古殿地の前をとおり、御正宮に向かいます。
一番外側の御垣<みかき>である板垣が御正宮をぐるりと囲んでいます。
板垣の柱には、榊<さかき>が掛けられています。
神社では、榊がたくさん使われています。
鳥居や御垣の柱に掛けたり、修祓<しゅばつ>(=お祓い)をするときに用いたりします。
また、玉串<たまぐし>という神様にお供えする木の枝も榊です。
「榊」という漢字は日本で作られた漢字、「国字」です。
木へんに神と書いて字のごとく、神の木、すなわち神事に使われる木ということでしょう。
榊が持つ意味には、2つの説があるといわれています。
1 栄木<さかき>説
榊は、季節に関係なく一年中、緑の葉を茂らせています。
紅葉や落葉がなく、常に青々としたその葉は、いつみても生命力があふれています。
その葉の様子から、「栄える」という言葉と結びつけて考えられました。
常に栄えている木だから「栄木<さかき>」と呼ばれるようになったという説です。
2 境木<さかき>説
古来より神社では、外から邪霊等の悪いものが入ってこないよう、神域の境界に常緑樹(一年中葉が青い樹木)を植えていました。
境に植えられた木なので「境木<さかき>」と呼ばれるようになったという説です。
ちなみに、「栄木」も「境木」も、もともとは特定の木ではなく、様々な常緑の木(サカキ、ヒサカキ、クスノキなど)の総称だったようです。
しかし、時代がくだり、現在のサカキの木を指すようになったそうです。
一番外側の御垣<みかき>である板垣が御正宮をぐるりと囲んでいます。
板垣の柱には、榊<さかき>が掛けられています。
神社では、榊がたくさん使われています。
鳥居や御垣の柱に掛けたり、修祓<しゅばつ>(=お祓い)をするときに用いたりします。
また、玉串<たまぐし>という神様にお供えする木の枝も榊です。
「榊」という漢字は日本で作られた漢字、「国字」です。
木へんに神と書いて字のごとく、神の木、すなわち神事に使われる木ということでしょう。
榊が持つ意味には、2つの説があるといわれています。
1 栄木<さかき>説
榊は、季節に関係なく一年中、緑の葉を茂らせています。
紅葉や落葉がなく、常に青々としたその葉は、いつみても生命力があふれています。
その葉の様子から、「栄える」という言葉と結びつけて考えられました。
常に栄えている木だから「栄木<さかき>」と呼ばれるようになったという説です。
2 境木<さかき>説
古来より神社では、外から邪霊等の悪いものが入ってこないよう、神域の境界に常緑樹(一年中葉が青い樹木)を植えていました。
境に植えられた木なので「境木<さかき>」と呼ばれるようになったという説です。
ちなみに、「栄木」も「境木」も、もともとは特定の木ではなく、様々な常緑の木(サカキ、ヒサカキ、クスノキなど)の総称だったようです。
しかし、時代がくだり、現在のサカキの木を指すようになったそうです。