goo blog サービス終了のお知らせ 

ちぎれ雲

熊野取材中民俗写真家/田舎医者 栂嶺レイのフォトエッセイや医療への思いなど

取材してもらった側が、24万円支払う!? 広報堂と産經新聞

2014-11-07 | 写真
写真は冬の斜里岳です。
そろそろ雪虫の季節が過ぎ、本物の雪の季節になってきました。


 熊野の取材・病院当直と子育ての毎日で、以前のようには知床にも行けなくなってしまいましたが、久々に知床から連絡が! 産經新聞の人が話を聞きたいと言うので、連絡をとってみて、とのご連絡です。知床開拓について取り上げてくれるのかな、ありがたいな、と思いながら、「産經新聞の芸術特集」をつくっている広報堂という会社に電話をしてみると、

「国会図書館で御本を見まして」(ありがとうございます。国会図書館????)
「大変良い本で感動しました」(ありがとうございます)
「11月●日(おお、もう来週ではないか)の産經新聞朝刊に誌面1面を使って芸術特集をし、22名を取り上げるのですが、その一人として栂嶺さんを取り上げたい」(ありがとうございます)
「東日本全体に配布されるので●名の読者の方の目に触れます」(細かい数字は忘れた)
「大きさは8センチ×9.5センチ枠になります」
「つきましては広告扱いになりますので、24万円お支払いいただきます」

 目ん玉飛び出ましたよ(笑) …………無理!!(即答)
 そういう商売だったか!(笑)
  子育て中でほとんど働いてない人間に、いや働いていたとしても、24万円は目ん玉飛び出ますよ。今までたくさんの雑誌や新聞が「知床開拓スピリット」を取り上げて下さって、記事中で宣伝もして下さって(いずれも広告料なんてナシですよ)、今からわざわざ24万円払って8センチ×9.5センチに載せたいとは思いませんですよ。

 それに、現在第1刷が完売で、出版元にも在庫がない状態。「広告」を目にしてもらっても購入していただけない状態なのです。(ウェブ書籍化の話もあったが、その後何の連絡もないので、何も進んでいない状態ではないかと)

 というのを説明して、お断りしたのですが、本当にお断りになったのかどうか不安だな~~(^^;
 「断ったよ!!」と、来週になっちゃう前に、一応ブログにも書いておくよ~~~

 それで、「広報堂」「産經新聞」で検索すると、たくさんたくさんヒットしますね(^^;;;
 どれを読んでも、電話のやりとりの台詞は一緒なのですね。(それで「国会図書館」だったのか………)
 働いてないと言ったら、「知床財団はもう辞められたのですか?」と言われて、変だなあと思ったんだけど。(私は知床財団で働いたことないヨ)

 それにしても、自費出版の人をターゲットにしているらしいと読んで、そっちの方が嫌かも(笑) 「知床開拓スピリット」が、自費出版でないと出せないような本だと(出版社が認めてくれないような本だという意味で)思われてるとしたら嫌だなあ。(ああ、それで、"個人"が"24万円も"かけて広告しなければ売れない本だと思われたのかな)
 出版のために頑張って下さった柏艫舎が怒っちゃうよ。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苫小牧演習林

2013-10-30 | 写真
 前の投稿で、苫小牧は紅葉綺麗じゃないです、と書いてしまったので、それでも苫小牧の綺麗な所を紹介。
 北大の苫小牧演習林です。森あり、湖(湧水)あり、森の中の小川あり、樹木園(様々な北方圏樹木が植えられている)あり、毎年春にはクマゲラの繁殖も見られます。ここも市民の憩いの場所になっていて、ジョギングする人やバードウォッチャー、デートの学生さんなど、いろんな人が歩きに来ていました。

 札幌近郊のように、山1つがまるごと紅葉というのではないけれど、秋深い北海道の森の美しさを堪能できる場所です。

 ちなみに息子は、お約束というか、やるだろうなーと思っていたら本当にやったというか、上の写真の直後、川にボッチャンしました(汗) いや、お着替え持ってたからいいんですけどね。本人的にはびしょぬれがヒットだったのか(?)「お池にはまってさあ大変~♪」とか歌ってハイになっていて、本人としては楽しかったみたいです………(_ _;;; 川は危ないんだよというのを言い聞かせる良い機会にはなりました(汗)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の紅葉は綺麗です

