どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

適正価格

2022-02-19 10:36:00 | 日記


ブライダルチェックに行った産婦人科で珠莉愛が処女であることを知った健吾さん。
「500万じゃ安いよな」と言います。

実は、ここで2人の思惑はズレています。
珠莉愛は「大学卒業までの全部!」と怒り返しますが、元々オジサンたちは「出産に対して500万」と考えています。

この子供の出産には、偽装結婚の戸籍の問題もあるので、仕事の線引きと報酬は、かなり曖昧です。

子供は、できるかどうかも分からず曖昧なまま事が進んでいきます。

一緒に暮らせば情も湧くのが人間。
期待した様にはならない。当てが外れる。良くも悪くもそうなっていきます。

ここ二、三日、最終エピソードについて考えてます。
「愛してる」と気軽に使いますが、愛とは何か。この場合は男女の愛です。「愛しているから」と人の夫や恋人を略奪する人がいます。略奪された方には、愛は無いのでしょうか?
最初に作ったネームが軽い。筋は変えないけど、圭のセリフは練り直ししなければならないと思います。

愛という言葉は、口実に使われる。男女の愛は特にです。

20才の時、珠莉愛の居場所も分からなくなり圭は彼女を諦めてリリカと付き合い続けます。珠莉愛とは恋愛関係ではありません。単なる片思いです。
リリカも圭も「愛してる」といちゃつきながら言い合います。
本音は、圭は彼女が欲しい。寂しい。
リリカは、圭はチヤホヤしてくれて言いなりになる都合が良い彼氏。学歴は申し分なし。。。なのですが、本質を見つめることなく「愛してる」と言いながら、普通に付き合います。実態は、売買春に近い関係。

でも、こんなの、ほとんどがそうでしょう?現実は。
「愛してる」と口に出した瞬間に「嘘認定」というか不純物が混じっている気がする。
欧米人の知人達がいるから、「I love you」の連発は日本人の「愛してる」と意味違うのも分かるし。

明日帰ったら、ネームのやり直しかも。


庇護者たち

2022-02-18 08:34:00 | 日記
健吾と駿は同居15年。
いつ同居解消になるのか分からないので、ずっと同じ賃貸マンションで暮らしています。住んでる部屋の契約者は駿。3LDKの部屋です。

隣に1LDKの部屋も借りていて、契約者は健吾。健吾の住所はこちらです。会社バレ対策で使っていません。

実は年収は、駿の方が遥かに上。

子供を持つことを決めてから、物置きの健吾の部屋を片付けて、いつ借り腹が見つかっても対応できるようにしてありました。

珠莉愛をそこに案内して、珠莉愛が生まれて初めて持つ「私の部屋」にはしゃいでいるシーンです。

この子の18年の人生を2人のオジサンが知るのは、もう少し先。

まだ、ベッドしかない部屋。
「これから、買い揃えよう。先ずは机と椅子、パソコンだな」と健吾さんが言っています。

成功報酬500万円。大学生になろうという子を養うのには、そんな金額で足りるわけはありません。居場所を与え、食べさせ、学費を払い、子供を1人養うのに、いくら掛かるかオジサンたちは分かっていません。まして、この子は国立とはいえドクターコース。6年。
2人の大人は、親ではなく庇護者になる事になります。



今日から東京遠征なので、昨日は下絵を数Pやってしまって何コマか写真を撮りました。ブログは毎日あげますぞ。




トラウマ

2022-02-17 10:32:00 | 日記
よく「トラウマがあって」とか発言してくる人が居ますが、私は、その手の人は大嫌いです。

PTSDも同じ。軽々しく使って欲しく無い言葉です。

本当にそのような事になる体験をしている人は現実にいて、心が壊れてしまって精神科のお世話になって閉鎖病棟にいます。

珠莉愛は、ネグレクトされ成長していきます。一見何も後遺症がないように見えますが、彼女の心の中には大きな穴、若しくは底なし沼があります。

最終クライマックスで、そこにたどり着くように話は作っているのですが、核心は正に哲学の領域なので悩んでしまっています。

私自身が心の病で、治癒は難しく共存してますが大変な目にも遭っていて、出口が見つからない。

私は遺伝的な要素が強い病気で、生家も崩壊家庭だったので発病は逃れられなかったと思います。
友達に悪口言われて「トラウマ」なんて言うガキを見ると本当に腹が立つよ。

明日から、東京遠征。日曜帰還。
今日は、マンガ描き。




ミズの匂いがする

2022-02-16 12:49:00 | 日記
まだ、3人の初晩ごはんのシーンをやってます。今日中に終わらせたい。このシーンは、各キャラの仕事や実家の話をさせています。

珠莉愛は「駿さんからはミズの匂いがする。水商売でしょ?」と言っています。駿の答えは「あたり。バーを五店舗持ってる。」すると、珠莉愛は「ウチはスナックやってる。そういうのは分かる」と答えます。
駿の店は、ゲイバーでは無いのですが、性的マイノリティーの間では有名な店。今はネットで恋人探しが主流なのはゲイやビアンも同じ。
それでも、彼らにとって貴重な居場所のお店で、後に出てくるリリカの男友達は、既婚で子供もいますが、駿に色んな相談をして懐いています。今作には登場しません。
彼は、普通のリーマンですが常に妻以外の女が居ないと心が持たない男。普通にワルイ奴でイイ奴。リリカは彼にとって「今晩のお供」でしかありません。
リリカとヤるのは短期決戦。付き合ったら人生終わりとまで、大学時代のサークルの男女に昔から言われています。
吉野圭の破滅は、圭本人以外はみんなが予想していたこと。

駿のキャラのビジュアルは、髪の長さは長くなりますが歳は取らせないつもり。

旭が「かーちゃんは整形してると思う」と言うとグーパンチ。


何でゲイだって隠さなきゃならないの?

2022-02-15 16:13:00 | 日記
珠莉愛の正直な疑問。
前のシーンで駿が健吾の事を「この人、会社でゲイだって噂立てられて大変なんだ」と説明してました。

珠莉愛から見たら、この2人はゲイカップルだと言う事はバレバレ。でも、健吾1人の時には、普通のオジサンだと思っていました。
「2人になるとカップル感満載」と珠莉愛は言います。

そういうもんです。

おねぇ言葉や女装や化粧。。。してません。普通の男性が多いです。ストーリーのラストの方で駿が「僕の長髪は単なる好み。男だよ。男しか性的対象にならないだけ」と圭にいうシーンがあります。駿は、このストーリーの最強メンタルの持ち主。

圭はメンタル最弱の男です。性的対象は女です。

LGBTと性同一性障害。。。人間の性は多種多様。ノンケの皆さんでも、犯罪になっちゃう性嗜好もあるでしょう。
縄で縛られないとイケないんだ。。。と知人にマジ言われた時は、そうかーと思ってしまいました。

関係のあり方も、一夫一婦制が当たり前だと思うのは思い込みで「Double Life」では、オープンリレーションシップについても踏み込んでいきます。

ゲイカップルと行き場のない18才の女の子。駿は完全に男しかダメですが、健吾はバイセクシャルです。

同居が行き詰まり、別れを決断できない男2人。最後の望みをかけて、関係修復のために、珠莉愛に健吾の子供を産んでもらう。家族を作ろうとしています。