伊藤詩織さん、控訴審でも全面勝訴で山口氏に賠償命令!東京高裁判決「(被告山口氏の主張は)事実経過と明らかに乖離し信用できない」「(伊藤さんが)意識を失っているなかで(山口氏が)同意なく性行為を始めた」

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酩酊状態の被害者に対してのいわゆる準強姦行為。
望まない性行為で精神的苦痛を受けたとして、ジャーナリストの伊藤詩織氏が元TBS記者の山口敬之氏に約1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が2022年1月25日、東京高裁でありました。
この日の高裁判決によると、伊藤氏は2015年4月、就職相談で都内のすし店で酒を飲みながら山口氏と会食しました。その後、伊藤氏は山口氏から近くのホテルで性被害を受けました。
判決は
(1)伊藤氏と山口氏が性行為が想定される親密な関係ではなかった
(2)伊藤氏が性行為直後に友人や警察などに性被害を相談した
――と指摘して、一審に続き、伊藤氏の主張について
「事実の経緯として合理的かつ自然に説明することができる」
と判断しました。
他方で、東京高裁は伊藤氏には当時意識があり
「性行為には合意があった」
と主張した山口氏の主張については、
「事実経過と明らかに乖離し信用できない」
と認定しました。
そして、ホテルに着いた時点で伊藤氏は飲酒による強度の酩酊状況だったと認め、山口氏が伊藤氏の
「意識を失っているなかで同意なく性行為を始めた」
と結論付けました。
東京高裁は
「山口氏が同意なく性行為に及んだ」
と述べて、一審・東京地裁判決を追認した。賠償額は、治療関係費としての約2万円を加えた約332万円の支払いを山口氏に命じたので、準強姦の事実関係については、伊藤氏の全面勝訴と言えるでしょう。
伊藤氏は判決後の会見で、
「同意がなかったと認められたのは大きい。裁判を通じて、性被害をめぐる社会や法律がどう変わっていくべきか光をあてたかった」
と語っています。
この山口氏は安倍元首相の礼賛本を書いてきたアベトモの一人で、伊藤さんへの事件では逮捕状が出ていたのに、同じくアベトモ・スガトモの中村格警視庁刑事部長(現在、警察庁長官!)が逮捕状の執行を辞めさせた疑惑も問題になっています。
先月には、この一件をマンガにして揶揄したはすみとしこ氏が
「枕営業大失敗!!」
などの文字を載せた画像に
「顔にこだわった!顔に!!まぁ、だいたいこんな感じじゃね?と理解w」
とセカンドレイプをした事件についても、名誉毀損による慰謝料請求が認められています。
正義は勝つ、を地で行く決着になってよかったです。
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杉田水脈議員は右翼で卑怯者かつ間抜けなのではない。卑怯者でお間抜けだから右翼になったのだ。そして、杉田議員を辞職させない自民党はセカンドレイプに加担している。
他方で、山口氏が1億3千万円の損害賠償を伊藤氏に求めた訴訟で、この日の高裁判決は、伊藤氏が著書などで
「(山口氏が)デートレイプドラッグを使った」
と表現した部分について、「真実と信じる相当の理由もない」として名誉毀損やプライバシー侵害にあたると認定し、
「山口氏が計画的に性的加害行為を行ったと受け取れる内容で社会的評価を低下させた」
とも説明し、名誉毀損にあたらないとした一審判決を取り消しました。
山口氏がアルコールだけでなく薬物を使ったかどうかということは後になっては立証のしようがないので、これはいたしかたのないところでしょう。
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ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が、性的暴行を受けたとして元TBS記者の山口敬之氏(55)に約1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(中山孝雄裁判長)は25日、1審・東京地裁判決(2019年12月)に続き「性行為に同意はなかった」と認定し、1審とほぼ同額の約332万円の賠償を命じた。
一方、伊藤さんの著書などで虚偽の性被害を申告されて名誉を傷つけられたとして1億3000万円の賠償を求めた山口氏の反訴を一部認め、伊藤さんに55万円の支払いを命じた。1審は山口氏の請求を棄却していた。
