鍵穴ラビュリントス

狭く深く(?)オタク
内容は日々の戯言
イギリス、日本、リヒテンシュタイン、大好きです
プラトニックlove好き

☆文化祭☆

2013-09-30 03:00:10 | 日記
昨日は、中高の文化祭に行ってきました。
ロリータ服着て、3時間近く天文気象部に居候していましたw
見慣れた顔が多く、カメラで写真などもいっぱい撮り、和気藹々と過ごしていました。

ああ、もう今週の反省会が終わったら、
私が高2だったときの中1が部長世代になります。

先輩と私が作った、部長ノートはひそかに回っているのでしょうか?
(*゜▽゜*)

どんどんみんな大人になっていくんだなあと感じました。

万梨羅さんへ

2013-09-23 07:53:20 | コメントお礼(2015/6まで)
いつもコメントありがとうございます!
刺繍…難しいですよね><

はいっ、歳そうです^^
ありがとうございます!

かんむり座ご存知でうれしいです。綺麗な星座ですよね(うっとり)
かんむり座の神話は「かんむり座」をみてみれば載ってます☆
春の星座です。天文気象部の夏合宿のときもよく見えました(#^^#)

楽しみにしてくださって本当にありがとうございます!
励みになります。

でわでわ、また2週間後に。


ケイトの7

2013-09-21 05:21:50 | オリジナル小説
 ケイトがお姫様のおとりはからいでお姫様のお遊び相手の侍女にと位が上がる、という噂が屋敷の中でなされていました。
「まさか」
 ローザはまじまじとケイトを見つめます。
「なんで?」
「それが…わたしにもわかんねぇです」
「羨ましすぎる」
「ローザ。でも、ローザはわたしの一番の友だちであることには変わらないよ?」
ローザは一瞬無表情になったあと、にっこり笑いました。
「じゃあ蟻んこがどうのこうのって言うの、お姫様にやめさせてくれる?」
「……分かった」
「蟻んこくらい、いていいじゃない。だいたい新しい蔵を増築しないのがいけないのに」
「わたしもそう思う」
 こうして、ケイトはオレンジジュース作り係から、お姫様のお遊び相手の侍女にとなりました。
「おひい様に忠誠を誓います」
「うーん。まず発音ね。わたくしのことおひい様じゃなくて――ああ、自分で田舎くさい発音にするのも嫌なものね――お姫様と呼ぶことができるようにならないと。ねえジル?」
ジルとはお姫様のお遊び相手のお姉様で、23歳でした。レース編みのあのころは実家に帰っていたのです。
「けれどケイトはそこが面白くていいところじゃないかしら?姫様はそうは思わなくて?」
ジルはケイトにこっそりウインクをしました。
「ん…、ま、そうだけど。まあいいわ。レース編みがもうちょっとで出来上がるの、ケイト、教えて頂戴」
「わかりました」
「あと、刺繍もやらなくちゃいけないの。ケイト、できて?」
「もちろんです。妹と弟のシャツにいつも縫い付けてあげていましたから」
「うわー、すごい」
ジルが手をたたいて尊敬のまなざしで見てきます。
「そうでしょうか?」
「ええ」
ジルはふわりと笑いました。優しいお姉様だな、とケイトは思いました。


「何の模様にしようかしら。先生は金色の刺繍糸を大量にくれたけど」
「金色だったら、冠とかはどうでしょう?」
「いい提案だわ、ジル」
「かんむり座って星座ありましたよね、それに似させてはいかがなものでしょうか」
ケイトも一生懸命喋ってみます。お姫様はキラキラとケイトのことを見つめました。
「わたくし、神話にかけては得意中の得意よ。かんむり座はねぇ、酒の神ディオニッソスが、テセウス王子に置いていかれたアリアドネと結婚するとき贈ったものなのよ」
「ほへえ」
呆然とするケイトをみて、ジルは笑います。
「ふふふ」
「いいわ、そうしましょう。ジル、ケイト、手伝って頂戴」
「なんのステッチがいいと思う?ケイトは」
「わたしは…、サテンステッチがいいと思います」
「いいわね!」
ジルがぽんと手を叩いて、お姫様をソファに座らせました。
 今日も楽しい一日になりそうです。

