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先週、安倍元首相が出演して、ホスト役の橋下徹氏に核共有を議論すべきだと言い出したフジテレビの日曜ＰＲＩＭＥ。
今日、２０２２年３月６日は高市早苗自民党政調会長をわざわざ呼んだので、高市氏が非核三原則の見直しについて
「有事のときの『持ち込ませず』については党内で議論したい」
「非核三原則を守るのか、国民の命を守るのか。厳しい状況になったとき、判断は時の政権がし、議論は縛ってはいけないというのが政府のスタンスだ」
と言ったのはもはや驚きません。
安倍元首相に推されて自民党総裁選に出た高市氏は、安倍氏以上の極右ですから。
【ヒトラー騒動異聞】高市自民党政調会長はヒトラー礼賛本に「勝利への鍵は『強い意志』だ」と推薦。麻生自民党副総裁が改憲は「ナチスの手口に学んだらどうかね」。吉村府知事が応援する高須院長「ナチスの偉大さ」
それより、驚いたのは橋下氏の質問とそれに対する高市氏の答え。
まず前提として、プーチン大統領がロシア軍に命じてウクライナへの侵略を開始してからずっとバカみたいな発言を繰り返している橋下氏。
最近は、ウクライナ人の国際政治学者に論破されたのが悔しくて、ずっとウクライナ人４０００万人の避難をあきらめるな、ウクライナ政府とＮＡＴＯはプーチンの要求を呑んで妥協しろばかり言っています。
この番組でも
「高市さん、国際秩序守るっていうのはいいんですよ。でも、それは『ウクライナの犠牲の下に守る』ってことをはっきり言わないと。それをみんなで『ウクライナ頑張れ』って欺まんですよ」
と、ロシアと妥協しないことはウクライナを犠牲にすることだと言い募ります。
橋下徹氏が今度はロシアの協力のもと、４４００万人の人口のウクライナから４０００万人を国外退避させろと言い出した！その根拠は「プーチンが民間人攻撃を否定しているから可能」。もう何千人も死んでるのに！
しかし、ロシアの主張はいずれもウクライナの民族自決権を侵奪するものです。
これを認めてしまうのではロシアの侵略が功を奏したことになり、プーチン大統領は「攻め得」になってしまいます。
だいたい避難回廊を作るはずがロシア軍が攻撃を止めないために延期になってしまっているように、橋下氏がプーチン大統領を信頼しようというのが初めから間違っています。
さてこのようにロシアを倒すか、ウクライナ人が全滅するかだみたいな極端な議論をしている橋下氏が、番組で極右政治家の高市氏にこう聞いたんです。
「総理になれば戦闘員の最高指揮官になるわけです。
ぜひお聞きしたいのは、今、ウクライナは一生懸命戦っていますけども、今のこの状況を見てウクライナの戦闘はどこを目標にして戦うんですか？
ロシアを倒すまでやるのか。ないしは追い払うまでなのか。
僕は、逃がすっていうことの時間稼ぎもあると思うし、ないしは国際社会からの圧力がきいて、それでロシアが打開する、そこまで頑張れって言うのか。
最高指揮官だったら戦闘員に対してどこをゴールにして戦わせますか」
これに対して、高市氏の発言の右翼ぶりには改めてびっくりします。
「私は戦闘員に対しては、これはもう国土、領土、領海、領空、そして国民を守り抜く。これは国家の主権も失われてしまうわけですから、それをしなければ。
これは申し訳ないですけど最後まで戦っていただくことになると思います」
それに対して橋下氏が
「それはロシアを倒すまで。状況を見ても最後の最後まで全員に戦わせる？」
とさらに高市氏に尋ねると
「あらゆる交渉をしますよ。そして国際社会の協力も…日本が本気にならないと、まず国際社会の協力は得られません、今回のように。ＮＡＴＯ以外の国からも（ウクライナへ）武器供与がくる事態は招くことはできませんので。
まず日本が、自分の国を自分で守り抜く本気度を見せるしかないんです」
