ちぎれ雲

熊野取材中民俗写真家/田舎医者 栂嶺レイのフォトエッセイや医療への思いなど

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

2009-01-07 | 雑記

 ご無沙汰大変申し訳ありません。
 新年のご挨拶も大変遅くなってしまいました。昨年は義母が亡くなったのでご挨拶をご縁虜させていただいておりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 ・・・と言いつつ、さっそくですが、しばらくブログをお休みしようと思います。
 書きたいことは本当にやまのようにあるのですが、原稿(熊野の本)でお尻に火がついてしまっていて、正直ブログまで手と時間がまわらない状況です。
 それで、(自分にとって)ものすごいショックなことがあったので、それを白状して、しばらくお休みをいただこうと思います。

 「あなたの趣味は何ですか?」ときかれて即答できるのはジャンガリアンハムスターで(写真やカメラは趣味ではないです決して!)、今年の初売りはハムを買ったくらいで(繁殖用にイエローの女の子を1匹買ってきました)、もうハムが可愛くてですね、出張に行っていても、帰ってきてハムをひっくり返してプヨプヨのフワフワのお腹をこちょこちょやるのが楽しみで暮らしていたのですが、そのハムを飼えなくなってしまいました。
 ハムの喧嘩に巻き込まれて咬まれた時などの腫れ方がだんだんひどくなってきたので、そのうち来るな~とは予測はしていたのですが。
 昨日ハムに咬まれたところ、

 本当にアナフィラキシーを起こしてしまいました

 アナフィラキシーとは即時型のアレルギー反応で、過剰な反応で気管支がけいれんしたりする。よくニュースでスズメバチに刺されて窒息死したと報道されている、あれです。
 で、本当に教科書通りの反応が自分にも起こりました。
 皮膚の発赤、腫脹、気管支狭窄(喘息発作)、腹痛、頭痛(脳内圧亢進)
 皮膚の赤みとチクチクがサーッと腕を上がってくるのを見て、あ、これは来る、と思い、喉がゼーゼーヒューヒュー言いはじめてすぐ気管支拡張薬を吸入したので、呼吸症状はそこで治まりましたが。
 その後、I型のアレルギー反応も起こって、ゴム手袋に水を入れて膨らました時のように、手がパンパンに腫れました。

 今日もまだ菓子パンみたいに腫れてよく動かない右手を見ては、溜め息をついています。
 ハムスターがアレルギー原として身体に認識されてしまったのは、もう治らないです。冗談抜きで命にかかわるので、笑えません。次は間違いなく、もっと症状が悪化する。次も気管支拡張薬が効く保証はないです。
 患者さんに向っては、絶対「ハムスターを飼うのはやめなさい」って言うでしょうね(- -;;;
 道具も全部捨てて、家中を掃除しなさいって言うでしょう(アレルゲンを一掃するため)
 うう~この可愛いコたちと別れるしかないのか~~(←まだ諦めきれない)
 ううう悲しいよう。
 ハムが日々の楽しみだったのによう。


すみません以下は12月に書きながらアップできなかった文章です。
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 しばらくブログをお休みしようと思います。
 11/23の蘭越町目名の新嘗祭のこと、
 知床開拓者2世の皆さんの忘年会のこと、
 3年3ヶ月生きた超長寿のジャンガリアンハムスターばーちゃんのこと、
 知床開拓地の修繕が完了した門間家の姿と、
 戦前の開拓地の水源(五湖から湧き出る水を水道としていた)発見のニュース、
 最近の雇用問題でどうしても自分には理解できないこと(介護の現場では働き手が足りなすぎて部屋を閉鎖せざるを得なくて、何万人もの高齢入所希望者が待ち状態で、農村ではあとを引き継ぐ人がいなくてどんどん田んぼや畑がつぶされて食べ物がとれなくなってきているのに、一方ではハローワークに人が溢れて政府の援助を必要としているというギャップが私には理解できないです)、
 ・・などなど、書きたいことはたくさんあるのですが、リストは溜まる一方です。

 現在、自分で来年2月を締め切りと決めて、前々から言っていた熊野の原稿にとりかかっています。
 実は、自分では「モードが変わる」と表現しているのですが、知床に集中している時と、熊野に集中している時はもう全然モードが違う。ハムスターのことを書いている時とニュースに集中している時も全部モードが違う。で、一旦あるモードになっている時に、別のモードに変わるのがものすごいエネルギーが要るのです。
 なんでしょう、たとえば多重人格の人が、1つの人格でいる時はほかの人格の記憶は一切なくしていて、次の人格が現れる時に今までの人格の記憶は全部なくして別人格になってしまう、というのにちょっと似ています。その、人格交代が出現する時にものすごい苦しむ、というのもちょっと似ている(汗)
 パソコンのモニター画面いっぱいに開きまくっていたウィンドウを一旦全部閉じて、新たに別の話題のウィンドウを一から全部開きなおす、それを頭の中でやっていると表現するといいでしょうか?
 ハムスターのお話なら集中なんてする必要なくて楽しく癒されていいのかもしれませんが、知床とか熊野の話題になると、開くウィンドウの数は半端じゃないです。どっぷりはまったら、しばらくそこから出てこれません。

 そんなわけで、熊野の原稿に本気になればなるほど、他のモードに戻ってくるのが難しい、ものすごい時間がかかるようになってきてしまいました。
 ブログなんてと思ったりもしますが、これも一応文章なので、これでも一応ブログモードなんですよ。で、再び熊野モードに戻るのに、なんだかわからない変な「変身痛」みたいなのがあって(ぐりぐり頭の中をこねまわされているような、重い扉をググググと押し広げていくような、・・一旦熊野モードになってしまいえば、周囲360℃熊野の中をハッピーに泳ぎ回っているんですがね)、その行ったり来たりを何度も繰り返すのが大変になってきたので、ちょっと熊野の原稿が上がるまでブログはなしにしようと思うのです。

 お世話になっている皆様、すみませんがどうかよろしくお願いいたします。
 今年は義母が亡くなったので、ろくに新年のご挨拶もできませんが、どうか皆様、よいお年をお迎え下さい。
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コメント (5)
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