スウェーデンが8年前に廃止した徴兵制を2018年から復活するというニュースが流れています。
専門家はスウェーデン通信に対し
「志願制では質も量も維持できないことが分かった」
と徴兵制復活の背景を語っています。
中立国のイメージが強く、平和国家として知られるスウェーデンは、同時に武器輸出産業が盛んで、近代兵器で武装している武装国家でもあります。
そんな国の軍隊が徴兵制で質も維持されるということは、日本では徴兵制があり得ないと述べる論者たちの論拠である、徴兵制では近代兵器を扱えないという説を否定しています。
まあ、普通に考えれば、志願兵制度でも徴兵制でも、入隊してから訓練するのですから、志願兵制度でないと技術が身につかないということはありえないとすぐにわかるわけですが。
そして、安倍政権は徴兵制は憲法の解釈で許されないと言っていますが、同じく憲法上許されない集団的自衛権の行使を解釈で認めて、法律まで作ってしまったのですから、彼らが憲法で許されないと言っても全く説得力はありません。
徴兵制の脅威は、今の日本で差し迫ったものだとは私も思いませんが(共謀罪など悪いことが山ほど用意されている)、徴兵制が近代軍隊に役に立たないからありえないなどという論があり得ないことを、不幸にもスウェーデンが教えてくれました。
もちろん男女平等や社会福祉など、スウェーデンにはこれからの日本が見習うべき美質がたくさんありますが、同国では軍需産業や原発産業が盛んなことは知っておいた方がよさそうです。
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演習のため、バルト海にあるスウェーデン南部ゴットランド島に到着したスウェーデン軍=9月14日(EPA=時事)
【ストックホルムAFP=時事】スウェーデンが徴兵制を復活させる方針を固めた。議会で与野党が合意すれば、2010年に廃止した徴兵制は18年から再開される。この年に18歳になっている1999年生まれの若者が最初の対象となる。男女に関係なく徴兵され、毎年約4000人の新兵を確保する計算になる。
フルトクビスト国防相は9月28日の記者会見で「より安定し、頑強で、機能的な補強をどうするか見いだせると望んでいる」と述べた。人口1000万人に満たないスウェーデンで軍は総勢約1万5000人だが、専門家はスウェーデン通信に対し「志願制では質も量も維持できないことが分かった」と背景を語っている。(2016/10/02-06:25)
スウェーデン、8年前廃止の徴兵制復活へ 2018年から
2016年09月30日 13:03 発信地:ストックホルム/スウェーデン
スウェーデン・ビスビュー港に配備されたスウェーデン軍部隊(2016年9月14日撮影、資料写真)。(c)AFP/TT NEWS AGENCY AND TT News Agency/SOREN ANDERSSON
【9月30日 AFP】スウェーデン政府は28日、8年前に廃止した徴兵制を2018年から復活させると発表した。
スウェーデンでは過去2世紀にわたって自国領内で武力衝突が起きておらず、現代の軍隊におけるニーズに徴兵制は不適切だとの判断に基づき2010年に徴兵制を廃止していた。
ペーテル・フルトクビス(Peter Hultqvist)国防相は記者会見で、「より安定した堅固で機能的な新兵獲得方法に至る道を見いだしつつあると期待している」と述べた。
徴兵制復活後は、18歳以上の男女約4000人が毎年徴集される見通し。
「兵士の質・量ともに志願兵では供給が不十分な状況を数年間見てきたことを考えれば、賢明な提案だ」と、防衛専門家のヨハン・エステルベリ(Johan Osterberg)氏はスウェーデン通信(TT)に語っている。(c)AFP
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ただ、日本の防衛は方針が根本的に違うのでなんとも言えません。
徴兵もただではないし、訓練すればどうにかなる訳でもありません。様々なコストがかかります。
日本が徴兵をするとしたら国防費を上げ、足りなければさらに上げ、それでもどうしようもないとなった時に徴兵制度ができるでしょう。ただそうなるほどの日本が危機に陥った時、果たして日本人はどうするでしょうか。
ww2のフランスなどいい例ですが、時の先進国家でも、自国の危機の時は国民が最後は立ち上がります。
もしかしたらその時、自分も筆者も銃をとり祖国を故郷を守ろうと立ち上がるかも知れません。
日本で徴兵制があり得ないというのは、武器を扱えないじゃなく、単純に人口が1億を超え、周りを海に囲まれ、日米安保により米軍の支援が期待できる日本には必要ないということですよ
スウェーデンの人口は960万人
日本の安全保障は米軍の援軍が大前提で計画されていますので、日米安保解消となり米軍の援軍がなくなった場合、日本も徴兵制を採用する確率は上がります
3年前くらいにこのホームページ(辛坊氏のヨット事故に関する記事が最初に読んだ記事)の存在を知って以来、ほぼ毎日訪問しています。宮武さん、これからもよろしくお願いします!
