いやぁ、やっと2ndですよ。
1stがいつのことだかサッパリ覚えてませんが、とりあえず2つ目が書けて嬉しいです。
前回は北方謙三三国志について触れたんですよね。
今回は、じゃあ「十二国記」で。
っと、その前にまず小説というものについてAFOが思っていることから。
北方謙三三国志は正史、ないし演義の“三国志”に自分の意見や、あるいは実際に自分で中国を回ってみてその時に感じたこと(地形とか)を加味されて書かれています。
これは北方謙三氏の三国志にこだわらず、例えば吉川三国志(これは演義色がやたら濃い)とか、とにかく何でも三国志に関する本は著者の意見や考えが考慮されていると考えていいです。
だって、2000年近く前の話なんですから。
文献の無い部分は自分で創作するしかないわけで。
で、何が言いたいかというと、三国志には創作部分も数多く含まれていますが結局は“三国志”というベースを持って作られていること。
三国志という題名なのに、曹操や劉備、孫権がいない三国志はありません。
だから曹操などの英雄はみんないるわけですが、例えばその部下などに新しい創作部分とかを付け加えたりして作者の個性を出すわけです。
つまりそれらは、三国志というベースがあって、そこに創作部分を付加していくということ。
創作があって三国志があるのではなく、三国志というドでかい基盤があった上に創作部分がある。
わかりやすくいうと、こうでしょうか。
それで今回の「十二国記」についてですが、これはベースとなるものはほとんど無くて創作部分に溢れています。
創作部分が多いから三国志などの作者より、クオリティが高いとかそういう意味でいっているわけではありません。
でもやっぱり、ベースとなる地盤を自分で作り出すというのは本当に大変な作業です。
世の名作といわれる「指輪物語」は、舞台が“中世ヨーロッパ”であることや敵(モンスター)を倒すために“パーティー”を作ることなどの基盤を作りました。
ですから、そういうファンタジックな物語(ゲームや漫画も!)は中世ヨーロッパが舞台で、複数人のパーティーを組んで敵を倒していくというのが当然というか、もう大前提になっているわけです。
ゲームでいえば「ドラゴンクエスト」が一番わかりやすいですね。
ドラゴンクエストもその指輪物語が作った基盤を踏襲していると思えますが、そのドラゴンクエスト自体もまた「ゲームで勇者が魔王を倒す」系統の話を作る、という新たな基盤を作ったともいえます。
ファイナルファンタジーとか、テイルズオブ……とかもドラゴンクエストを踏襲していると見ていいでしょうね。
と、ここまで書いてしまうと「十二国記」は何もかも創作で、新たな基盤を作り出し、全てのファンタジー系の小説業界に新風を引き起こした! とかそういう風に思われそうですが、そんなことはないです。
もちろん、ベースはあります。
ベースは、古代中国。筆者自身が三国志などの歴史系を色々読んでいるらしいので、自然とそういう形になったのでしょう。
確かにベースは存在するのですが、「十二国記」の場合はそのベースとなるものをできる限り最小限に抑えて、創作部分を多めに取り込んでいるところが凄い。
単刀直入にいうと、「十二国記」は異世界の話です。
「異世界」と聞いて、これを読んでいるあなた方は何を思い浮かべますか。
漠然と、過去のベースを踏襲した「中世ヨーロッパ」の世界や「古代中国」の世界を思い浮かべる人はいるかもしれませんが、そこより深く入っていこうとすると、かなり頭をひねらなければならなくなります。
例えば言語。このあたりは元から異世界にいる人間同士の会話と考えれば問題ありません。が、じゃあ人の名前はどうなのか、とか。
もしくは人自体いるのか? とか。
名前に関しては、異世界の住民なのに田中とか鈴木とかではオカシく感じるでしょう。
あるいは人だけでなく、食べ物の名前だとか、花の名前だとか。
「異世界なのにパンがあるのか?」とか
「異世界なのにチューリップがあるのか?」とか。
さらに大きな部分で見れば、
「その世界の理(コトワリ)はなんなのか?」
とかですね。
とにかく、「異世界」を舞台にするとそれだけの事を創作しなければいけません。
これらを全てクリアーして、初めてファンタジー小説として成り立つのです。
「十二国記」は全てクリアーしています(というより、クリアーしていなかったらファンタジー小説として成り立たない)。
それだけでなく、創造部分がやたら多いのが凄いと思うところなんですけどね。
AFOが知っているファンタジーものは「十二国記」と、漫画も含めるならば「レイアース」しか知りませんが、当然他にも数多くあります。
高校の時の友人のK松原君は「グイン・サーガ」が好きみたいです。
名作らしいですよ。
と、小説に関してはこんなところです。
あぁ、なんだか十二国記の話をするはずが、小説そのものの話で長くなってしまいました。
十二国記についてはこの次の機会に! したいと思います。
ではでは。
次、あるのかな……(・ω・;)
1stがいつのことだかサッパリ覚えてませんが、とりあえず2つ目が書けて嬉しいです。
前回は北方謙三三国志について触れたんですよね。
今回は、じゃあ「十二国記」で。
っと、その前にまず小説というものについてAFOが思っていることから。
