北原鈴淳 琴古流尺八教室 in八王子

尺八の音色は心を癒してくれます。

演奏すれば「無」の境地になれ、演奏が終われば満足感、充実感が得られます。

'17出雲旅行記 そのⅠ

2017-11-30 17:20:00 | 旅行
俳人「松尾芭蕉」は「おくのほそ道」序文に「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。」と書いた。

私も旅人として、11月26日(日)~29日(水)「ご夫婦で行く神話の国・出雲4日間」に行って来た。

C社のツァーは4回目である。今回の案内には「化粧台トイレ付足元ゆったりシートバス利用。勾玉(まがたま)製作・神話講座・貸切列車で魅力探訪」とあり、出雲大社に一度は行ってみたかった。

私にとって未踏だった「島根県」と「鳥取県」に行ける、絶好の機会となった。

このツァーは最少の人数が14名のところ、12組の夫婦24名も集まった。

26日は天気も良く、我々は新横浜発10時29分の新幹線に乗り込んだ。先ずは岡山駅を目指す。

早速、行先の「山陰遊悠絵図」が配られた。
当然、出雲地方を探すのだが、突然松本清張の「砂の器」を思い出した。

最初に映画で見て感動して小説も読んだのだが、その中に亀嵩が出て来たのだ。

探すと雲州そろばんの近くに亀嵩温泉を見つけた。ここだ!
近くに「砂の器記念碑」の表示があった。

映画では国電蒲田操車場での殺人事件から始まる。東北なまりと出雲の方言が似ており、「カメダ」がポイントとなり、犯人を追った。天才ピアニスト・作曲家を加藤剛が演じた。

是非「砂の器」を読んでいただきたい。



添乗員は若くて美人のIさんで、さらに情がこもっておりラッキーだった。11時過ぎて銀座大増の弁当とお茶が配られる。

3種類のご飯が見える。美味である。

岡山駅には13時27分着。その後は「特急やくも」に乗り、玉造温泉駅に向かった。
新幹線に慣れていると「特急やくも」の揺れる事、はなはだしく感じる。
山陽から山陰の距離間隔が大体分かった。「特急やくも」は約3時間かかった。

玉造温泉駅からはマイクロバスにて、「佳翠苑皆美(みなみ)」に着いた。
ここは島根県松江市の玉造温泉で、大きなホテルだ。



部屋についてテレビをつけると白鵬の優勝表彰式の最中だった。
早速9階の露天風呂に入る。もう暗かったので、外はほとんど見えなかった。
ここの温泉は、ちょうど良い温度の温泉だった。弱アルカリ性温泉である。



夕食には先ず冷酒を注文。「皆美」の吟醸酒だった。
この三角ビンと全く同じものを、自宅で花瓶として使っているので驚いた。
(実は娘が結婚披露宴の引出物でいただいた酒ビンを、再利用で花瓶としている)

ここの料理は旨かった。
ずわい蟹、十六島(うっぷるい)岩のり、鯛、エビ餅、カレイゆうあん焼き、クリーム茶碗蒸し、島根牛焼きしゃぶしゃぶ、松前ご飯、デザートと盛りだくさんだった。



午後8時30分から近くの会館で「どじょうすくい」の演芸が見られると言うので出かけた。
入場料は500円。 最初にオジサンの民謡と、女性二人の演舞は銭太鼓。




最後は太鼓をたたいていたおじさんが、素早く着替えて「安木節」にのって「どじょうすくい」の名人芸を見せてくれた。

どじょうを捕まえるしぐさが上手い。
その後、会場から5人の希望者に、どじょうすくいの芸を教えるコーナーがあり、私もしたかったが、積極的なおばさんパワーに負けて、手を上げられなかった。

ワザとらしいおばさん芸に、連れのおばさん達はやんやの喝さいを、浴びせていたが、私は出られなかった悔しさで、とてもカメラを向けられなかった。


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