この二人で対談させると恐ろしい結論になりました。
橋下氏のように侵略されたらすぐに逃げることを考えて、侵略者の要求は吞むしかないというのも極端ですが、高市氏のように
「自分の国を自分で守り抜く本気度を見せるしかない」
から
「最後まで戦っていただくことになる」
と言い出したら、戦前の日本みたいに玉砕じゃないですか。
大日本帝国も旧日本軍がいつまでも戦争を止めないから東京大阪などが大空襲で焼け野原になるわ、沖縄で玉砕するわ、原爆は落とされるわ、非戦闘員の市民が大量に虐殺されたんですから。
高市氏と比べたら橋下氏の方がまともに見えてしまって、もうびっくりです(-_-;)。
美しく、強く、成長する国へ。ー私の「日本経済強靱化計画」ー (WAC BUNKO 352)
維新ぎらい
ロシア軍によるウクライナ侵攻を憲法９条改悪や緊急事態条項創設など改憲の口実にさせるな。むしろ米軍やNATOの軍事的圧力ではプーチン大統領の蛮行を止められなかったことを重視すべきだ。
に書いたように、安倍氏や高市氏はロシアによるウクライナ侵略を軍拡と改憲の好機ととらえています。
このフジテレビの裏番組にあたるＮＨＫの日曜討論では、安倍氏の背後霊と言われる世耕自民党参院幹事長が核共有について議論すべきだと言い、これに反対する岸田政権の意向を全く無視した発言をして維新も同調。
この二大悪党は危険すぎます。
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橋下徹氏、生放送で自民党・高市早苗氏へ「みんなで『ウクライナ頑張れ』って欺まんですよ」
番組では、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を報道。コメンテーターで元大阪府知事の橋下徹氏が打開策として「ウクライナから遠く離れた日本においても祖国防衛なんだ、国際秩序維持のためなんだ、戦う一択なんだっていうようなことで、西側諸国も何となくそういう感じになっている。国際秩序を守るってその通りなんです。プーチンに譲歩するなってその通りなんです。そうであるなら『ウクライナを犠牲にして国際秩序を守るんだ』ってはっきり言わないと。国際社会は『ウクライナ頑張れ、ウクライナと共にある』って言っておきながら、実際にＮＡＴＯは飛行禁止区域を設定しないわけです。これやってしまうとＮＡＴＯとロシアがぶつかってしまうから。僕もこれはできないと思う。ＮＡＴＯとロシアがぶつかってしまったら第三次世界大戦になってしまう。できないんだったらプーチン大統領と話をする。『ちょっと待ってくれ、ウクライナだけを犠牲にするわけにはいかない。お前の言い分はなんなんだ』って聞くぐらいのことからスタートしないと」などと提言した。
この発言を受け高市氏は国際社会のウクライナへの支援について「（米国の）バイデン大統領も経済措置、武器供与も本気になってやっています。ＮＡＴＯ以外の国も武器供与に乗り出しました」などと述べた。さらに日本も防衛装備品の供与を表明した事に触れ「日本にとって異例のことです」と話した。その上で「プーチン大統領とのいろんな交渉は各国首脳がそれぞれにやっています。やってても動かないのが今の現状だと思います」と語った。
この発言に橋下氏は「だけど、高市さん、国際秩序守るっていうのはいいんですよ。でも、それは『ウクライナの犠牲の下に守る』ってことをはっきり言わないと。それをみんなで『ウクライナ頑張れ』って欺まんですよ」と断じ「僕は人の命を助けるために最終的にウソをつくのはありかもわからないけど、人の命を失わせるためのウソは最悪だと思いますけどもね」とコメントしていた。
高市早苗氏、橋下徹氏に「最高指揮官ならどこをゴールにして戦わせる？」と聞かれ「申し訳ないですけど最後まで」
