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ロシアのプーチン大統領がロシア軍に命じてウクライナ侵攻を開始した2022年2月24日。
ロシア各地で、隣国ウクライナへのロシア軍の侵攻に反対する集会や抗議活動が行われました。
全国各地で行われた集会は、誰からともなく広がったSNSの呼びかけで始まり、モスクワでは、市中心部の広場に午後7時に集まろうと呼びかける投稿が拡散したため、当局が広場を封鎖。
それでも、時間になると広場の周辺には1000人以上とみられる市民が集まり、「戦争反対」と声を上げました。
プーチン大統領に反対する野党政治家は毒を盛られ、ジャーナリストが何十人も殺されてきたロシアで声を上げることがいかに困難か。
モスクワの人権団体OVDインフォによると、この日だけで全国50都市以上で1700人以上が当局に拘束されたということです。
しかし、ロシア人にも、言語や文化が極めて近い「兄弟国」のウクライナとの戦争に拒否感を示す国民は少なくなく、その後も抗議行動がさらに拡大しています。
侵略されているウクライナの方たちだけではなく、ロシアの戦争に反対するロシア人の方々にも心から連帯の挨拶をしたいと思います。
さらに、国際社会も黙ってはいません。
国連安保理では2月25日、ロシアが拒否権を使ってウクライナ侵攻非難の決議案を通せませんでした。
しかし、これを織り込み済みだった安保理では、緊急特別会合の開催を要請するための採決がなされ、採決でロシアは再び反対しましたが、手続き事項のために拒否権は使えず、27日に11カ国の賛成で可決されました。
28日から数日かけて各国が意見を述べた上で、最終的にロシアを非難する趣旨の決議案が採択される見通しです。
この国連総会緊急特別会合は、安保理が意見を一致させられず、その責務である国際の平和と安全の維持が困難になった際に開かれます。
開催には、安保理か、国連加盟国の半数の要請が必要です。
この制度は1950年、朝鮮戦争をめぐってソ連が拒否権を行使したことを受けてつくられ、その国連総会決議は「平和のための結集決議」と呼ばれているのです。
安保理の要請で緊急特別会合が開かれるのは、イスラエルによるゴラン高原の併合が議題となった1982年以来、40年ぶりのこと。
こうした各国の行動も世界の市民の戦争反対の声に後押しされているのです。
ジョージア(旧グルジアの市民たち)。
しかし、こんなロシア人を含めた世界の市民の反戦の熱い思いを理解せず、たぶん国連総会の緊急特別会合などと言う手続きも知らなかったであろう、日本「有数」のコメンテーター橋下徹氏。
本日先ほど書いた
【戦争パニックおじさん】橋下徹氏がウクライナ危機に際してまた支離滅裂。「市民がロシア抗議の集会をしても無駄」「ウクライナを応援する人は外国人部隊に行け」「ロシアに集団的自衛権を行使すると宣言」。
で触れたように、ロシア軍の侵攻に反対する世界の市民の行動は全く無駄だと言い切り、国際社会は侵略者ロシアと妥協するしかないと言い募ります。
日本国内でウクライナの国旗を掲げて集まってもクソの役にも立たない。ウクライナとともにあると威勢よく言っていた国会議員は直ちにウクライナに行って戦え。それが本当に日本人を守るのか口だけなのかのリトマス試験紙。おそらく日本の国会議員のほとんどは行かないだろう。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) February 27, 2022
俺はウクライナに行く勇気はない。だからロシアに譲歩することになろうがNATOの指導者に政治的妥結を求める。もちろん今後のロシアの暴挙には国連憲章51条の集団的自衛権の行使が前提。ウクライナを支援する日本政府はウクライナに行く日本人の渡航費用を予算化せよ。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) February 27, 2022
もともと、橋下氏は国際世論の力だの、市民の声の影響力なんて信じていません。
選挙は白紙委任で選挙後は有権者の声を聞かなくていいという意見ですし、今の政治に必要なのは独裁だと言い切ったこともあります。
だから、橋下氏はヒットラー、維新はナチスと言われるんですよ。
【橋下維新の会とハシズムの歴史を振り返る 完結編】身内には超甘いのに、他人に対しては身を切る改革=自由と人権を侵害。橋下徹氏が大好きなのは市民に対する「強制」「制裁」そして「独裁」だ。
