる方々がいらっしゃることを、イエス様に感謝しています。」と彼は言いました。


「あなたの二人の息子さん故に、私はイエス様に感謝しています。」と私は答えました。 「彼らは私が生涯に学んだよりも、はるかに多くのクリスマスについて、あの晩、教えてくれました。」

                 

 ージャック・スミス



ttp://dreamsnmotion.com

"Benvolence"は慈悲心、博愛、慈善、善行という意味


May this Christmas be 

more than just a season,

but a way of life!

 



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