ちぎれ雲

熊野取材中民俗写真家/田舎医者 栂嶺レイのフォトエッセイや医療への思いなど

ウミネコダイブ!

2007-09-30 | 知床

 本日の写真はウミネコ(のヒナ)のダイブ。当直の合間に出かけるので、ひたすら眠いです。それでも写真を撮ると目が開いて上機嫌になりますね(笑)
 まだアキアジの遡上が始まらないので、知床の川はカラフトマスのホッチャレが転がって寂しいですが、ウミネコやカモメのダイブは見ていて飽きません。ダイブで巨大な鮭を狙っているわけではなく、10~15cmくらいの小さな魚をうまいこと獲っては食べています。


 上空から川にダイブするのではなく、川面を泳いでいて、やおら水面を蹴って飛び上がり、頭からまっ逆さまにダイブします。
 ウミネコのヒナも、先週からたった1週間で白い羽根が増え、たくましくなりました。



 下はユリカモメのダイブ↓ 身体が小さい分、水面から飛び上がる様子は身軽でエレガントです。



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知床はデルフィニウム出荷最盛期!

2007-09-29 | 知床
知床・フラワーさかいの皆さん ありがとうございました!

 知床では、デルフィニウムの出荷が真っ盛りです。
 先週は知床でお花をつくっている「フラワーさかい」さんの所へお邪魔してきました。斜里町の郊外、海をどーんと見晴らすゆるやかな斜面の途中に建っている、昔の開拓時代の建物です。
 すごいですよ、青い屋根のいかにも北海道!開拓時代!大地!という歴史建造物の中が、花いっぱいのお花やさんなんですから。
 かつてスウェーデン農法というのがこぞって取り入れられ、一つの建物の1階に豚と牛を飼い、2階にニワトリを飼って馬草を保存したそうで、二つの建物が合体したような形をしています。とにかくデカイ。ブロックの壁に窓が組み込まれる仕組みや、家畜の糞尿をうまく外へ流すように作られた溝など見せてもらって、栂嶺、ご満悦です(笑)


 隣の倉庫では、建物全体がデルフィニウムになっていました。
 えええ、これだけの花が枯れないうちに全部売れてなくなる(当たり前ですが)、というのが信じられないです。こんなに一度に大量に出荷されるんですねえ。
 本州の方にも出荷されているそうで、東京のマーケットや花屋に並んでいる所を想像してしまった。本州の友人宅に飾られるデルフィニウムは、知床産かもしれないですね。


 ビートも一面に成長しています。もうすぐ収穫されて砂糖になります。
 作物が育って豊作というのは、いいですね、見ている方も幸せな気持ちになります。

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カラフトマス遡上!

2007-09-23 | 知床
 大変お久しぶりのブログになってしまいました。
 すみません、ブログを放置している間にコメントもいただいてしまって。
 原稿はやっと最後の詰めまできました。写真はすべて出版社に提出して、晴れて(?)また斜里に来ています。
 今年は鮭が例年にない豊作なんだそうですね。実際、川を覗き込んでびっくり仰天。文字通り川がまっくろになっています。すごいです、川面からびっしりと突き出した背びれ、背びれ、背びれ。1回、鮭の遡上でまっくろになっている川を見てみたいと思っていたら、叶いました。近付くと、必死で逃げようとはするのですが、あまりびっしりなのでお互いに重なり合って川面から盛り上がってすごいことになっています。昔はどこの川もこんな風に遡上していたんでしょうねえ。


 ・・・のですが、上の写真2枚は先月末のもので、今回また川に行ってみると、すでにホッチャレ(産卵が終わって死んだり、死にそうになってる鮭)になってしまっていました。


 河口では、今度はウミネコがすごいことになっています。ウミネコのヒナがいっぱい!(羽がまだ黒いやつ) 夏も終わって、すでに図体はでかいのにピヨピヨ言っています。そのヒナは、打ち上げられた鮭のホッチャレをお腹いっぱい食べ、冬が来る前に成長することができるのでした。自然界、よくできています。


 カラフトマスの遡上はそろそろ終わりですが、来月くらいには今度はアキアジの遡上が始まります。再び川がまっくろになることを祈って。

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