そんな中、橋下氏がホストを務めるフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に安倍元首相がゲストとして出演。
アベトモの橋下氏はロシアに3000億円もの経済協力を申し出るなどプーチン大統領と27回も首脳会談をしてきた安倍氏に、どうしてプーチン大統領に融和的な言動しかしなかったのか、などと責めるはずもありません。
1960年の日米安保条約改定反対運動で祖父の岸信介元首相の首を取られた安倍氏も、市民の力、世論の声に耳を貸すことが嫌いなことでは人後に落ちません。
そんな安倍氏と橋下氏は、日本の軍拡と核武装で意気投合。
安倍氏は
「『敵基地攻撃能力』という言葉にこだわらない方がいい。軍事中枢を狙っていく。軍事をつかさどるインフラを破壊していく。基地である必要は全然ない」
と日本が敵国を攻めて戦争をできる能力を持てと言い出したり、核武装を勧めて
「核の問題は、NATOでも例えば、ドイツ、ベルギー、オランダ、イタリアは核シェアリング(核共有)をしている。自国に米国の核を置き、それを(航空機で)落としに行くのはそれぞれの国だ。これは、恐らく多くの日本の国民の皆さんも御存じないだろう。日本はもちろんNPTの締約国で、非核三原則があるが、世界はどのように安全が守られているか、という現実について議論していくことをタブー視してはならない。」
などと妄言を吐きまくりです。
日本の基地にアメリカの核兵器を置いて、それを日本の航空自衛隊が相手国に落としに行くんですか?
狂気の沙汰の発想です。
良く言うよ!
安倍晋三首相がプーチン大統領に捧げた失笑ポエム「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている」「ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆けて、駆け抜けようではありませんか」(爆)
橋下氏も調子に乗って
「ウクライナ情勢を見てつくづく思ったのは、自分たちの国を守る力が絶対に必要だということ。ウクライナは今それで本当に苦労している。 」
「日本でもこれから核シェアリングの議論をしていくべきだ。NATO加盟国(の一部)は現実に核シェアリングをしており、ロシアは簡単には手を出せない。核は絶対使ってはいけないが、議論は必要だ。」
等と放言しまくりです。
ほんと、安倍氏と橋下氏こそ、日本にいらない。こんな人たちに負けるわけにはいきません。
安倍氏も橋下氏も本質的にプーチン大統領と同じ側の人間、市民を抑圧する側の人間なんです。
歴史を動かすのは権力者ではなく民衆です。
市民の力を知らず、信じもしない独裁志向の安倍氏や橋下氏が真の意味でこの世界に起きていることを知ることは永遠にないのです。
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「核共有の議論必要」で安倍氏と橋下氏が一致
「核共有」は、米国の核兵器を非核保有国が自国領土内に配備して運用する協定。
安倍氏はドイツ、ベルギー、オランダ、イタリアを例に挙げ「世界はどのように安全が守られているかという現実の議論をタブー視してはならない。日本の国民の命、国をどうすれば守れるか、さまざまな選択肢を視野に入れて議論するべきだ」と述べました。同時に「日本は核拡散防止条約(NPT)締約国で非核三原則もある。被爆国として核廃絶の目標に向かって進んでいくことは大切」とも強調した。
番組レギュラーコメンテーターの橋下徹氏(元大阪府知事・元大阪市長・弁護士)は「核は絶対に使ってはいけないが、核共有の議論は絶対に必要だ」と同調した。非核三原則については「持ち込ませず」の部分を見直すよう求め、今夏の参議院選挙の争点にすべきだと主張した。
一方、安倍氏は、27回に及ぶ日露首脳会談の中で、プーチン氏がNATOの東方拡大に強い不満を漏らしていたことを明らかにした。安倍氏は「(NATOへの)不信感の中で、領土的野心ではなく、ロシアの防衛、安全の確保の観点から行動を起こしているのだろう」と、プーチン氏のウクライナ侵攻決断の背景を分析した。
安倍氏は、保有の議論が進む「敵基地攻撃能力」について、「『敵基地攻撃能力』という言葉にこだわらない方がいい。軍事中枢を狙っていく。軍事をつかさどるインフラを破壊していく。基地である必要は全然ない」と指摘した。弾道ミサイル発射基地に限らず、敵の指揮統制システムの施設などに精密誘導爆弾によるピンポイントで反撃する能力を念頭に置いているとみられる。