2013-10-29 | 写真
 先週土曜日は子供を連れて札幌の円山動物園に。
 そしたら、まあ~!紅葉が綺麗じゃないですか!!
 実はあまり円山公園のことを知らなかったのですが、気持ちの良いみごとな散策路でした。
 確かに市民の憩いの場になるはずです。たくさんの市民がウォーキングをしたり、カメラを持って静かにエゾリスやシマリスを追いかけたりしています。
 黄色大大大好き!な2歳息子も、まっ黄っ黄の景色の中で大喜び。

 ということで、ふだん景色だけというのは撮らない……と言っているはずの私も、先月のヒマワリ畑に引き続き、子供が幼稚園に行っている間にまた、撮影に行ってきました。



 ちなみに千歳市では、紅葉はそろそろ後半に差し掛かっています。
 苫小牧市では、紅葉はあんまり綺麗じゃないです。
 太平洋側(千歳市や苫小牧市)は、紅葉しないまま葉が枯れて、木についたままになっているんですね。やっぱり中途半端に暖かいんですかね。日本海側(北広島市や札幌市)ではちゃんと木全体が紅葉して、色づいてから葉が落ちてくるんですが。

 札幌に向かっていくと、北広島あたりから俄然紅葉が綺麗になります。島松辺りの山の広がりは絶品。それでも、札幌市内に入って、円山~三角山辺りの紅葉の凄さにはかないません。今年は特に綺麗な方だそうです。



 土曜日は風もあったので、まるで雪のように絶え間なく黄葉が舞い落ちてました。
 絶え間なく黄葉が舞い落ちて………ということは、それだけ早く木々が丸坊主になってしまうってことなんですけどね………。
 もう16時をまわると日没してしまうし、窓から見える山には雪が積もっているし、冬はもうすぐです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東千歳の丘の風景と緑肥ヒマワリ

2013-09-28 | 写真
 原稿締切が近付くとどうもいけませんね、やっぱりブログに向かう余裕もなく撃沈していました。
 やっと終わった?ので、東千歳~長沼の方に、野菜を買い出しに向かっていると、素晴らしい風景が!!
 私はあまり風景写真のみというのはやらないのですが、これは素晴らしい!! その時はケータイしか持っていなかったので(取材に疲れているので、オフの時はカメラを持ち歩かないんです………(^^;;;)、改めて一眼レフを持って出直しました。

 あまり知られていないのですが、東千歳には、有名な富良野や美瑛の丘にちょっと似た丘陵地帯が広がっています。石狩低地東縁断層というのが走っているため、丘がうねうねしているわけですが……。山を越えて東側に出ると、ぱーっと視界が開けて畑、畑、畑の丘の広がりが一望できます。詳しくは「パレットの丘」で検索してみて下さい。

 道路から撮っていると、農場の方が出て来て、奥に入って撮っていいよと言って下さいました。ありがたい。



 しかしもう9月も終わり。この季節のヒマワリとは何を採るための作物なのか??
 聞いてみると、このまま土に鋤き込んで緑肥にするとのこと。
 マメ科の植物を緑肥にするのは小学校頃に習った記憶があるけれど、ヒマワリが緑肥とは??と調べると、ヒマワリだけでなく色々な緑肥があるんですね。知らなかった。

↓参考論文
緑肥作物の種類による土壌改良効果について


「パレットの丘」の峠から見た、同じ農場のヒマワリと夕張岳です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真展が無事終了しました

2013-03-09 | 写真
知床にも野球チームがあったんですよ、すごいでしょう(笑)
左:岩尾別中学校野球チーム(昭和30年代)、右:開拓跡地に今も残っている靴とボール


