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鍵穴ラビュリントス

狭く深く(?)オタク
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プラトニックlove好き

コノハナサクヤヒメ

2015-12-30 14:11:05 | 古事記
私は、日本とイギリスの文化が好きです。
古事記、いろいろ調べてみたんですが、万葉集より分かりにくい……!
以下、資料に基づくレポートです。



『かみかみかえし』の絵。
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❤コノハナサクヤヒメ❤
コノハナサクヤヒメ(木花之佐久夜毘売/木花咲耶姫)は、ニニギノミコト(邇邇芸命)の妻。
ニニギは天皇の始祖であり、(つまり人間の始祖であり、)アマテラスオオミカミ(天照大神)の孫。ニニギノミコトは葦原中国(なかつくに)(日本のこと)を統治するため高天原(たかまがはら)(神様の世界)から地上(日本)に降りたという。これを天孫降臨と呼ぶ。

オオヤマツミ(大山積神)を父にもち、姉にイワナガヒメ(石長比売/磐長姫)をもつ、コノハナサクヤヒメは、絶世の美女でニニギに見初められ、姉のイワナガヒメと共にニニギに嫁ぐ――はずだった、が。ニニギは醜いイワナガヒメを気に入らずに、オオヤマツミにいらないと送り返した。
『かみかみかえし』ではそれを根に持つイワナガヒメをひがんだ性格で描いている。
ということで、ニニギは美しいコノハナサクヤヒメとだけ結婚した。オオヤマツミは怒り、永遠を守護分野とするイワナガヒメを受け取らないなら、桜を象徴とするコノハナサクヤヒメを受け取ったしるしに、ニニギの子孫である人間の寿命は桜のように儚いものになると宣言して、それからというもの人間は短命になった。

❤コノハナサクヤヒメの守護分野は、妻の守護・酒造・縁結び・子授け・五穀豊穣。
❤桜と富士山と酒の女神様。

火照命(海幸彦)・火闌降命(火須勢理命)、彦火火出見尊(山幸彦)(ホデリ・ホスセリ・ホオリ)の三柱を火の中の産屋で産んだ。というのは、ニニギと結婚して一夜で身篭ったので、ニニギが自分の子かどうか疑って、その疑いを晴らすため、「天津神であるニニギの本当の子なら何があっても無事に産めるはず」と、燃え盛る炎のなか三人の御子を出産したという強い一面もある。

主な、祀ってある神社は、浅間神社(山梨県)・富士山本宮浅間大社(静岡県)・都萬神社(宮崎県)ほか。
都萬神社(宮崎県)では、母乳の代わりに甘酒を作って飲ませたという説あり。
また、富士山の近くでは、コノハナサクヤヒメは、水の女神でもある。
木花神社(宮崎県)には、三皇子生誕の産屋「無戸室」(うつむろ)の跡がある。

❤おそらく、宮崎県が発祥地だが、関東に来て富士山と桜を統べるようになったように思われる。