以下、番組での主なやりとり。
安倍晋三元首相:
いま命の危険にさらされているウクライナ国民、祖国を守るため、家族を守るため、また、私たちと共有する自由、民主主義、普遍的価値を守るために戦っているウクライナ国民に連帯を表明したい。
松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):
プーチン大統領がこれまでの日露首脳会談でNATOの東方拡大への不満を漏らしたことはあったか。
安倍元首相:
(プーチン氏は)基本的な不信感を米国に対して持っている。「NATOを拡大しないはずだったのにどんどん拡大し、ポーランドにはTHAADミサイルまで配備をしているではないか」と。その基本的な不信感の中で、プーチンとしては領土的野心ということではなく、ロシアの防衛、安全の確保という観点から行動を起こしているということだろう。もちろんそれを正当化はしない。彼がどう考えているかを正確に把握する必要はあるだろう。
松山キャスター:
首脳会談の中でプーチン大統領から「NATOが約束を守っていない」というニュアンスの発言があったのか。
安倍元首相:
何度か二人だけの時にそういう発言があった。そういう思いは強いのだろう。彼はある意味『力の信奉者』だ。
松山キャスター:
バイデン米大統領はウクライナ侵攻前早々に米軍がウクライナで軍事行動を起こすことはないと言った。この発言はプーチン大統領にどう伝わったと考えるか。
安倍元首相:
バイデン大統領もさまざまなことを考えて発言したのだと思う。しかし、プーチン大統領のような指導者を相手にする場合、最初から手の内を示すよりも、「選択肢はすべてテーブルの上にある」という姿勢で交渉するのが普通ではないかと考える。
橋下徹氏(番組レギュラーコメンテーター・元大阪府知事・元大阪市長・弁護士):
ウクライナ情勢を見てつくづく思ったのは、自分たちの国を守る力が絶対に必要だということ。ウクライナは今それで本当に苦労している。
安倍さんが言ったように、日本が打撃力・反撃力を持つこと。米国と共同して中距離ミサイルを日本に置くことも考えなければいけない。さらに言えば、日本がいきなり核を保有するのは現実的でないにせよ、非核三原則の「持ち込ませず」は、米国と共同で(見直す)という議論をしていく。自民党はちょっと腰が引けている。この話をすると、一部メディアから思いきりたたかれるから。でも、次の参議院選挙でしっかり争点にしてほしい。日本の防衛はどの方向で行くのかと。核というものを考えていこうという方向でいくのか、いかないのか。選挙で問うてもらいたい。
安倍元首相:
「敵基地攻撃」という言葉にこだわらないほうがいい。彼らの軍事中枢自体を狙っていく。軍事をつかさどるインフラを破壊していく。基地である必要は全然ない。むしろそういう反撃力だ。先制攻撃は国際法違反だからそもそもしない。核の問題は、NATOでも例えば、ドイツ、ベルギー、オランダ、イタリアは核シェアリング(核共有)をしている。自国に米国の核を置き、それを(航空機で)落としに行くのはそれぞれの国だ。これは、恐らく多くの日本の国民の皆さんも御存じないだろう。日本はもちろんNPTの締約国で、非核三原則があるが、世界はどのように安全が守られているか、という現実について議論していくことをタブー視してはならない。
橋下氏:
日本でもこれから核シェアリングの議論をしていくべきだ。NATO加盟国(の一部)は現実に核シェアリングをしており、ロシアは簡単には手を出せない。核は絶対使ってはいけないが、議論は必要だ。
安倍元首相:
かつてウクライナは世界第3位の核保有国だった。「ブダペスト覚書」で核を放棄する代わりにロシア、米国、英国が安全を保障することになっていた。国境や独立が守られるはずだったが、残念ながらそれは反故にされてしまった。もしあのとき一部戦術核を残して、彼らが活用できるようになっていれば、どうだったかという議論が今行われている。そういう意味で冷静な議論を行う。ただ、核被爆国として核を廃絶する目標は掲げなければいけないし、その目標に向かって進んでいくことは大切だ。この(ウクライナの)現実に、日本国民の命、日本国をどうすれば守れるかについては、さまざまな選択肢をしっかりと視野に入れて議論するべきだ。
