あらまほしき謝罪会見ー当然の起訴猶予を喜ぶ

　
　４月２３日にロースクールで授業があったので、思わず、刑法の例に草薙君の事案を出しました。
　
　「公然わいせつ」という罪名の語感を重く見た私は、「SMAP・SMAPももう観れませんねえ。戦後の芸能史に残る事件になってしまいました」
とコメントしたのですが、どうも、おおはずれ。

　釈放された当日の夜にすぐに記者会見をする。すごい勇気と潔さです。だって、前の晩、裸になるほど酔ってるわけでしょ。次の日まで酒は残りますよ。それでも釈放のその日に公開記者会見するなんて。。。驚きました。

　恥ずかしいことにはできるだけふれたくない。嫌なことは後にまわしたい。そんな私のような凡人と、芸能史に燦然と輝くグループのメンバーは、性根のところから、違ってるんだなあと感心しました。

　もちろん、ジャニーズの危機管理の見事さも称えるべきでしょうが、草薙剛という芸名に恥じない、ほんとに素晴らしい対処を見せてくれました。

　そういう勇気ある記者会見なので、彼の語る言葉も全て真実だと思えます。

　ほんとうに勉強になりました。

　自分の政治献金の説明もできない政治家や、偽装を繰り返す種々業界のトップに爪の垢を煎じて飲ませたいけど、飲まなきゃいけない人が多すぎて、草薙君の爪ではとても足りなさそう。

　嵐などを見ても思うのですが、「ジャニーズは顔ではなく性格でスカウトする」というウワサは本当だという気がしてきました。