 おかげさまで、写真展が無事終了しました。おいで下さった皆様、どうもありがとうございました。

 私も、すべての時間ではありませんが、毎日会場に行って出来る限りいることができました。
 会場に来られた方が、1時間とか2時間とか凄い長い時間見て下さっていて(中には6時間近くいらした方も!)、次々に喋りかけて下さる写真展でした。

 私が(知床のことで)載った新聞記事を全部切り抜いて持っていらっしゃる年配の方もいて、感銘を受けました。

 でもつくづく思ったのが、写真展というのは、見に来る側が知ったり学んだりする場……ではない!ですね!
 見せる側の方が、新たに発見をしたり、深く学ぶ場だと、つくづく思いました。
 第三者の目で見ていただいて、意見をもらって、自分も第三者の目になって客観的に見直すことができて、知床取材で思い悩んでいた頭の中も再構築されました。

 頭の中で方針変更したことがいろいろあるので、まただんだん実行に移していきたいと思います。
 今後ともぜひどうぞよろしくお願いいたします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栂嶺レイ写真展 あと1日となりました

2013-03-06 | 写真
 会場で、来て下さった方々の反応を見たり、新鮮な驚きがあったり、心境の変化があったり、頭の中が整理されたり、こうやって写真を「どうだ」と出して見てもらうというのは大事なことなんですね。

 おかげさまで、写真展は明日が最終日です。夜19時まで開場しています。

 オントナWEBに記事を書いて下さった方がいるので、よろしければぜひ見てみて下さい↓↓

北海道アートダイブ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会場の様子です「続・知床開拓スピリット」写真展/富士フィルムフォトサロン札幌

2013-03-04 | 写真
会場の様子です。GRAPHICATIONのバックナンバーや、知床の続編の本の原稿なども展示しています。

 昨日はスライドトークにたくさんの方がおいで下さり、ありがとうございました。
     1)よく知られている「世界自然遺産知床」のきれいな写真
     2)一方で、知床の森の中に残存している開拓遺物の写真
     3)開拓の経緯
     4)昭和20~40年代の古い白黒写真で、知床の四季や学校、家族
     5)離農の経緯
     6)知床にあった林業の白黒写真(と、現在残る切り株の写真)
     7)現在のもと開拓者の皆さんの様子
     8)同じ物/場所を、過去(白黒写真)と現在(私のカラー写真)で対比
 ……という流れで、トークショーをさせていただきました。知床のことを知っていただけたかなと思うと嬉しく思います。ありがとうございました。



 こんな風に私の写真と、対応する過去の白黒写真、もと開拓者の方の証言(セリフ)で構成しています。


 全体はこんな感じ。(息子です(^^; 会場を閉めてから撮りました)

 写真展は3/6(水)まで開催しています。ご興味ありましたらぜひ。

 ↓ これは一昨日、札幌が猛吹雪に見舞われた時の、会場外のウインドウの様子です。凍り付いていました。ほんと凄かったです(汗)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「続 知床開拓スピリット」写真展開催中です

2013-03-03 | 写真
一昨日から栂嶺レイ写真展「続 知床開拓スピリット」を、富士フォトサロン札幌にて開催中です。

昨日は凄まじい暴風雪でしたね。荒天の中をお越し下さった皆様、どうもありがとうございました。
私はJRが止まって帰れなくなり、難儀しました(汗)

会場の様子をアップしたいのですが、何せ今、初めて携帯からblogに書き込もうとしていて、よくわからないのです。

本日のスライドトークは予定通り午後2時から行います。

札幌、外はまだ雪がちらついて風も強いようですが、これから天気が回復することを祈りつつ…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真展のお知らせ 3/1~6「続・知床開拓スピリット」富士フォトサロン札幌

2013-02-12 | 写真

 久しぶりに来月、写真展を行います。

「続・知床開拓スピリット 過去と現在が語る知床の暮らし」
  入場無料
  平成25年3月1日(金)~6(水) 10時~19時
  富士フィルムフォトサロン札幌(札幌市中央区大通西6丁目1番地 011-241-7366)

  (詳しい地図は下の写真をご参考にして下さい)