薄桜鬼×源氏パロディ

2013-09-21 05:10:10 | 薄桜鬼
私は薄桜鬼では沖田さん・薫が好きです。
源氏物語では、薫・匂宮が好きです。

薫が同じなので、かけちゃえと思って作ったのがこれです。
修学旅行の文集に載せたものです。意味不明なところはたくさんあるかもしれないですが、匂宮=千鶴ちゃん(薄桜鬼の主人公)と思って読んでくだされば、分かるかな…。ちなみに薄桜鬼で薫は千鶴ちゃんの兄です。転生のお話です。


ずっと逢えると思っていた


 好き。
 そう囁いてくれたきみの吐息――、まだ耳に残ってる。
「先生、いらっしゃいますか」
「総司さん。父はまだ帰ってきてなくて」
「そっか。じゃ、ちょっと待つことにしようかな」
「わたしも医者のはしくれですから、診させてください」
「きみに? まさか」
 弾んだ声、ぼくと誰かとが話している。その誰かの表情が途切れ途切れに見える。もの言いたげな瞳でまっすぐ覗いてくる。すぐ頬を赤く染めて、花開くようないじらしい笑顔。
 労咳も悪化してゆき、この子に会うのを最後にしようと決めたあの日。いつものようにぼくは軽口を叩いて、きみは泣きながら笑っていた。
「きみは、前世は物語(フェアリーテール)だったに違いないよ」
冗談めかしてふと呟いた。きみが頬を膨らまして、「前世も医者です」って宣言しそうな気がしていた。予想に反し、いつになく瞳を逸らすきみに、ぼくは純粋に首をかしげた。きみが苦しそうにはいた言葉、ああ、そうだ、ありありと甦る。
「どうしてご存知なんですか。わたしはそう、匂宮だったの」
――ここは、どこ。あ、京の町か。そうだ今日は西本願寺と東寺に行く予定だ。一(はじめ)くん、寝起き悪いから起こしてあげないと。


 薫は小君を連れて山の道を引き返していた。ここまで拒否されるとは、実は予想だにしていなかった。
「恋の山は、もう失われてしまったよ」
全ては匂宮のせいだ。そう確信すると同時に、薫はまたふるふると首を振った。ちがう、俺のせいだ。浮舟、悪かったな。貴女の心を煩わせるつもりは、ちっともなかったんだよ、信じてくれ。
「薫」
 宇治川のほとりに佇んだ頃、匂宮の声が聞こえた。
「浮舟のところにいったの?」
「どうして分かるんだ」
「薫。ボクがいるからそんな悲しい顔しないで。持つべきものは無二の友だ、な?」
「おまえがかよ」
 薫は煙る空に大君のおもかげがちらつき、匂宮は静かなる水面に中の君の存在を思い出すのだった。だが、いつしか二人ともそのそれぞれが浮舟その人であるかもしれないと想像し、いな確信する。おまえがかよと呟きながらも、薫はふつふつと匂宮が傍にいてくれてよかったと感じるのだった。


 二十一世紀。かつての近未来がもう現在の時にと移り変わっていた。
 薫と匂宮はそろって高校二年生になった。
 二人はこの現世に、旧暦の十六夜の日、双子の兄妹として生まれた。かぎりなくらうたげなる(可愛らしいことといったらこのうえもない)匂宮と兄妹になるなんて、その旧暦の十六夜という特殊めいた日がなしえた偉業としか薫には思えなかった。