判決によると、伊藤さんは15年4月、山口氏と飲食後に深酔い状態となり、自力でタクシーから降車できず2人でホテルに入った。山口氏は意識を失った伊藤さんと性行為をし、伊藤さんはその後、病院に駆け込み警察に相談した。<picture></picture>
判決は、伊藤さんと山口氏の間に性行為をするような親密な関係は認められず、伊藤さんが警察や友人らに性被害を繰り返し訴えていることなどから、「同意がなかったとする伊藤さんの説明は信用できる」とした。一方、伊藤さんが「山口氏から薬(デートレイプドラッグ)を飲まされた」と週刊誌で訴えた点については「薬を飲ませたと認める的確な証拠はない」とし、山口氏のプライバシーを侵害したと認定した。
判決後に記者会見した伊藤さんは「不同意だったことが認められたことは大きい」と話した。山口氏は「全く納得できない判決だ。上告する」と語った。
東京地検は16年7月、準強姦(ごうかん)容疑で書類送検された山口氏を容疑不十分で不起訴処分とした。検察審査会も17年9月に不起訴相当と議決し、捜査は終結している。【遠山和宏】
元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏(55)から性的被害を受けたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が山口氏に約1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、東京高裁であった。中山孝雄裁判長は1審・東京地裁判決に続き、伊藤さんが性的被害を受けたと認定し、山口氏に治療費を上乗せした計約332万円を支払うよう命じた。

判決によると、伊藤さんは2015年4月、知人の山口氏と東京都内で飲食した後、山口氏が宿泊していたホテルで、山口氏から性的被害を受けた。高裁は、2人の関係が親密ではなく、伊藤さんが直後から医師や警察などに被害を訴えていたことを踏まえ、伊藤さんの訴えは信用できると判断。「合意の上だった」とする山口氏の主張を退けた。
判決後、伊藤さんは都内で記者会見し「判決をきっかけに、同意のない性行為が許されない社会に変わってほしい」と強調。一方、山口氏は「名誉毀損を認めたことは高く評価するが、全体としては大いに不満がある」と述べた。

伊藤詩織さん「声をあげたら必ずどこかに届く」被害公表からの日々を振り返る
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして、慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(中山孝雄裁判長)は1月25日、330万円の賠償を命じた1審・東京地裁判決を変更し、賠償金を約332万円に増額する判決を言い渡した。
判決後、都内で記者会見した伊藤さんは「この民事裁判で(性行為の)同意がなかったことが認められたことはとても大きいのではないかと思います。伊藤詩織ではなく、これが自分の近い人に起きたらどうなるんだろう、ということを少しでも想像していただきたかった」と話した。
代理人の西廣陽子弁護士は「真っ当な常識に従った、よく検討された説得力のある判決だ」と評価した。
●「声をあげたら必ずどこかに届く」
2017年5月に記者会見を開き、性被害の事実を公表した伊藤さん。被害を公にしたことについて「後悔はありません」と振り返った。
「当時は性被害について語る風潮が珍しいとされていたかもしれませんが、2017年の10月に#metooの動きが始まり、それにより報道の流れも変わったと、身をもって変化を感じていました」
ただ、被害を公表した伊藤さんへの誹謗中傷も相次いだ。「個人の人生の中での影響は想像を絶する以上に大きかった。(高裁で)負けてしまったら本当に日本に住めなくなってしまうのではないか、という恐怖もあった」と語る。
伊藤さんは「個人として言えるのは、声をあげたら必ずどこかに届くということ。こうしたケースがあるということを頭の隅に覚えていただいて、同じようなことが起きないように、毎日行動していただけたらなと思う」と呼びかけた。
一方、伊藤さんがおこなった記者会見などについて、山口さんは名誉毀損だとして慰謝料など1億3000万円と謝罪広告を求めて反訴していたが、東京高裁は、デートレイプドラッグに関する言及が名誉毀損とプライバシー侵害にあたるとして、慰謝料など55万円の支払いを伊藤さんに命じた。
当時、デートレイプドラッグについて「『それ何?』という反応が多くあった」(伊藤さん)という。その後、次第にレイプドラッグの被害実態が知られるようになり、警察庁は2019年、性犯罪に使用される薬物による影響などについて通達を出している。
