勇者の旅記録

感謝のスリッパ一万匹

バイト先での怪奇

2009年07月10日 23時38分51秒 | Weblog
大手の食料品店、いわゆるスーパーでバイトをしているのだけど、一ヶ月ほど前から恐ろしい事態に見舞われている。

そのスーパーは22時に屋上の駐車場を閉めなければならず、僕の仕事の中にはそれも含まれている。
駐車場に車が一台もとまっていないことを確認し、自動ドアを閉鎖する。トイレに誰もいないことをチェックし、明かりを消す。
ただそれだけの単純な作業だ。

しかし、先述した恐ろしい事態のせいで最近はその単純な作業が嫌になってきている。


その恐ろしい事態とは……



















そう、蟲である。
蟲が大量発生している。
正確に言うと羽蟻。まあ、シロアリみたいなもん。


先月のとある日、僕がいつものように駐車場を締めるために屋上階へのぼったそのときである。






ジャリッ








ん?









ひっ !?








えぇぇ !?














階段を上りきり、屋上へ出る自動ドアまでの空間に蟲がびっしり。




こえぇ、超こえぇよ !! 洒落になってないよ !!


っていうかきもいよこれ !!





次の瞬間、一斉に蟲に襲われて命を落とす自分の姿を想像したが、当然そんなことはなく(飛んでる蟲もいるけど)、僕は何とか自動ドアの電源を落として閉鎖した。
だけど自動ドアの電源ボタンのところに蟲がひっついててウオオーーッって叫びながらボタンを押したり
地面を歩くたびに蟲を踏みつけたり、とにかく怖い。理屈じゃない。怖くてきもい。
床の上を、大量の黒くて小さい物体がうぞうぞと動いているシーンは、非常に悪い意味で壮観だった。

そして最後にトイレをチェックしたところまではよかったが、その後が問題だった。

電気を消す。

駐車場の明かりが射し込んでいるので真っ暗というわけでもないのだが、いかんせん大量の蟲がうごめく空間を暗いまま移動するのは怖い。きもい。

歩くたびに蟲を踏み潰しているのがわかる。
そしてたまに飛んでいる蟲が額に当たる。

やめろよマジで!!


その後、食品売り場に戻ってから、頭がどうもむずがゆかったのでかいていたら
髪にからまった蟲がぽろっと落ちてきたときは本気で


ヒィギャァァーーーーッ!!


とはいわないけど、うわあああ! といって後ろに飛び跳ねた。
あれほど恐怖したのは久しぶりだった。




ちなみにこの怪奇だが、実は蟲が現れる日に法則があるらしく
水~金曜日に発生しやすいらしい。
っていうか現にその日に発生している。

ガクガクブルブルでござるよ!




ついでに、屋上ではなく屋外の駐車場を閉めにいったとき、痛車を見つけた。
らき☆すたのこなたの絵がはりつけてある真っ赤な車で、実は何度も見ていて
「あ、またきてるんだ」
くらいにしか思わなかったのだが……


注意深くみてみると、車の後ろ側に「全日本痛車狂会」と書いてあった。

"協"ではなく、"狂"。
痛車を乗り回すということがとち狂った行為であるということを自分から肯定している。
漢だ……。


っていうか、そんな狂会あるんだね。

むしろそっちのほうが怪奇なんじゃないかと書いてて思った。

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