 この5年間で、多数の知床の開拓時代の白黒写真を、もと開拓者の方々から委託され、それを本の続編としてまとめました(現在、出版準備中) 写真展は、その一部と、現在の知床に残る開拓の名残を写した私自身の写真を対応する形で見ていただこうというものです。

 写真の力というのは、あれやこれや口で言うよりも、一目で証拠になるという所でしょうか。
 知床にも人の暮らしがあったこと、それは言われるような失敗やら逃げ出すようなものではなかったこと、昭和30年代の日本中のどこにでもあったような開拓村の光景が知床にもあったこと、実際にその目で見ていただければと思います。

 私の写真では、知床の森の中に今も残っている開拓の名残や、50年前の人々が見たのと今も変わらない知床の風景を見て下さい。
 そして、過去の写真では、その私の写真と同じ場所、同じモノと一緒にいっぱいの笑顔で写っている人々の姿を見ていただければと思います。

 3月3日(日)の午後2時からスライドトークを行います。
 展示しきれなかった古い写真など、こっちでどんどん出したいと思っています。
 だいたい1時間半くらい予定しています。
 参加費500円をいただくのが決まりなので申し訳ないのですが、私のポストカード5枚セット(エゾシカ、桜、ホッチャレ、湖面の紅葉、セミの羽化)をおつけしますので、よろしければぜひいらして下さい。

(↓富士フォトサロン札幌の地図など)
(すみません曜日が間違っていますね、3/6(水)までです。)



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事の神送り(毎日小学生新聞)

2010-04-07 | 写真
 こちらも事後になってしまいましたが、毎日小学生新聞(全国版2/26付、北海道版3/1)に書かせていただいた毎年2月8日の「コトの神送り」(長野県飯田市~喬木村)です。この祭事についてはこのブログでも「疫病神サマの長い旅」で書いたことがあります。とにかく村から村へと、果てしなく「わるい神様」が捨てられていく(捨てられた村はたまったもんじゃないので、さらに次の村へ捨てに行く、その村もたまったもんじゃないので(繰り返し))という延々エンドレス・リレー(^^;

 ところで、2月8日は全国的に「コト八日」と言って、地域によっては、「田の神様が山からたんぼに降りてくる日」だったり、逆に「田の神様が山へ帰っていく日」だったりします。この日の晩は神様が歩き回るので、外に出てはいけない日とされている地域もあります。神様に覗かれてしまった家は死人が出たりするのだ(怖) 仕事も休んで静かにしていなきゃいけないので、女性も針仕事を休んで「針供養」をする日、となっていたりもします。

 同様に、2月8日同様「コト八日」とされているのが12月8日で、この日の言い伝えはもっとごっちゃまぜ。『コト八日』(大島建彦編/岩崎美術社1989年)を参考にすると、

 12月8日は「必ずフク(吹雪く)」と言われる(北陸~東北地方)

 フクがの発音との関連か?12月8日は「フグが打ち上げられる」と言う(九州~北陸地方)
            ↓
    しかも、このフグは乙姫様の怒りを買って無数の針を刺されてしまったフグだそうで"ハリセンボン"なのだ

 "針千本"と通じているのか?12月8日は「針供養」の日(全国)
            ↓
    姑から、針山を盗んだという冤罪をきせられた嫁が師走の海に身を投げた、すると師走の初旬頃に海から針山みたいな魚(針千本)が打ちあがるようになったという話まであり(北陸)

 そして冤罪が晴れる日、とひっかけているのか(ホント?)、12月8日は「嘘が晴れる日」
 (本では、誓文払(セイモンバレ)とセンボンの発音が関連あると言うが、ほんとかいな!?)