伊藤さんは「(通達が出されたことは)大きな前進だった。個人的な感覚で意見を述べたことはそれまでですが、レイプドラッグの被害が実際にあることを広く知らしめられたことについては、自分の中では大きな一歩だったと感じています」と話した。
現在、法制審議会で性犯罪に関する刑法についての議論がされている。その中で、性的行為に対する同意についての議論もおこなわれる予定だ。伊藤さんは「不同意性交が犯罪であるという項目が議論され、私の身に起こったことが、法律でさばかれる世の中がやってくると信じています」と願った。
●高裁判決の要旨
控訴審は、一審と同様、性行為の同意があったかどうかなどの事実関係が主な争点だった。
中山裁判長は、伊藤さんが、記憶を取り戻したあとの事象について、ほぼ一貫して性的被害を受けたことを具体的に供述していること、伊藤さんと山口さんの間にはそれまで性的行為をおこなうことが想定されるような親密な関係は認められないこと、伊藤さんが行為直後から、友人や医師、警察に対して、性的被害を受けたことを繰り返し訴えていることについて、「事実の経緯として合理的かつ自然に説明することができる」などと指摘した。
一方、山口さんの「伊藤さんが性行為に誘う挙動をした」といった供述については、それまで性的行為を行うことが想定されるような親密な関係が会ったことは認められないこと、伊藤さんが直後から性的被害を受けたことを繰り返し訴え公表していることなどの事実経過と「明らかに乖離する」と指摘。
ホテルに入る時点では、飲酒により強度の酩酊状況に会った伊藤さんが、わずか2時間半程度で、その真意に基づき山口さんを性行為に誘う挙動に至ることができたのかについて「素朴な疑問を解消することができない」とし、「供述を信用することはできない」と述べた。
伊藤さんの供述に基づき、同意がないのに性行為に及んだと結論づけ、治療関係費2万8300円と慰謝料300万円(弁護士費用30万円)を認めた。
●山口さんの反訴についての判断
次に、伊藤さんの性被害公表行為が山口さんに対する名誉毀損やプライバシー侵害として不法行為となるかについて、検討した。
中山裁判長は、デートレイプドラッグの使用に関する公表行為をのぞくものについては、いずれも山口さんの社会的評価を低下させ、プライバシーを明かすものではあるが、「公共の利害に関する事実で、その目的がもっぱら公益を図ることにある」「事実を公表されない法的利益が公表する理由に優越しない」と認定。不法行為は成立しないとした。
伊藤さんの「私は薬(デートレイプドラッグ)を入れられたんだと思っています」「デートレイプドラッグを入れられた場合に起きる記憶障害や吐き気の症状は、自分の身に起きたことと、驚くほど一致していた」といったデートレイプドラッグに関する記述について、山口さんが性的行為前に、デートレイプドラッグを飲ませたとの事実を認めるに足りる的確な証拠はなく、真実であるとは認められない上、いかなる具体的な根拠をもって真実だと信じるに至ったかが明らかではないとして真実相当性もないとし、名誉毀損が成立するとした。
また、「私は薬(デートレイプドラッグ)を入れられたんだと思っています」という内容は、山口さんが伊藤さんを意識不明に陥らせるためにデートレイプドラッグを使用したと主張されていることであると認められ、プライバシーに当たると認定。
公表するにあたっては「相応に慎重な検討が求められていた」とし、山口さんが同意なく性行為をおこなったことが真実であるため、デートレイプドラッグを用いたとの真実でない事実を主張していることが明らかにされると、計画的に性的加害行為に及んだと受け取られるなど、より大きい不利益を被るおそれがあるとし、プライバシー侵害が成立するとした。
その上で、デートレイプドラッグの使用は、加害行為の手段・方法という事実関係の一部にとどまり、その点が公表されたことにより山口さんの社会的評価が低下した程度は「性的加害行為が公表されたことにより山口さんの社会的評価が大きく低下した程度に比較して、大きいとは認められない」とし、慰謝料50万円(弁護士費用5万円)が相当とした。謝罪広告掲載は認めなかった。
2021/12/21(火) 12:39配信 週刊金曜日
