銀のつぶ

■石の上にも三年目。

クリビツマン

2005年11月26日 | 真・銀つぶ
私が小学生の頃に大流行したお菓子

「ビックリマンチョコ」。

一個30円で売られていて、中にチョコのお菓子と

キャラクターシールが一枚おまけで入っていた。




シールは 悪魔、お守り、天使、ヘッドの四種類あり、

悪魔が出る頻度が一番高く、ヘッドが一番レアなのだ。


当時このキャラクターシールを集めるのが爆発的に流行った。

当然、皆、レア物のヘッドをのどから手が出るほど欲しがった。




しかし、ヘッドはそう簡単には出ない。

十個、二十個に一枚といった確率だ。

レア物を手に入れようと皆躍起になってこのお菓子を買ったものだ。

一個三十円と言うこともあって皆、たくさん買っていた。


このシール入りチョコ、当時はシールばかりに目が行きがちであったが

メインはチョコのお菓子である。

ナッツ入りチョコをウエハースのようなスナックではさんだ

6~7cm四方のお菓子。




これが又、うまいのよ。



皆シールばかりが目的で、チョコは捨てる人すらいたものだが

とんでもない。

30円であのクオリティーはかなりコストパフォーマンスに優れている。


今売っていたら、小腹がすいた時などに丁度良い。



古きよき時代の産物。



今じゃもう売ってないだろうな。

と思っていたら、なんと最近コンビニで売っていた。

復刻版らしい。



数年前に一度復刻版が出たのは知っているが又出たのか。

それもなんと今回は昔恋焦がれたヘッドだけしかでないと言う

なんとも卑怯くさい復刻版だ。

我々世代にはたまらない。




ところが値段を見てビックリ、一個80円もしやがった。

当時30円のものが80円・・・・

まさにリアルビックリマンだ。




昔は一個30円だったから悪魔が出ようとお守りが出ようと

まぁしょうがないか~で済んだ。


しかしこれが一個80円だったら話は違ってくる。



一個80円だったらもう20円足せば普通に板チョコが買えてしまう。

ナッツ入りチョコをウエハースのようなスナックではさんだ

6~7cm四方のお菓子。


うまいにはうまいがさすがに80円出して買うほどのものではない。


その上さらに悪魔なんて出た日には暴動が起こる。


なるほどヘッドのみが出るようにしたのはそういう理由か。

高くてもヘッドと言う付加価値をつければ売れると踏んだわけか。


メインターゲットは当時小学生だった我々二十代。

もはや大人、それなりの経済力はある。

当時欲しくても手に入らなかったヘッドを

金に物を言わせて手に入れられるわけだ。



そこに付け込んだ購買戦略と言うわけか。

なるほど。

うまいことを考える。



と言うことはもう20年後ぐらいに

「ムシキング」のレアカードのみを売り出せばまた儲かるのだろうか?


時代は繰り返されるのだ。