楽農倶楽部(別館)

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「何かを生む金」と「何も生まない金」

2006年03月19日 18時07分39秒 | 政治・経済
西郷南洲遺訓(南洲翁遺訓)西郷隆盛:【経綸会】資料室(2)西郷隆盛
http://www.keirinkai.jp/contents-nanshuouikun.html
十一. 文明とは、道の普く行わるるを賛称せる言にして、宮室の荘厳、衣服の美麗、外観の浮華を言うには非ず。世人の唱うる所、何が文明やら、何が野蛮やら些とも分らぬぞ。予嘗て或人と議論せしこと有り。西洋は野蛮じゃと言いしかば、否な文明ぞと争う。否な否な野蛮じゃと畳みかけ しに、何とて夫れ程に申すにやと推せしゆえ、実に文明ならば、未開の国に対しなば、慈愛を本とし、懇々説喩して開明に導く可きに、左は無くして未開矇眛の国に対する程むごく残忍の事を致し、己れを利するは野蛮じゃと申せしかば、其の人口を莟めて言無かりきとて笑われける。
 (訳)
 文明というのは、道理にかなったことが広く行われることを称えて言う言葉であって、宮殿が大きくおごそかであるとか、身にまとう服がきらびやかであるとか、見かけが華やかで浮ついているということを言うのではない。世の中の人の言うことを聞いていると、何が文明なのか、何が野蛮なのか少しも分からない。自分はかつてある人と議論をしたことがある。「西洋は野蛮だ」と自分が言ったところ、その人は「いや、文明だ」と反論した。「いやいや、野蛮だ」と畳かけていったところ、「なぜそれほどまでに野蛮だと申されるのか」と強く言うので、私が「もし西洋が本当に文明であったならば、未開の国に対しては、いつくしみ愛する心をもととして、懇々と説き聞かせて開明する方に導くべきはずなのに、そうではなくて未開で知識に乏しく道理に暗い国に対するほどむごく残忍なことをして、自分たちの利益を図るのは明らかに野蛮である」と申したところ、その人もさすがに口をつぐんで返答できなかったと、笑って話された。


 「勝ち組」気取りの経済オタク(勝ち逃げ組)や「勝ち組」志願者の方々には西郷さんの上の言葉は理解不能かも知れませんね。(-_-;)

大東亜共栄圏 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E4%BA%9C%E5%85%B1%E6%A0%84%E5%9C%8F
大東亜共栄圏の実態と評価
 大東亜共栄圏の目的は、アジアの植民地群を列強の支配から解放、独立させ、EUのような対等な国家連合を実現させることであったとも理解できる。もしこれが本当に実現していれば、大東亜共栄圏への今日的評価は大きく異なっていたであろう。一方で、日本軍占領下で独立を果たした国々(フィリピン、ベトナム、ラオス、ビルマ、カンボジア、満州国)の政府と汪兆銘政権(中華民国)は、いずれも日本政府や日本軍現地部隊の絶対的指導権の下に置かれており、ソ連に対する東欧諸国、アメリカ合衆国に対する中南米諸国のような、事実上の植民地(衛星国)化を目指したに過ぎないという見方もある。
 ・
 大東亜共栄圏の真意がどこにあったにせよ、日本軍は占領者、植民地的支配者として敗北し撤退した。その結果として日本もまた、かつての宗主国と同じ穴の狢の侵略者に過ぎなかったという見方もある。しかしながら、日本軍が宗主国勢力を排除したことが結果として独立に繋がったという評価や、日本軍統治下で様々な近代化が行われたため、旧宗主国に比すれば日本はよりましな統治者であったという評価もあり、今なお議論が続いている。


 先にあげた西郷さんのような考え方が、大東亜共栄圏の根底にあったと考えられますので、それなりに日本は近隣諸国(中国・韓国・北朝鮮)以外のアジアの国々からは評価されているわけです。
 サヨクの方々は、反米を叫びながらもこの辺のことを認めることはありませんので、彼らの反米は中共政府のための反米でしかない。
 経済オタクは欧米に媚び、サヨクは中国に媚びる。「一つ穴のムジナ」が穴の中で喧嘩しているようなもんですね。(-_-;)
 保守派の中にも米国に媚びる姿勢の方もあるようですが、彼らの保守したいものは何なのでしょうかね?

南洲翁の生き方
http://shizennori.ftw.jp/u28615.html
 命もいらぬ、名もいらぬ、官位も金もいらぬという人は,仕末に困るものなり。然しこの仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり。去れども、个様の人は凡俗の眼には見得られぬ者ぞと申さるるに付き、孟子に「天下の広居におり、天下の正位に立ち、天下の大道を行ふ。志を得れば民と之に由り、志を得ざれば独り其の道を行ふ。富貴も淫すること能はず、貧賤も移すこと能はず、威武も屈すること能はず」と謂いしは、いま仰せられし如き人物にやと問ひしかば、いかにも其の通り、道に立ちたる人ならでは彼の気象は出ぬなり。
 名もいらぬ、金もいらぬ、命までもいらぬ、こういう人はよほどの大馬鹿ものである。しかし、こんな仕末に困るような大馬鹿ものがいなければ、世の中は治まらぬのである。歴史もつくり出されないのである。事業を行うにしても、損得だけを考えては決して成功するものではない。まして、国民のために国家のためにつくすべき政治家や指導者が、名誉の為に、財利の為に、また保身の為に終始するならば、それは私の為の政治である。これは政治家だけに限ったことではない、教育者としても然り、また一般の人間としても然りであって、要は正しいこと、聖なるものには、精魂を打ち込んで命がけでかからねばならないことを説かれた遺訓である。


 (現在の)政治家であれば票田を守る必要がありますから、その言動が票田の私的な意見に振り回されることもある程度は理解できます。もちろん許されることではありませんけどね。
 しかし、ブログなどで単なる一個人の政治的な意見として記事を書くのであれば、別に諸々の私欲に振り回される必要もないと私はつくづく思います。
 ブログで政治を語る時ぐらい理想を語るべきではないでしょうかね。
 常時、諸々の私欲に振り回されて「仕方が無い、仕様が無い。」のブログしか書けない方々は、精神(こころ)の不自由な方々ではないかと私は思います。

 え~、年度末で仕事がバタバタとしまして、ゆっくり記事を書くヒマがありません。(´;ω;`)ウッ…

 タイトルどおりの記事をまとめたいのですが、なかなか書けません。(-_-;)
 以下、ネタばらしと、メモ代わり。次のページの記事を引用するつもりでありました。(^^ゞ
 落ち着いたら、続きを書こうかと思います。

日本の次世代リーダー養成塾 7月31日分(土) マハティールの描いたアジアとイスラム
http://leaderjuku.no-blog.jp/4/2004/07/731.html

負けないアジア:マハティール首相
http://tanakanews.com/990721mahathir.htm

マハティール十番勝負◎ジョージ・ソロスとの勝負
http://www.nichimapress.com/maha/06.html

アジア通貨危機 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%8D%B1%E6%A9%9F

マハティール首相「もし日本なかりせば」演説と「日本もはや反面教師」発言
http://homepage2.nifty.com/hassan/essay-j/mahathir-jp.html

ジョージ・ソロス 投資と慈善が世界を開く
http://www.ntticc.or.jp/pub/ic_mag/ic031/html/160.html

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