「にかい」にまつわる言葉に、
◆ 『二貝の女が木にかかる』で「櫻」だ。
「櫻」は疑惑だった。過去形じゃなく現在進行形です。
◆ 『二階から目薬』
二階にいて、階下の人に目薬を差すこと。
もどかしいこと、また遠回しすぎて効果がないことのたとえ。
（デジタル大辞泉）
◆ 二階俊博の発言
安部元首相の国葬について
「やらなかったらバカだ」
◆ 二階俊博の発言
統一教会のイベントや関係者と知らずに
付き合ってしまったと話す議員は多いが、
それについて二階氏は
「電報を打ってくれって言われりゃ、打つんですよ。
『応援してやろう』と言ってくれたら、
『よろしくお願いします』っていうのは、
もうこれは合言葉ですよ。
モノを買いに来てくれたら、
『毎度ありがとうございます』って商売人が言うのと、
同じなんですよね。
問題あればどんどん出してね、
そして究明し修正をしてやっていくべきだと思いますが、
自民党はビクともしないよ」
(2022年8月21日 FRYDAY DIGITAL）
二階俊博という政治家、
自民党を出て自民党に戻るまでには、
遠回りがあったのだ。
二階からの「目薬」でなく、
二階からの自信のある「発言」は、
遠回りした効果があったのだろう、か。
自民党離党後
運輸政務次官【自民党離党・新生党】
1993年、宮沢内閣不信任決議案に賛成して自由民主党を離党、
小沢らと共に新生党結成に参加した。
総選挙後に発足した細川内閣で再び運輸政務次官に就任する。
小沢一郎の側近【自由党】
細川・羽田政権後、新進党にも参加し、
「明日の内閣」の運輸・交通部門と建設・国土部門の大臣などを務める。
小沢一郎側近として小沢の党首選出にも尽力した。
1998年、新進党分党後も小沢側近として自由党結党に参加した。
運輸大臣【自自連立政権】
自由党国会対策委員長として自自連立政権樹立に動き、
1999年の小渕第二次改造内閣で運輸大臣兼北海道開発庁長官として初入閣した。
保守党結成【保守党】
2000年4月、自由党の政策が実現されないとして連立解消を主張する小沢ら連立離脱派と袂を分かち、
野田毅や扇千景ら連立残留派とともに保守党を結成する。自公保連立内閣に参加し、小渕内閣を引き継いだ第1次森内閣で運輸大臣兼北海道開発長官に留任した。
同年7月、保守党国会対策委員長に就任。2001年、保守党党首の扇が野田に党首の座を譲ったことから、保守党幹事長に就任した。
2002年、保守党の後継政党である保守新党でも幹事長に就任したが、
2003年11月9日の第43回衆議院議員議員総選挙で保守新党は
代表の熊谷弘が落選するなど惨敗し、自民党に吸収された。
かくして二階は約10年ぶりに自民党へ復党することになる。
（2022年10月2日 Wiki より）
そして、自民党に復党となる。【自民党】
まるで、自民党一筋だと思ったら、大間違えだ。
永い遍歴の後の、終（つい）の住処（すみか）は
居心地が良いんだろう。
いわば、二階「発言」は、古い、かます政治家の鏡。
では、涙腺の弱いわたしは、
目薬をさして、涙を流してみるか。
党もいろいろ、人もいろいろ。