電脳差分方程式

ひらがなおぼえたての子供が目にする文字をかたっぱしから読んでみる、みたいなblogになってしまいました

World Trade Center 世界貿易センター

2005年05月22日 | English

WTC跡地編その7

区画の端にある屋根の下から、階段で地下1階へと降りてみました。駅そのものは、地下1階からさらにエスカレータで降りた先にあります。

地下1階では金網越しに、グラウンド・ゼロ(Ground Zero)の現場を見ることができます(写真上)。もちろん今では瓦礫等が撤去されていて、通常の深く掘り下げられた建築工事現場といった感じでした。この掘り下げられた空間はバスタブ(Bathtub)と呼ばれているそうです。

地下1階は、すごく広々としています(写真下)。



World Trade Center
世界貿易センター

Elevator to Street
街頭へのエレベータ



テロ事件以後、何回も耳にした World Trade Center という言葉ですが、World-(T)rade-Cener という感じで "T" や "t" の音がよく聞こえません。特に Center は、"t" が消えてしまっているように聞こえます(発音されます)。俗に「"n" に飲み込まれる "t"」などと表現するようですが、鼻音化という現象だと思います。

以前、ジョージア州(Georgia)のアトランタ(Atlanta)でマルタ・トレイン(MARTA Train)の南北線(North-South Line)に乗ったことがあります。この南北線には Lindbergh Center, Arts Center, Civic Center, Peachtree Center といった Center のつく駅があるのですが、車掌の駅名のアナウンスを何回も聞かされて、そのとき初めて私は Center の "t" が "n" に飲み込まれるということを実感しました。あたり前の話ですが、日常の会話では英単語が発音記号通りに毎回同じように発音されるわけではない、ということです。

自然な英語の会話では、個々の英単語が辞書に記載された発音記号通りに発音されるわけではなく、意味や前後の発音の影響を受け、消失・弱化・短縮・連結・脱落・同化などの音声レベルでの変化が生じる、とのことです。これが、英単語単独の聞き取りができるようになっても、なかなか日常会話の聞き取りが難しい理由のひとつだそうです。


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