で、今回のスウェーデン徴兵制復活の件ですが私自身、戦慄が走っています。
正直な感想、幾つもの意味で、スウェーデン国民は折角廃止にこぎ着けた徴兵制度を復活させるべきではなかったと思います。
その理由として(一部はあくまで私見ですが)
1: 韓国やロシアの兵役事情を見ても分かるように、軍隊内のいじめが一層深刻化する。
2: 国内の軍事依存から一層抜け出せなくなる。
3: 兵役につかなかった者へのシバキに満ちた社会になる。(良心的兵役拒否による代替労働制を認めても同じ結果になる)
4: 国際社会における軍事依存の慣例化に繋がる。(現に日本も徴兵制の面を真似しかねない)
などの懸念があります。
しかし、私が何より恐ろしいと感じたのはスウェーデン国内外を問わずリベラル側が徴兵制に忌憚を感じずに、寧ろ「公平性を保つ」という名目に手放しで歓迎していることです。これは「左からの新9条論」にも匹敵する問題なのではないでしょうか? 経済的徴兵制のような実態を持つ志願制は確かに問題も大きいですが、それならば非軍事を目指すべきだと思います。いずれにせよ左翼•リベラルが持つ政治•理想から逆行しているようにしか思えません。
長くなりました。出来れば宮武さんに何かしらご返答頂けたら幸いです。
比較対象なら同じアジアの島国で中国と緊張関係にある台湾が徴兵制を停止した事の方が比較対象として適切ではないでしょうか
ちなみに、当方は武装闘争や武装蜂起のためにのみ”志願”しようとした事もあった人物。(過去の話やけどな)
似たようなことを考える奴は、当方の他にも居るやろう。
このまま武器を扱えぬようにしておく方が、統治機構と統治層にとっては得策という思いも奴らは強いやろな。
ま、日本国家暴力団総本部辞民一家と兄弟盃を交わしてるトルコ国家暴力団総本部AKP一家んとこのシマみたいに、徴兵制やったら絶滅危惧種はいきいきと蘇るやろな。そのリスクを取る気あるか? 当方の見知る血族親族の熱烈なジミン一家支持者も”やっと武装キョクサが絶滅したのに、もれなく教練させてやる必要はない。(徴兵なんか)やったら、内乱が起こる”とそれだけは大反対とか。統治機構を一人勝ちさせるために叛乱の可能性を断つという理屈だそうだ。
U$A国家実効支配地域から来た活動家からも、現地の活動家からも聞いたことがあるが、ベトナム戦時に徴兵を行ったU$A国家は、現地で秘かに将官をジャングルでリンチしたり殺害する自らの役割を遂行した”米兵”たちに恐怖することになったという。
旧軍にも”愚連隊”は存在したそうだしな。
それを知っていたからこそ、奴らは徴兵なんかやめておけというのだろう。
その血族は、徴兵なんかするくらいなら、丈夫で能力の高い戦闘ロボット即応集団を整備せよと真顔で言っていたくらいの刀狩り断固支持の人物。一応参考までに。
本当に自民党とその支持者は嘘つきばかりですね
従軍慰安婦問題では、朝日新聞の報道に「日本国民は傷つけられた」と言い、従軍慰安婦はなかったという立場をとりながら、「韓国との合意」で10億円を支出。
アメリカの「核先制不使用」に反対しながら、「核の廃絶」を言う。
「消費税の8%への増税分は全て社会保障の充実に充てる」と言って、増税を庶民に押し付け、実際は「3割も充てていない」と暴かれている。
安保法制の説明の支離滅裂は、皆さんご承知の通り。
「朝鮮半島からのミサイルは10分で日本に着弾する。」と説明し、ミサイルが発射されたらなすすべがないという事実に、まるで対応できるかのようにふるまい、無力の「ミサイル防衛システム」に巨費を投入。
福島の原発事故で、放射能が垂れ流されている事実を隠し、「帰還」を強要している。
すべて、御用マスコミが事実を報道しないのが原因。
満州での私的利権を護るために戦争を遂行した岸信介をはじめとする戦争犯罪者たちが垂れ流した「大本営発表」と同じことがが繰り返されていることが原因。
もっと、事実を見、嘘・矛盾に気付ける力を持たなくてはいけません。
http://matome.naver.jp/odai/2137415362558069301
マイナンバーの危険性!「徴兵制度の復活」「預金封鎖の準備」で個人の権利・自由の制限!プライバシー侵害
http://matome.naver.jp/odai/2141457032540346901