北方謙三三国志は正史、ないし演義の“三国志”に自分の意見や、あるいは実際に自分で中国を回ってみてその時に感じたこと(地形とか)を加味されて書かれています。
これは北方謙三氏の三国志にこだわらず、例えば吉川三国志(これは演義色がやたら濃い)とか、とにかく何でも三国志に関する本は著者の意見や考えが考慮されていると考えていいです。
だって、2000年近く前の話なんですから。
文献の無い部分は自分で創作するしかないわけで。
で、何が言いたいかというと、三国志には創作部分も数多く含まれていますが結局は“三国志”というベースを持って作られていること。
三国志という題名なのに、曹操や劉備、孫権がいない三国志はありません。
だから曹操などの英雄はみんないるわけですが、例えばその部下などに新しい創作部分とかを付け加えたりして作者の個性を出すわけです。
つまりそれらは、三国志というベースがあって、そこに創作部分を付加していくということ。
創作があって三国志があるのではなく、三国志というドでかい基盤があった上に創作部分がある。
わかりやすくいうと、こうでしょうか。
それで今回の「十二国記」についてですが、これはベースとなるものはほとんど無くて創作部分に溢れています。
創作部分が多いから三国志などの作者より、クオリティが高いとかそういう意味でいっているわけではありません。
でもやっぱり、ベースとなる地盤を自分で作り出すというのは本当に大変な作業です。
世の名作といわれる「指輪物語」は、舞台が“中世ヨーロッパ”であることや敵(モンスター)を倒すために“パーティー”を作ることなどの基盤を作りました。
ですから、そういうファンタジックな物語(ゲームや漫画も!)は中世ヨーロッパが舞台で、複数人のパーティーを組んで敵を倒していくというのが当然というか、もう大前提になっているわけです。
ゲームでいえば「ドラゴンクエスト」が一番わかりやすいですね。
ドラゴンクエストもその指輪物語が作った基盤を踏襲していると思えますが、そのドラゴンクエスト自体もまた「ゲームで勇者が魔王を倒す」系統の話を作る、という新たな基盤を作ったともいえます。
ファイナルファンタジーとか、テイルズオブ……とかもドラゴンクエストを踏襲していると見ていいでしょうね。
と、ここまで書いてしまうと「十二国記」は何もかも創作で、新たな基盤を作り出し、全てのファンタジー系の小説業界に新風を引き起こした! とかそういう風に思われそうですが、そんなことはないです。
もちろん、ベースはあります。
ベースは、古代中国。筆者自身が三国志などの歴史系を色々読んでいるらしいので、自然とそういう形になったのでしょう。
確かにベースは存在するのですが、「十二国記」の場合はそのベースとなるものをできる限り最小限に抑えて、創作部分を多めに取り込んでいるところが凄い。
単刀直入にいうと、「十二国記」は異世界の話です。
「異世界」と聞いて、これを読んでいるあなた方は何を思い浮かべますか。
漠然と、過去のベースを踏襲した「中世ヨーロッパ」の世界や「古代中国」の世界を思い浮かべる人はいるかもしれませんが、そこより深く入っていこうとすると、かなり頭をひねらなければならなくなります。
例えば言語。このあたりは元から異世界にいる人間同士の会話と考えれば問題ありません。が、じゃあ人の名前はどうなのか、とか。
もしくは人自体いるのか? とか。
名前に関しては、異世界の住民なのに田中とか鈴木とかではオカシく感じるでしょう。
あるいは人だけでなく、食べ物の名前だとか、花の名前だとか。
「異世界なのにパンがあるのか?」とか
「異世界なのにチューリップがあるのか?」とか。
さらに大きな部分で見れば、
「その世界の理(コトワリ)はなんなのか?」
とかですね。
とにかく、「異世界」を舞台にするとそれだけの事を創作しなければいけません。
これらを全てクリアーして、初めてファンタジー小説として成り立つのです。
「十二国記」は全てクリアーしています(というより、クリアーしていなかったらファンタジー小説として成り立たない)。
それだけでなく、創造部分がやたら多いのが凄いと思うところなんですけどね。
AFOが知っているファンタジーものは「十二国記」と、漫画も含めるならば「レイアース」しか知りませんが、当然他にも数多くあります。
高校の時の友人のK松原君は「グイン・サーガ」が好きみたいです。
名作らしいですよ。
と、小説に関してはこんなところです。
あぁ、なんだか十二国記の話をするはずが、小説そのものの話で長くなってしまいました。
十二国記についてはこの次の機会に! したいと思います。
ではでは。
次、あるのかな……(・ω・;)
レイアースはモコナが可愛い
そしてGB版はパズル要素が多い良ゲーだったりします。
いやいや、その大分違う部分がまたFFの作り出したオリジナリティ、地盤であってドラクエと違うのは普通のこと。
その違う部分がなければドラクエ=FFになるし、違う部分が少ししかなくても「FFはドラクエのパクり」扱いになるんじゃないかな。
>レイアースはモコナが可愛い
同意(´∀`*)
>そしてGB版はパズル要素が多い良ゲーだったりします。
? ごめん、よくわかんないや。
sositeimigawakaranai!