 修学旅行、紅葉がはらはら零れ落ちる。
 西本願寺の御影堂で薫と一緒に拝みながら、匂宮は不思議な心もちがしてならなかった。
――ここ、私の慕わしい思い出が宿っている。
「西本願寺っていったら新選組が一時期屯所置いてたところよね」
級友の会話が耳に入り、何か思い出そうとするが、背の高い男の方の悪戯っぽい微笑みのほか、その方の顔すらよく分からない。
 唐門、別名を日暮し門という豪華絢爛な門まで来て、ふと思い出した。
 その方の刀は、相州秋広というものから、菊一文字というものに代わったと聞く。
 総司さん。
 その思い出した名前は懐かしい音色で匂宮の中に溢れた。
 薫とともにバスに乗り込むとき、水色の制服を着込んだ一団がぞろぞろ西本願寺に入っていくのが見えた。その色を浅葱色だと思ってしまう自分に、匂宮は苦笑した。
 東寺の五重塔の下、薫と匂宮は違った心でこれを眺めていた。
「お兄ちゃん、綺麗だね――」
「うん、そうだね」
匂宮は後ろから風が運んできた声に、瞳を驚愕に見開いた。
「へえ、一くん。よく知ってるね」
「教養だろう。だいたい、東寺は弘法大師が賜って真言密教の根本道場とした――」
「総司さん!」
 夢だとしても、信じていたいよ。
 ずっときみに逢えると思っていた。


コメントありがとうございます

2013-09-14 06:00:54 | コメントお礼(2015/6まで)
ビスケット缶ちゃん、
め、めっちゃエンジョイしていらっしゃる・・・さん、
コメントありがとうございます!

二人に共通する話題として…、
私、pixivに朝菊小説を今日載せましたので、読んでいただければ幸せです
(*´▽`*)

pixivでは「飛宵」として活動しております。
といってもまだ載せたの2つですけど…。

朝菊・島国同盟の2つのタグで小説を検索していただければ、新しい順なら「雨が降っていてもいなくても【腐向け】」という小説がありますので、それ読んでみてくださいまし(〃▽〃)テレ
私的にはなかなかの出来ですb←

よろしくお願いいたします^^


>ビスケット缶ちゃん
ヴィスはもうすぐセラたちと会うよぉ!
カップラーメン意外にうまかった^p^

>め、めっちゃエンジョイしていらっしゃる・・・さん
ありがとうございます☆
くろさんの絵、素敵ですよね!
6000円ふつうですか!
よかったあ~(*^-^*)
ぜひまたコメントくださいね💙
pixivもよろしくです!

なんと初カップラーメン

2013-09-13 18:11:11 | 日記
なんとなんと!

今日は幼馴染と一緒に遊びました。
プールのとき、「私、カップラーメンも食べたことないし」と愚痴言ってたら、「じゃあ食べようよ」って話になって、チャーシュー麺のインスタントラーメンを食べました。
幼馴染はわんたんラーメンでした。

この歳になって初インスタントラーメンを食べました。
すごくない?
まるでお嬢様じゃないですか、私。

13日の金曜日はカップラーメンの日💙

プール

2013-09-09 18:58:50 | 日記
今日は幼馴染と一緒にプールに行ってきました。

中学生のとき買った水着がまだ着れちゃうなんて!
すべり台は故障してて動いてなくて残念でしたが、25mプールでけっこう泳ぎました。それからジャグジーのほうに行って。あったかいお風呂の中でため息ごとをいっぱい言ってきました。

聞いてくれてありがとう💙

万梨羅さんへ

2013-09-08 05:21:21 | コメントお礼(2015/6まで)
コメントいつもありがとうございます。

そうなんですよ!
お姫様10歳であの態度w
小学6年生が人生で一番無敵であると私は思いますから、まあそんなところかな、と。
ヴィスはオーロラが書いてくれた紙をもって出かけました。
そこがポイントです💙
すいませんm(__)mまだケイトの続きが出来上がっていなくて…。待っていてくださいね💙

