ただウェブに駄文を綴るのみ

駄文綴り続けて早1年。
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ホームページ→Webサイトって呼び方にしる!

2005-08-31 | Webのお話
 もうWeb上にあるサイトを「ホームページ」ではなく,「Webサイト」って呼ぶようにないんないかなぁ,とここ最近強く思うようになってきました.

 というのもですよ.ブログってツールが出てきてから,個人がWebサイトを持つということに対して敷居が低くなり,爆発的に個人のホームページを持つ人が増えていますよね.

 人が増えれば色々な考え方を持つ人がいると思いますが,無断リンク禁止をネットマナーとして捉える人を見かけることが前よりも多くなった気がします.その中でも,よく見るなぁって思うのが,「勝手に見ないでください」「無断リンクは人の家に土足で乗り込むようなもんだ」とかなんとか.特にトップページじゃないところにリンクすると,「玄関から入るのが当然なんだから」云々言って切れたり,不快に思う人が結構いるみたいなんですよねぇ.
 
 思うに無断リンク禁止とかっていうのは,自分のサイト=ネット上での自分の家って捉えている人が多いから起きるんじゃないかなと.ホームページという,「家」ってイメージを強く感じさせる呼び方が,自分のサイト=ネット上での自分の家と捉えていることを強くしてるんじゃないかな?という気がします.あくまで感覚的なことなんで断定できませんが.

 Web上を見渡して見ると,大抵の場所では「ホームページ」って呼んでますね.ですが,そもそもホームページって名前の由来はなんなんでしょう?

 あなたが今見ているような、ブラウザのウィンドウに表示されるページのことを「Webページ」と言います。Webページが集まって一冊の本のようになっているWebページ群を「Webサイト」と言います。その表紙にあたるWebページを「トップページ」と言います。
 では「ホームページ」とはなんでしょうか。ホームページとは、もともと、Webブラウザを起動したときに最初に表示されるページのことでした。……(省略)
 ホームページにはYahoo!やMSNなどポータルサイトのトップページを設定している人が多いと思いますが、このように、Webサイトのトップページをホームページに設定する人が多かったため、Webサイトのトップページのことを「ホームページ」と呼ぶようになりました。……(省略)
 さらに、インターネットが普及期に差し掛かり、WebブラウザやWebサイトのことを知らない人に説明する過程で、本来「Webページ」「Webサイト」と呼ぶべきところをすべて「ホームページ」と呼んでしまう現象が発生しました。このため、現在ではこれらの意味で「ホームページ」という言葉が使われています。
はじめの一歩より

 とあるように,僕たちがホームページって言っているものは,本来はWebサイトって呼び名で,あくまでもWebページの集まり = 情報の集合体でしかないんですよ.言わばWeb上に持つ情報を公開するスペース.本来ならWebサイトと呼ばれるはずだったものが,時代が経つにつれてホームページという呼び名が一般的になったためにそう呼ばれるようになっただけで,本質はWebサイトなのです.だから,「Web上にある私のお家~」みたいなもんじゃない.

 Webサイトを現実世界に例えて「家」とイコールとするならば,「玄関から入れ」「勝手に覗くなだの」ってのは説得力もあるかとは思います.しかしWebサイトってのは,公開されたWebページ郡であり,どこからでも見られる作品展のようなもの.もうちょい例えるとするならば,大きい公園とか商店街かな.そこに入るのに特別な障害がない限りは,入れる場所から入るでしょ,例え入り口ってのがあっても,脇路から入った方が近ければそっちから入る.それと一緒ですよ.公園のブランコに乗ろうとしたら,商店街の店に入ろうとしたら,「公園/商店街の入り口から入ってください!」とか言われて切れられたら,なんだここ?って気分です.二度と行く気おきね.
 大体,家というなら壁や塀,鍵をどのページにでもつけるべき.なのに,「ここは私の家だ!」って言ってるわりに壁も塀もなく,ピックングも何もせずに,いや扉や窓すらもなくて誰もがどこからでも入れる,観ることも簡単にできる始末.これでは家とは呼べないんじゃないですかね.あくまでも公に公開しているスペース.自分のサイト=ネット上での自分の家でなく,自分のサイト=自分が書いたものを公開するスペースと考えるべきなんじゃないかと.

 まずは第一歩として,「家」というイメージを持ちやすい「ホームページ」ではなく,「Webサイト」って呼び方に戻ってみませんかね.

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