ラッコ庵日乗

「不思議な話」や「ヘンな話」が大好きなラッコ庵の日記。

水取りや籠りの僧の沓の音

2021年03月15日 | 世間話
録画で東大寺修二会の中継を見ています。
修二会と言えばお水取り、お水取りと言えばおたいまつ、というわけで、おたいまつにばかり気がいっていたけど、中ではこんなことが行われていたのね!大仏開眼から1270年、一度も欠かさず世の安寧を祈り続けているなんてすごすぎます。

奈良に住んでたときは何回かおたいまつを見に行きました。さすがに最終日は混雑しているので、松明5~6本の時に。最近はどうかわかりませんが当時は回廊のすぐ下までいって火の粉浴びまくりました。
二歳くらいだった娘を連れて、お水取り翌日の「韃靼帽」にもいきました。子どもが元気に育つように韃靼帽という(三蔵法師がかぶってるような)帽子を被せてもらう行事です。そのせいか、娘は風邪ひとつひかず丈夫に育ちました。
その他にも万灯会や小正月のおしるこの振る舞いに行ったり楽しかったなあ奈良。

それはさておき。
修二会自体もともと疫病を封じる祈りがきっかけになっているらしい。幸か不幸かコロナのせい?で実現したこの画期的な中継。練行衆だけでなく帳の中に入るカメラマンも二週間だか自らを隔離して撮影に臨んだそうです。その甲斐のある貴重な映像です。
もうなんと言うか神秘的!

タイトルは芭蕉の句。
「籠りの僧」じゃなくて「氷の僧」という説もあるそうです。氷の僧もいいね!

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