ラッコ庵日乗

「不思議な話」や「ヘンな話」が大好きなラッコ庵の日記。

ランサムな日

2007年11月26日 | 本あれこれ
ARC(アーサー・ランサムクラブ)の創立20周年総会が横浜で開かれるというので、会員でもないのに、参加しました。
場所がすごくて、大桟橋のたもとにある「波止場会館」。地元民の私でさえ知らなかった超穴場です。こんなにランサムにふさわしい場所が他にあるでしょうか?
部外者の私はお昼から参加しましたが、午前中には会の運営に関する重要な議題(?)が議論されたと思われます。
お昼はお弁当を持って大桟橋の芝生(愛称くじらのせなか)でピクニックランチ。手作りペミカンの試食もありました。ペミカンって甘いんだ~

午後は会場でゲーム大会、バザー、ランサム合奏団の演奏などがありました。恒例?の「ランサムバスケット」はランサムに関するクイズ+椅子とりゲーム。いい大人が(ごめん^^;。子供もいました)、真剣にクイズを考えたり椅子に倒れこんだりして大騒ぎ。私も賞品をもらえる順の最後にすべりこみました。
そして最後は「スペインの淑女」の大合唱。実は私「スペインの淑女」の曲は初めて聞きました。

ランサム好きがこうじてヨットに乗っている方も多く、子供の頃読んだランサムによって人生の航路を決められた人が結構多いことに驚きました。
かく言う私も25年前にランサム作品の舞台となったイギリス湖水地方(ウィンダミア)を訪ねましたが、あの頃は情報が少なくて、もし知っていたとしても行動力が無くて、聖地を極めることができませんでした。
「ティティの滝」「かわらやボブの坑道」まで特定した会員の方々の写真の数々にはびっくりです。
他の本をどんなに好きになっても、「舞台になったここに行ってみたい」「主人公たちと同じ体験をしてみたい」とは思わないのに、どうしてランサムだけはこんなに人をひきつけるんでしょう?ランサムの魅力というか魔力ですね、これはもう。


「入会するとどんないいことがあるんですか?」
と聞いたら
「遊びのお誘いが沢山来ます」
だそうです。
実際この日も伊豆に停泊しているスクーナー「ヤマネコ号」から来た人や、これから乗りに行く人がいました。
会員でもないのに・・・って、この言い訳も大分飽きてきたので入会しちゃおうかな~。
といわれてもインドア派ランサマイトだし、家の事情でアウトドアの泊りがけのお誘いには出にくいし・・・。やっぱり実際に遊びに参加しないと入会する意味ないよねえ。昔使ったテントや寝袋、コンロなどキャンプ用品は揃っているので、夏のキャンプくらいなら参加できるとは思うのですが、問題は土人です。

三渓園と八聖殿

2007年11月20日 | おでかけ記録
恒例になってきた日曜のロングウォークで、八聖殿と三渓園に行ってきました。


大池越しに三重塔をのぞむ。沢山の歴史的建造物が移築されています。


三渓園の地図。 

三渓園は知らない人なら「横浜の真ん中にこんな日本庭園が!」と驚くこと必至のお勧めスポット。
以前は
「日本庭園なら他に本場があるし、わざわざ歴史のない横浜の日本庭園を薦めなくても」
と思っていたのですが、このごろどうして、山があって、大きな池があって、歴史的建造物もあって・・・というこれだけの規模の庭園はなかなかないのではないかと思うようになりました。
明治時代に生糸貿易で財をなした原三渓富太郎が私邸として作った庭園ですが、開園当時から一般に公開されており市民の憩いの場になっていたというのも珍しいのでは。戦前は海を臨む絶景の地で、三渓翁が支援する芸術家の卵たちを住まわせていたそうです。詩人タゴールも滞在したんだって。昔のお金持ちのスケールの大きさにビックリです。

さて三渓園と比べても知名度のない八聖殿ですが、実はかなりトンデモな建物です。


八聖殿。ごめんなさい、パンフからの複写なので画質悪いです。

法隆寺夢殿を模したといわれる三層楼八角形の建物で、熊本県出身の政治家で逓信・内務大臣を歴任した安達謙蔵(1864~1948)が建立し、1933(昭和8)年に完成しました。
現在では「横浜市八聖殿郷土資料館」と改名され、昔の農具や漁具が展示されていますが、本来は古今東西の八人の聖人の像を安置するための建物でした。

その八聖人とは、

釈迦、キリスト、ソクラテス、孔子、聖徳太子、弘法大師、親鸞、日蓮

うーん・・・。
安達さんの考える偉人なんだろうけど、なんか節操なくない?
今でもその像を見ることができますが、全部作者が違っていて、制作方法もブロンズとか木彫とかさまざま。よく見ると朝倉文夫とか北村西望などの名もあります。制作年は全部昭和8年なので、当代の有名彫刻家に一度に発注したのでしょうね。
これはこれですごいですが。

この建物は海を臨むがけの上に建っており、昔はこの下がすぐ海でした。その海だった場所にコンビナートができて、絶景をしのぶよすがもありません。がけに沿った道を降りていくと本牧市民公園に続いており、500メートルほどで三渓園の南門です。


三渓園の外側にある本牧市民公園。昭和三十年代に埋め立てられるまで、このがけまでが海でした。

京きなこ黒蜜仕立て

2007年11月05日 | 世間話
って、いやなに、チロルチョコの話なんですけどね。
だいぶ前にネット上で見たのを、ようやく近所のローソンでゲット。
レジ前につんでありました(笑)。

食べてみると、うーんモチモチしてる~。
はじめはきなこ味なんだけど、かんでるうちに黒蜜味がしてきます。

しかしよく考えるよね>チロルチョコ。