橋下氏:
日本も核シェアリングの議論は絶対に必要だ。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で市民を含め多くの死傷者が出る中、東京 渋谷では日本に住むウクライナやロシアの人たちなどが参加する抗議集会が開かれ、「戦争反対」などと声をあげました。
27日東京のJR渋谷駅前で行われた抗議集会には、SNSでの呼びかけなどに応じた日本に住むウクライナやロシアの人たちなどが参加しました。
![](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220227/K10013504241_2202271815_2202271846_01_03.jpg)
参加したウクライナ人の女性は「3日前までは想像もしていなかった状況で、ウクライナにいる家族や友人はみんな不安に感じています。日本の人たちも、戦争を止めるためにできることをしてほしいです」と訴えていました。
また、ロシアで生まれ育ち日本国籍を取得した男性は「自分の生まれた国が起こした痛みや苦しみを許すことはできません」と話していました。
集会には多くの日本人も参加し、夫や子どもと参加した42歳の女性は「小さな子どもがいる現地の人たちは、どれだけ不安な思いをしているのだろうと考えてしまいます。一刻も早く平和になることを世界中の人たちが願っていると発信し続けることが大事だと思います」と話していました。
軍がウクライナに侵攻するロシアでは各地で「戦争反対」を訴える抗議活動が続いている。当局による強硬な取り締まりによりデモは大規模化していないが、インターネット上で反戦を求める呼びかけには90万人以上が賛同。米欧などによる経済制裁の動きは市民生活にも影響を及ぼしており、戦争が長期化すれば、えん戦気分も広がりかねない。
2015年に暗殺されたプーチン大統領の政敵ネムツォフ元第1副首相の命日を迎えた27日、殺害現場となったモスクワ中心部の橋の上は冥福を祈る人々で埋め尽くされた。ウクライナへの連帯を示すため、同国の国旗と同じ水色と黄色の花束やリボンを持った人が目立つ。中には「戦争反対」のプラカードを掲げ、周辺で警戒する警官隊に拘束される参加者もいた。
と本文にありますが、今までの暴君とか独裁者などと言われた人の最期、末路を思うに、
独裁者を生かすのは支持者や取り巻きのイエスマンではなく主治医です。
なんて思えるほど、後年、病いに侵され死んで行った暴君独裁者達の例がありますよね。
その病も、自分が無体に扱っていった多くの人々の亡霊に悩まされての精神疾患の例、なんて書くのは書き過ぎでしょうかね。
権力という名の甘い蜜は簡単に心も体も蝕み、人を狂わす。
同じ未来を見て一緒に駆け抜ける友人、その人こそ、ウラジミール(でしたっけ?)なんて感じの間抜け感を出していた日本の無法者の得意技も腹痛のようだし・・・。
今回のプーチンの理屈が通る今の世界ではないことを願いながら、
また、プーチンの浮腫んだように見える顔を見て、ふと思ったことを書かせていただきました。
それにしても、
敵基地攻撃能力とやらは、やられる前にやる、という発想のようですが、NATOにやられる前にウクライナを殺る、という輩が出現するこの世界なので、敵基地にこだわることなく、敵の首脳部さえも叩けるようになろう、
なんていう安倍発言を一緒に未来を駆け抜けようなんて安倍が持ち上げたプーチンが知ったら、
今、まさに、日本が敵攻撃力を持たねばならぬ理由とする権力者の悪例として持ち出された侵略者プーチンはなんて思うでしょうね。
安倍発言の要は、
プーチンのように他国を侵略する権力者が出現しても、夢々、日本を攻撃しようと思うことないよう、自衛隊を軍隊にし、海を超えて先制攻撃ができる日本となれるように憲法改正しようと主張しているわけですからね。
ある時は共に道を歩む親友プーチン、また、ある時は敵の悪例プーチン。
まさに、その時ばかりの口先三寸、目的の為には手段を選ばない嘘吐きの真骨頂だな、とも思え、
そして、だからこそ思うのですが、嘘つきに権力を持たしちゃならんの最悪例が安倍の9年間でしょう。
いや、嘘つき安倍を支え続けた人々も同類同罪かな、ですね。
https://ameblo.jp/gusya-h/entry-12729343178.html
早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」