伊坂幸太郎 著
被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。
テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。
いじめに遭う高校生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。
一方で、泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。
二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。
う~ん、結構期待値高かったんですけどね~、結局落としどころがぼんやりしちゃったんじゃないでしょうか。
連作短編集だと思ってたのですが、繋がりが薄いし得意の伏線の回収もなければ大したオチもない、読後のスッキリ感は皆無でした。
人気キャラの「黒沢」が出てきたのはちょっと嬉しくなりましたが、それを上回るだけの何かが足りない感じですかね。
ただ、合コンのテクニックみたいな物は学べたかな・・・・、使うところないけど