 で、これは本には書いてないけれど、読んでいてひたすら思い浮かぶのは、
「♪指切りゲンマン、嘘ついたら針千本飲~ます」の歌ですねえ。
 嘘ついたらひどい目にあわせるぞ、という脅かしの歌だと思っていたら、そうじゃなくて「ウソ払い(ウソ晴)」の日、と「針千本」とがごっちゃまぜになった「コト八日」の歌なのかもしれない・・・。
 とにもかくにも、コト八日は奥が深くてまだまだよくわかりません。

 しかしそれにしても、なんで「八日」?
 八日って何?
 そこがいまだによくわかんないです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の鬼  近江寺の鬼やらい

2010-02-24 | 写真
鬼が、満開の桜の枝を持って踊ります。
春だ・・・・。
兵庫県神戸市押部谷町 近江寺にて


 新春に、邪悪なものを吹き飛ばしさわやかな春の風を呼び込む神としての鬼と、「鬼はそと~」と退治されてしまう鬼の間の線引きが、いまだによくわかりません。どっちも「邪悪なものを祓うと春が来る」という、根っこになっている考え方は同じなのですけどね。

 折口信夫など民俗学の古典を読んでしっかり勉強しなさい、と怒られそうですが、「民俗学的にはこう報告されているけれども~」「学者はこう体系付けているけれども~」実際は違う、というのを多々見て来ているので、現実に現地で見て、現地の人々のお話を直に聞いて、それで自分はどう捉えるのか、というのをもうちょっとやってみたいのです。

 私が注意しているのは、もともと『鬼』じゃなかった(らしい)のが、いわゆる『鬼』になっていった経緯が疑われるものです。たとえば、現在「鬼」!!の代表格であるナマハゲも、実際に取材に行ったら、一番昔からの形を伝えている地域のお面はツノがないんだ・・。二組のお面は赤くも青くもなく、金色と銀色で、「おじいさんとおばあさん」なんですよ。それが近代になるに従い、地域によっていわゆるオニらしく、ツノをつけ赤や青に塗られた「赤鬼と青鬼」に移り変わっていったことがうかがえるのです。
 但馬のまいそう祭りも、文献上は「鬼」としか書いてないけれど、実際に見たら(確かに鬼として扱われているけれど)ツノは生えてないです。

 だから、現在世の中で「鬼」の行事として赤鬼や青鬼が暴れ回っている行事でも、その中には、昔は赤でも青でもなく、ツノも生えていなかったものが含まれているかもしれない、ということを、いつも差し引いて考えながら取材しています。



 写真は神戸市近江寺の鬼やらい(2010.2.11)です。ここでは、赤鬼は毘沙門天の化身、青鬼は不動明王の化身なんだそうです。
 というか、どういう歴史の移り変わりの中で毘沙門天は「赤鬼」になり、不動明王は「青鬼」になりましたかね。
 人々が赤鬼を毘沙門天とし、青鬼を不動明王とする心のベースを、どうかぜひ知りたいと願う次第です。


馬も迫力いっぱいです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古い写真の消息

2010-02-19 | 写真
「斜里町以久科地区泥炭地帯 農家自家湧水状況」(昭和24年)
トリミングなしでは、こんな感じ。


 今年1月14日に「2010年の初買」でブログに載せた写真。昭和24年の「開拓地土壌調査記録 根室支庁・網走支庁管内」というアルバム形式の報告書の中にあった1枚なのですが、

 斜里町に来ると、なんと、「あの写真、うちのお婆ちゃんの若い時!」と、声をかけてくださる方が・・・(@▽@)/

 うわーすごいぞ。あっという間に、写真に写っている方がどなたかも、写真が以久科のどこで撮られたのかも、解明されてしまった! しかも私がよく知っている方々のご親戚だった! さらに、お話を伺っていくと、「あー、あの井戸を掘ったの、オレの親父」と言う方まで・・。

 井戸は4メートルくらい掘ったのだそうです。今は埋められたけれど、まだ地中にあるそうです。背後に写っているのは馬小屋で、すぐ後に見えるのは、たくさん積み上げた薪でした。

 報告書の写真として発見されたのも凄い話ですが、当時の写真はあまり残っていないそうで、ご家族にも喜んでいただけてよかった。

 ほんの60年くらい前、人はみんなうまいこと自分たちで作って生活していたなあ、(自分にはできるのかしら)、見習いたいなあ、現代人だって自分たちで作って生活していける潜在的なエネルギーは持ってるはずだよなあ、などなど思うのです。

