かな入力 タッチタイプ
習得段階
タッチタイピングの習得は大きく二つの段階に分けられる。
1. 初期 - キー配列の記憶と指の動きの習得
2. 後期 - 打鍵の無意識化
「初期」の段階でもタッチタイピングと言って誤りではないが、速度が遅く疲労も激しいので、タッチタイピングの利点が享受できるのは後期の段階まで習得が進んでからである。打鍵の無意識化とは、入力すべき文字に対応するキーの位置や指の役割分担を思い浮かべることなく、即座に指が動くようになることである。また、頻出語や語尾は一連の指の動きとして塊として記憶されるようになる。
後記の段階では、例えばローマ字入力では、「た」の文字をTとAに分解し、指の役割分担を意識するということはなくなる。これは英字入力においても同様で、頻出する単語や慣用句については指がその流れを覚えるようになる。英字入力とかな入力はタッチタイピングができるが「ローマ字入力はローマ字の綴りを意識しないとできない」という人は、打鍵の無意識化がうまくできていない可能性が高い。 ローマ字入力で、タッチタイピングが出来ると、綴りが分からなくなる事がある。