ケイトの6

2013-09-06 15:57:31 | オリジナル小説
 もう初夏です。
 お姫様はねこをひざに乗っけたまま、気難しい表情で編み物をしていらっしゃいました。
 そこに、ケイトが入ってきました。
「おひい様、オレンジジュースを持って参りました」
「分かんない!」
お姫様のヒステリックな叫びと同時にケイトはテーブルの上にオレンジジュースを置いて、お姫様の傍に近づきました。
「どうしたのでございますか?おひい様」
「いまレース編みをやっているのよ。でも細かすぎて分かんないわ」
ケイトはぱっと顔を明るくさせました。
「おひい様。わたしが教えてしんぜましょうか?わたし、こう見えてレース編みは得意中の得意なのですよ」
「まさか?発音もろくにできてないあなたが?」
「おひい様……」
ケイトはうな垂れました。
「でもほんとなのです。田舎では妹と弟のレース編みをいっぱい拵(こしら)えてあげましたから」
「――わかったわ。それじゃあなたの為に教えて頂戴」
「…?」
「あなたの地位をもう少ぅし上げてあげるって言っているのよ!ありがたく思いなさい!」
「おひい様…ほんとですか?」
「出来ばえによるけどね」
お姫様はぷいと横を向きました。
「お任せください」
にっこり笑ったケイトはそれはそれは可愛らしかったので、お姫様は赤面したまま、ケイトをソファの自分の横に座らせました。
 ケイトの手に10歳のお姫様の手はすっぽりうもれてしまいました。
 ケイトは慣れた手つきでレース編みを教えていきます。
「細かいって思っちゃだめです。細かくても目はちゃんとあるのです。出来上がったときのことを思えばこんな苦労大したことありません」
お姫様のいつもより緊張した様子がうかがわれて、
(さわられるのが嫌なのだろう)
とケイトは思いましたが、全然そんなことはありません。お姫様はケイトのことが、本当は大好きなのでした。


*次話から、忙しいので、2週間ごとにうpするようにします。
  待っている方(いるといいのですが…)申し訳ありません。


ヴィスの5

2013-09-03 07:31:50 | オリジナル小説
「オーロラ」
「な、なによ、こんな朝早くに」
 ヴィスはオーロラを押して、オーロラの家に滑り込み、急いでドアを閉めた。
 オーロラはオーロラで、まだ顔も洗ってないのにヴィスが来てしまってうろたえていた。
「はぁはぁ」
ヴィスは両手でオーロラの肩をがっしりもったまま、肩で大きく息をしている。尋常ならぬヴィスの様子に、オーロラはこれから言われるであろうことを思って身震いした。
「どうしたの?」
「――聞いてくれ。俺、黒賊に狙われてる。俺だって無駄な殺しはやりたくない。それにお前にだって迷惑がかかる、というか、お前も狙われてしまうはずだ。一刻も早くここを去らなければいけない」
「………!」
「お前と勉強できて俺はうれしかった」
「そ、そんな…。もう…会えないの?」
「たぶんな」
オーロラはヴィスとのお別れを想って、涙を瞳に浮かべた。つぃとひとすじ、珠がくずれ頬をつたってゆく。
「泣かないでくれ…やっぱり俺、ここに残って黒賊全滅させるべきか?」
オーロラは首を横にふった。
「あなたにこれ以上人殺しさせたくない…。でもわたし、あなたと別れたくない…。だって…だって…」
ヴィスは眼を瞑って、しばし黙したあと、オーロラのことを抱きしめて、おさげの外にはみ出している耳たぶに優しくキスを落とした。
「俺がお前に捧げられるものはこれくらいしかない」
「ヴィス!」
オーロラはばっと離れて、顔を真っ赤にして叫んだ。
「じゃあな。どうか、元気で」
「ま、待って。どこに行くつもりなの?」
「――都」
「そう…。気を付けて」
ヴィスは薄く寂しげな笑みを零した。
「俺はこいつがある限り、絶対に死にやしない。安心しろ」
そして、懐から例の拳銃を取り出してくるんと一回りさせた。オーロラの頭を軽くポンポンと叩いて、また寂しげに笑って。
「あ、待って!おじい様が都にいるの。今メモを書く」
言うが早くオーロラは玄関に置いてあった紙のきれっぱしにさらさらと文字を書いていく。
「はい」
「サンキュ。世話になった」
 それから、ドアを静かに開けてヴィスは去っていった。後ろを振り返ることもなく。ただ、フード付きのマントをどこか春らしい風にはためかして。


 一方、その頃。
 セラとアイの家に、年に3回王宮で開かれる大舞踏会の招待状が届いていました。
 気難しいお父様がセラとアイ二人を書斎に招き入れました。きっと大舞踏会のことに違いありません。二人は胸を高鳴らせながら、書斎のソファに腰かけました。