ツイッターへの悪質な書き込みやイラスト投稿で名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、漫画家のはすみとしこさんと医師、別の漫画家の3人に計770万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が11月30日、東京地裁であり、小田正二裁判長は、はすみさんに88万円、はすみさんのツイートをリツイートした漫画家と医師の男性にそれぞれ11万円の支払いを命じた。
訴訟の対象となったのは、はすみさんが2017年6月から2019年12月までに発信したツイートのうち5件。伊藤さんを思わせる女性のイラストに「枕営業大失敗!!」などの文字を載せた画像に「顔にこだわった!顔に!!まぁ、だいたいこんな感じじゃね?と理解w」とコメントをつけたものなどだ。
伊藤さん側は、伊藤さんが元TBS記者の山口敬之さんから性的暴行があったと告発したことについて虚偽の内容であると示唆するもので、伊藤さんの社会的評価を著しく低下させたなどと主張。損害賠償のほか、ツイートの削除と謝罪広告の掲載を求めた。
はすみさん側は、ツイートは論評であるなどと主張。ツイートに添付された画像計6点のうちの1点については、ディズニーアニメのキャラクターをモデルにしたもので伊藤さんではなく、残り5点についても「伊藤さんと同定できない」と主張していた。
判決は、はすみさんのツイートは論評にはあたらず、画像については「原告と同定することが容易に可能であるというべきだ」と認定。5件のツイートのうち4件について伊藤さんの社会的評価を低下させ、「社会通念上許容される限度を超えた侮辱行為」と認めた。
一方で、伊藤さんがラジオやテレビに出演し、自身の意見を広く発信できることや、はすみさんのツイッターのアカウントがすでに凍結されて閲覧できない状態になっていることなどを考慮し、謝罪広告の掲載は認めなかった。
【リツイートにも責任】
男性2人は、いずれもはすみさんの画像付きツイートをリツイートしたが、イラストが伊藤さんだと認識していなかったなどと主張。
しかし、判決は、イラストが伊藤さんだと認識していなかったという主張は採用できないとしたうえで、男性らのリツイートは、はすみさんのツイートに「賛同する意思を示して行う表現行為と解するのが相当」「その内容について責任を負うべきである」などと述べ、不法行為責任を認めた。
判決後の記者会見で、伊藤さんの代理人の山口元一弁護士は賠償額について「各ツイートについてそれぞれ100万円を請求したが、裁判所は全体として一つと考えたうえでの認定だった」と説明。「日本の名誉毀損裁判全般に関わるのでこの件だけ言っても始まらないが、もうちょっと多くてもいいんじゃないかと個人的には思う」と話した。
伊藤さんは「(リツイートは)メガフォンで叫んでいるような行為。ポスターだったら剥がしてすむけれど、ネットではそれができない。発信する一人ひとりの人に、責任と認識を持っていただきたい」と話した。また、ネットでの誹謗中傷があるために現在SNSやメールを使うことができず、アシスタントが対応している状況を説明。「コミュニケーションを仕事とする者にとっては本当につらい状態」「私の表現の自由が奪われてしまっている。表現の自由は誰の自由を守っているのかということを一緒に考えてほしい」と語った。
はすみさんは、インスタグラムで「まずは私の巻き添えに遭ってしまったA、B氏にとても申し訳なく思っています。判決に関するコメントは、判決文全てを読んでいないのでできませんが、判決を重く受け止めたいと思います。今後の色々はどうするかは考え中です」とコメントした。医師の男性は判決後も、判決を否定的に言及するツイートのリツイートを繰り返している。
(小川たまか・ライター、2021年12月10日号)
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伊藤詩織さんの問題はまだ道半ば。これは今後も注目したい記事で、とりあえず、 あたりまえだー!と叫びたい。
そして、今日のきっこさんのブログが凄かった。
紹介します。私は自分が大事だから敵をも利用する事がある。しかし、このやり方は許せない。
日本のネットは腐っていたようだ。
ほとんどネット工作。
今日のきっこさん。日本のネット監視が海外から問題視されている。
これ、本当に政権交代起きるかもしれない。現政権に雷落ちるかもしれない。これもネットの力なのかもしれないけど?
今日のきっこさん
https://mobile.twitter.com/kikko_no_blog/status/1486299465262645253?cxt=HHwWioCqjaXfsqApAAAA
日本のネット監視が共産国より酷い?
これからも真実を書き続けてくださいね。応援しています。