図書館に予約したところ順番待ちが百何十番目かで、すっかり忘れたころに連絡がありました。
多分書評を読んで「面白そう」と思ったから予約したのでしょうが、内容も忘れていたので、吸血鬼モノだったのにまずびっくり(驚くなよ>自分)。
といってもホラーというより「ダビンチコード」のような歴史ミステリといった方が近いでしょう。
16歳の少女が父の書棚で偶然手に取った一冊の本。
この本を発端に、失踪した父を探す娘の物語と、1950年代に同じく失踪した恩師ロッシ教授を探す父の物語、1930年代に本の謎を追う若き日のロッシの物語、3人の歴史学者(ヒストリアン)の3つの物語が重層的に語られていきます。
物語の舞台もアムステルダム、オクスフォード、イスタンブール、フランス、東欧などめまぐるしく変わるので、時間旅行と世界旅行が楽しめて、スリルとサスペンスとロマンス(笑)もたっぷりというとてもお得な本です。
夜を徹して一気読みできるブ厚い本がお好みの方にはぴったり。
ただ、もう一度読みたいかと聞かれると(ダビンチコードもそうですが)びみょー。
個人的には、今、世界遺産をDVDで見るのがマイブーム?なので、イスタンブールやピレネー山中の修道院の描写が楽しかったです。思わずグーグルマップの航空写真で、アヤソフィアを探してしまいました。
ここからネタバレありです。
わざとらしい写真(笑)
吸血鬼には限らないのですが、出るぞ出るぞと思っているうちは怖いのに、いざドラキュラ本人が出てくると(出るのよ!)なんか滑稽なのはなぜでしょう。例えば
スティーブン・キング「呪われた街」しかり。
小野不由美「屍鬼」しかり。
「屍鬼」なんか、途中から登場人物が吸血鬼ばかりになってしまって「吸血鬼ホームドラマ」化してるし。
極め付けが、
ポール・ウィルスン「ザ・キープ」
第二次大戦中、トランシルバニアの古城を占領したナチスドイツ軍が吸血鬼と遭遇するという話で、本当は怖いはずなんだけど途中から笑えてしょうがありませんでした。
こういうものは、ほのめかす程度の方が怖いってことなんでしょうね。
多分書評を読んで「面白そう」と思ったから予約したのでしょうが、内容も忘れていたので、吸血鬼モノだったのにまずびっくり(驚くなよ>自分)。
といってもホラーというより「ダビンチコード」のような歴史ミステリといった方が近いでしょう。
16歳の少女が父の書棚で偶然手に取った一冊の本。
この本を発端に、失踪した父を探す娘の物語と、1950年代に同じく失踪した恩師ロッシ教授を探す父の物語、1930年代に本の謎を追う若き日のロッシの物語、3人の歴史学者(ヒストリアン)の3つの物語が重層的に語られていきます。
物語の舞台もアムステルダム、オクスフォード、イスタンブール、フランス、東欧などめまぐるしく変わるので、時間旅行と世界旅行が楽しめて、スリルとサスペンスとロマンス(笑)もたっぷりというとてもお得な本です。
夜を徹して一気読みできるブ厚い本がお好みの方にはぴったり。
ただ、もう一度読みたいかと聞かれると(ダビンチコードもそうですが)びみょー。
個人的には、今、世界遺産をDVDで見るのがマイブーム?なので、イスタンブールやピレネー山中の修道院の描写が楽しかったです。思わずグーグルマップの航空写真で、アヤソフィアを探してしまいました。
ここからネタバレありです。
わざとらしい写真(笑)
吸血鬼には限らないのですが、出るぞ出るぞと思っているうちは怖いのに、いざドラキュラ本人が出てくると(出るのよ!)なんか滑稽なのはなぜでしょう。例えば
スティーブン・キング「呪われた街」しかり。
小野不由美「屍鬼」しかり。
「屍鬼」なんか、途中から登場人物が吸血鬼ばかりになってしまって「吸血鬼ホームドラマ」化してるし。
極め付けが、
ポール・ウィルスン「ザ・キープ」
第二次大戦中、トランシルバニアの古城を占領したナチスドイツ軍が吸血鬼と遭遇するという話で、本当は怖いはずなんだけど途中から笑えてしょうがありませんでした。
こういうものは、ほのめかす程度の方が怖いってことなんでしょうね。