 こうやって1枚の写真だけで次々わかってくることがあるというのは、すごいと思いました。
 自分もちゃんと写真を撮ろう(笑)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オバチャン VS カメラマン

2010-02-18 | 写真
お大師さんはいつも見てるヨ。
(この写真は本文とは関係ありません)


 ところで、行事の撮影の時には1時間以上前について、まだ誰もいないうちから最前列のジャストポイントに座って待っています。だんだん人が増えて、行事が始まる頃にはぎゅうぎゅうの人だかり。
 いつも思うんですが、最前列の人は(カメラマンだけでなく普通の参拝客も)どうして座らないんだろう。最前列はしゃがむのがマナーなんじゃないのかしらん・・・。(比叡山の鬼追いの時も、はられたロープの所でしゃがんでいたのは、数人しかいなかったよ。最前列でもみんな傘さして(雪だったので)直立していたもん。後ろの人は見えないと思うよ)

 今回、面白い(?)というのか、困って考えてしまった(?)というのが、そろそろ行事が始まろうという頃、早くから行列してすでに人だかりになっている後の方から、
「ほらっ、あんたっ、前に入れてもらいなさい!」
 という声とともに、最前列のさらに前、というか、しゃがんでいる私の前に押し出される男の子の姿(!)
 男の子はちょっとイヤそう。実は、最前列は風をもろに受けて寒いのだ(それでもカメラマンは耐えて待っているのだ) 「後に行く~」とむずかる子供を「そこにいなさい!」と言い付けるご両親。
 さらに「あんたも行きなさい!」と妹の方も私の前に押し出そうとするオバチャン・・
 (私はしゃがんでいるのだよ~~)
 ~~~(@@;と思ったのですが、妹さんの方はむずかって来なかったので、助かりました。
 しかしながら、突然、男の子で視界を塞がれてしまったわけで、困って立ち上がると、「見えない、見えないじゃないのー!」というオバチャンの声が後から(困)
 実際には行事が始まるとそれどころではなく、最前列なんてもみくちゃになったので、子供さんはすぐに逃げてしまったのですが。(私も再びしゃがんで撮影できたんですが)

 そしてその後、お堂の中で大勢の参拝客が殺到する場面があるんですが、参拝客と同じ水平面にいては何も見えないので、カメラマンはみんなお堂の後の方の、高い所に上がって三脚を構えています。
 が、そこでまた、
「私たちにも見せて下さいーー!」
 と、先ほどのオバチャンの声。
 必死にシャッターを切っている三脚の列の前に、子供を押し上げてよじ登っていたよ。
 (三脚はブレないために立てているのであって、足一本にぶつかられてもブレてしまうし、アングルが変わってしまうのよ~~)

 さて、このオバチャンは困った人なのでしょうか?
 カメラマンからしたら、1時間以上前から待っている前に割り込んでくるし、三脚の前にぶつかりながら割り込んで立つし、ヲイ!!(@@;という感じでしょう。
 でも一方で、私が単純に「メーワク」と思えなかったのは、1時間以上前から一番いい場所をズラリと占めてしまい、台の上にも三脚を並べてしまうカメラマンというのも、普通に行事の時間にお参りに来た一般の参拝客にとっては、迷惑なものだろうなあと思ったからです。

 さてさて、みなさんならどう判断しますか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無動寺のオコナイ

2010-02-18 | 写真
叩く、叩く、叩く! 無動寺(兵庫県神戸市北区)オコナイにて


 取材の時には神様がツイテる!と思うことが度々起こります。他の仕事やっている時はあまり思わないんですけれどね・・。

 蓮花寺さんの鬼踊りが終わって、ふだんなら片づけを手伝ったり、長々と聞き取りをやるんですが、この日は続けて病院当直が入っていたので大急ぎでお寺を後にしました。
 が、レンタカーを発進させてしまってから、何故だか列車の時間を間違えていたことに気が付きました。あー、1時間早かった。ゆっくり聞き取りをしたり、蓮花寺の写真を撮ってくればよかった・・!

