必ず安倍内閣を総辞職に追い込むその日まで。
まだ紙が発明されていなかった数千年前の古代中国でも、竹簡に記録を残すなど歴代王朝はなんとか公務の歴史を残そうとしていました。
日本だって、稗田阿礼まで綿々と大和朝廷の歴史を口伝えで残してきたから古事記を作ることができたんです。
記録を残さなない、改竄する、廃棄するという安倍政権は数千年前の人類以下ですよ。
FNN(フジテレビ)が政府に情報公開請求していた、政府の専門家会議の速記録が、ほぼ全てが黒塗りでした。
そもそも、正式の議事録を取っていなくて、速記録はありますということだったのがおかしいのですが、その速記録を公開させてみたら、ほぼ黒塗り。
黒塗りが除外されていたのは簡単な挨拶程度だけで、具体的なやり取りの記録は全く確認することが出来ないようになっているんです。
この専門家会議の速記録を黒塗りにした理由について、安倍内閣の新型コロナ担当大臣である西村君は
「自分は公開されない前提で話したという意見をいただいたので、残念ながら公表できないということになった」
などと説明していますが、当然、ネット上の世論は驚きあきれ、猛反発しています。
なんでこんなことになったかと言うと、そもそも安倍政権が議事録を残さないことを前提に会議を開催しているから、専門家もそのつもりで話したなどということになるのです。
しかし、本当に自分の発言を公開してもらったら困ると言った専門家がいるんですかね?むしろ、安倍首相以下閣僚が都合の悪いことを言ったのでは?
だって、政府の専門家会議に呼ばれて受諾したら、自分の発言が社会に公開されるのが普通だと思っているはずです。
台湾・韓国などが新型コロナ対策に成功したのは、SARSの時の教訓を生かしたからだとされています。
しかし日本では、政府内にまたも経験が蓄積されないことになってしまいました。
桜を見る会の招待者名簿廃棄と言い、森友事件での財務省の公文書廃棄と言い、記録を残す重要性が全く分かっていない、いやむしろわかっているからこそ記録を取らない・廃棄するという安倍政権で失われたものがいかに大きいことか。
暗然とならざるを得ません。
【独自】新型コロナ専門家会議の発言録入手 “検証”阻む黒塗りの壁
西村大臣、黒塗り速記録の理由説明 「公表望まない人がいる」
新型コロナ対策を議論していた政府の専門家会議の速記録が、ほぼ黒塗りで開示された問題で、西村経済再生担当相は21日夜、公表は難しいとの認識をあらためて示した。
ほとんどが黒塗りの文書。
これは、政府の政策に大きな影響を与えてきた専門家会議の速記録で、FNNが情報公開請求で入手した。
第2回会議は38ページにのぼるが、開示されたのは、あいさつなど、ごくわずかだった。
BSフジの「プライムニュース」で西村経済再生相は、公表が難しい理由について、発言者の個人攻撃につながりかねないうえ、あらためて確認したところ、出席者に公表を望まない人がいることを挙げた。
西村経済再生相「(出席者の中に)自分は公開されない前提で話したという意見をいただいたので、残念ながら公表できないということになった」
この問題について、公文書の管理にくわしい学者は、「公表の仕方について、政府と出席する専門家の間で、最初にしっかり話し合う必要があった」と指摘している。