番組では、ロシアのウクライナ侵攻を特集した。その中でコメンテーターで元大阪府知事の橋下徹氏は「高市さんがこれから総理に一番なる可能性が高い人ですから」とした上で「総理になれば戦闘員の最高指揮官になるわけです。ぜひお聞きしたいのは、今、ウクライナは一生懸命戦っていますけども、今のこの状況を見てウクライナの戦闘はどこを目標にして戦うんですか？ ロシアを倒すまでやるのか。ないしは追い払うまでなのか。僕は、（ウクライナ国民を）逃がすっていうことの時間稼ぎもあると思うし、ないしは国際社会からの圧力がきいて、それでロシアが打開する、そこまで頑張れって言うのか。最高指揮官だったら戦闘員に対してどこをゴールにして戦わせますか」と質問した。
これに高市氏は「私は戦闘員に対しては、これはもう国土、領土、領海、領空、そして国民を守り抜く。これは国家の主権も失われてしまうわけですから、それをしなければ。これは申し訳ないですけど最後まで戦っていただくことになると思います」と述べた。
この発言に橋下氏は「それはロシアを倒すまで。状況を見ても最後の最後まで全員に戦わせる？」と尋ねた。これに高市氏は「あらゆる交渉をしますよ。そして国際社会の協力も…日本が本気にならないと、まず国際社会の協力は得られません、今回のように。ＮＡＴＯ以外の国からも（ウクライナへ）武器供与がくる事態は招くことはできませんので。まず日本が、自分の国を自分で守り抜く本気度を見せるしかないんです」と述べた。
高市氏はまた、「非核三原則を守るべしという人の中には、有事になっても、核兵器を搭載した米艦船が日本の領海内を通過してもダメ、領空を飛んでもダメという議論まである。おおかたの皆さんは（日本は）米国の核の傘の下で守られていると言うが、いざとなったら核抑止力が全く機能しないと言っているのと同じことになる」と語った。
2022年03月06日12時06分 時事通信
与野党の参院幹部らは６日のＮＨＫ番組で、米国の核兵器を受け入れ国が共同運用する「ニュークリア・シェアリング（核兵器の共有）」をめぐり議論した。自民党や日本維新の会が議論の必要性を訴えたのに対し、立憲民主、共産両党などは反対した。
自民党の世耕弘成参院幹事長は「政府がやらなくても、自民党を含めていろんな場面で議論する必要がある」と指摘。その上で、「核共有をやれと言っているわけではない。しないのであれば、他にどんな手段で厳しい周辺状況に対応していくかを議論すべきだ」と述べた。維新も同調した。
これに対し、立民の森裕子参院幹事長は「核をこれ以上拡散させない。この議論を立て直すべきだ」と反論。共産、れいわ新選組も反対した。
公明党の西田実仁参院会長は、「非核三原則は堅持すべきだ。核のない世界を目指すのは日本の変わらぬ立場であり続けるべきだ」と述べ、否定的な考えを示した。国民民主党の川合孝典参院国対委員長は「核共有は現実的ではない」と指摘した。
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こういう人が人気コメンテーターだったり、初の女性総理になどと騒がれていたりって暗澹とした気持ちになりますよ。
自分だけは逃げる、助かるって意味ですよね！？
かつて敗戦の際に日本の元首が、国民は全滅するとも自分だけはと命乞いをしたように。
自分だけは安全な所にいる、許してもらうのが大前提のこの女だけは、あと橋本もだけど、総理にしてはならない。
今少しずつ、ウクライナの背後で操っていた米の姿も現れ始めて来ました。このブログさんは弁護士であり、箸下シを正義の刃で切り捨てています。いつも苦しむのは庶民です。今回このブログさんのされたことは、庶民を煽って米側を助け怒りの矛先をロシアだけに向けさせる、知性の欠如した、庶民には有害な橋下シと同じやり方だと思います。残念であると同時に、このブログを喜んで読む人たちが大阪の橋下フアンと重なって見え気の毒に思います。きちんと冷静に書いてあるブログには一件も出会えませんでしたが…。