 と、その時また何故だかレンタカーのナビ画面に「無動寺」のマークが映るわけですよ。これがまた不思議な感覚で、私は急きょ駅の方向とは逆に、無動寺へ向って右折。
 細い里道を上がっていくと、もう夕暮れ近いお寺さんは人気があんまりありません。ガランとした境内に参拝客は誰もおらず、それでも2~3人くらいの中高年カメラマンがちらほらしていて、いかにも、「行事が終わった後」に来ちゃったという感じです。

 「2/7オコナイ」と書かれた紙が貼ってあって、私は、ああ、今日は無動寺でもオコナイ行事の日だったんだ・・・と思いました。でも、蓮華寺を取材してきたので未練はありません。また来年改めて、よく下調べしてからね・・と思いつつ、堂内のすごい仏像を拝観したり(冗談なしで、これは良いものを見せていただきました)ぶらぶらしていたら・・・

 違ったよ! 行事はこれから始まるんだったよ!(@@;

 というわけで、あれよあれよと言ううちに、オコナイのハイライト「棒叩き式」を見学させていただいてしまった!
 すごいタイミング、神様の思し召しとしか思えん(@▽@;

 棒叩き式は、樫か椎の木の棒を力まかせにガンガンと床に叩きつけて先端を割り、そこに牛王宝印のお札をはさんで、参拝者に配るものです。修正会のランジョウとか仏像の肩叩きと、弓手原や北今西のオコナイで見てきたような「難かしいホラ貝を何度も吹く」「かづらをねじ切る」といったわざと難行を遂行するという所作が、いっしょくたになった印象でした。
 (神戸市が詳しく解説しています→ http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/folk/entertainment/case/5_1yamada/0205_001.html

 そして1時間の猶予をありがたく使いきり、ありがたくその場を後にしました。
 もう一回レンタカーを発進させると、ちょうど夕日が沈む所でした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼が踊る! 蓮花寺鬼踊り

2010-02-17 | 写真
 正月から2月にかけて、兵庫県の何十というお寺では独特の追儺行事が行われます。追儺と言えば、お寺の新春の修正会の結願に、仏教の力で悪い鬼を調伏し改心させ・・・というのが一般的ではないかと思うのですが、兵庫の追儺は違うんですね。ここでは鬼は調伏される存在ではありません。最初っからイイ奴、というか、法要の後に招かれるスペシャルゲスト! お堂というステージに華々しく登場し、参拝者の誰もが待ちこがれる、この日の大スターです。

 写真は三木市蓮華寺の鬼踊り(2010.2.7(日))なんですが、お寺に向う道々に「鬼踊り」と大きく書かれたチラシが点々と貼ってあるのを見た時は、ちょっとくらくらしました。追儺式でも修正会でも鬼払いでもなく、ズバリ鬼が踊ることそのものが行事名になっているとは・・・・



 かと言って、「強い力で災厄を踏み散らす来訪神としての鬼(国東半島の修正鬼会や男鹿のナマハゲなど)」ほど荒々しくもありません。確かに人々に、"災厄を払う力"と"幸い"を授ける存在なんですが、ひたすら華やかでさわやかな印象でした。

 これは追儺行事というより、三河や遠江、信州の、天竜川上流域の村々に伝わる「花祭り」と同じ系統なんじゃないか。と思ったら、専門家も同じことを指摘していらっしゃいました(五来重「講座 日本の民俗宗教 2仏教民俗学」)



 あと、蓮花寺で必見と思ったのが、大般若経の転読。これは迫力抜群で面白かった。
 まだ法要が始まる前、綺麗に準備された内陣は、古本屋(!?)のごとくお経がビッシリ山積みされてるんですよ。これだけでも、かなり必見。大般若経は全部で600巻を越える大教典で、全部読経していたら何時間(何日?)かかるかわからない。それで、各人が大声で経文を唱えながら1巻ずつパラパラパラパラ・・・・と滝のようにめくって、バンッッッ!!!と机の上に叩きつけるのです。大勢のお坊さんが内陣いっぱいに次々に繰り広げる光景はすごかったです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする