ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

社会主義に見る平等

2019-02-24 | アメリカ事情

istockphoto.com




地元の大学の経済学教授は、以前一人の学生をもしくじったことはなかったが、あるクラス全体をしくじってしまったことはあると述べた。そのクラスは、誰も貧しくなく、又誰も裕福でもなく、素晴らしく平等なのは、社会主義であるという主張に凝り固まっていた。


教授はそのクラスについて語った。「さて、この社会主義を平等なシステムと信じる学生諸君のこのクラスで社会主義に関する実験をしてみましょう。それはこんな実験です。すべての成績は平均化され、全員が同じ成績を受けるので、誰も落第はしません。」


最初のテストの点数は平均化され、クラスの誰もが一律にBを取得した。一生懸命勉強した学生は不満を持ち、少ししか勉強しなかった学生は喜んだ。


2回目のテストでは、先に一生懸命に勉強した学生は、ほとんど勉強せず、少ししか勉強しなかった学生たちは、何も勉強しなかった。その結果、クラスのテスト平均値はDであった。どの学生も不満に思った。


3回目のテストの結果は、F(Failure=落第)となった。ここへ来てクラスは、学生達が互いに言い合ったり、非難したりで、誹謗中傷に溢れ、その後のテストの成績が上昇することはなかった。


そのクラスの全学生はその実験に失敗したことに驚いたが、その教授は、社会主義も最終的に失敗するだろうと彼らに語った。それは、報酬が大きければ成功への努力は大であるが、政府がすべての報酬を奪うなら、向上心は削がれていき、やがて誰も成功しようとは思わなくなるからである。


これ以上簡単な答えがあっただろうか。

ーrogerknapp.comから。


 

 

公正な選択を確実にするために、あなたは皆同じテストを受けます。 皆その木に登らなければなりません。

equalism.org.uk

 

 

 

 

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