ラッコ庵日乗

「不思議な話」や「ヘンな話」が大好きなラッコ庵の日記。

耳石症その後

2019年06月30日 | 健康
耳石が原因のめまいのことを韓国では「耳石症」という、と日本語の生徒さんに教えてもらいました。なるほど、その方が原因が一目瞭然でいいですね。
で、そのめまいは三日ほどで落ち着いたのですが、三日間寝たきりだったのが祟って腰痛がひどく、今はそれの方が辛い状態です。
私は幸せなことに基本体が丈夫ですが、今回つくづくわかったのは「痛み」というものが人のあらゆる意欲を奪う、ということ。
本当に健康ってありがたい。

横スタで野球観戦

2019年06月21日 | おでかけ記録
オリンピックのチケット、外れた。
新聞に、枚数制限いっぱい(二人で60枚)応募した人も全部外れたと書いてあったので、あきらめもつくというものです。古いテレビを買い替えてテレビで観戦します。

うちが申し込んだのは、横浜スタジアムで開催される予定の野球が主だったのですが、その横スタに昨日行ってきました。Dnaと日本ハムの交流戦。
実は私がこのまえ横スタに行ったのは大洋ホエールズの時代(^-^;。
いつも横を通るきれいになったスタジアムを見てみたいと思って、大洋時代から横浜ファンの夫にチケットを取ってもらいましたが、うそかまことか一番チケットが取りにくい球場と言われる横スタ。2か月くらい前に取ろうとしたら交流戦しかなかったそうです。

筒香や清宮らがホームランを打つ面白い試合だったのですが、6回で勝ち越されて9回でダメ押しの3点入れられて「勝って横浜市歌を歌う」という私の願いはかないませんでした。1塁側の10列目くらいだったのですが、ファウルボールが隣の席の女性に当たって(かすった程度)、拾った人が近くにいた男の子にあげるというハプニングも。イニングの間にディアナ(チアチーム)がバズーカで飛ばした景品も1列後ろに落ちたので、こういうこともあるんだなと思いました。

横スタはオリンピックに備えて?外側に客席を増設中です。
女性ファンの集客に力を入れているそうで、ガルフェスなど女性向きのイベントも多数。レプリカユニフォームを着た女性がたくさん来ていました。女性用トイレがたくさんあってほぼ並ぶ必要がなかったのも〇でした。昨日31000人くらいの入場があったそうですが、ざっと見て半分近くが女性だったような気がする。
夫は「去年までいた山形県のN市の人口よりここにいる人の方が多い」と言っていました。すごいですね。

という訳で、久しぶりの野球観戦は思ったより楽しかったです。
球場名物の「みかん氷」も食べました。氷の上に缶詰のみかんをたっぷりのせたもので、氷自体は甘くないので暑い時にはさっぱりしていいのでは。夕べはちょっと涼しかったので全部は食べきれませんでした。機会があったらまた行きたいです。

ギュスターヴ・モロー展

2019年06月16日 | おでかけ記録
という題で日記を書こうとしたら、マイミクのYUKIさんが全く同じタイトルで日記を書いていらっしゃいました。しかも昨日の、全く同じ時間帯に会場にいたみたい。お会いしたかったです(^-^;

会場は汐留パナソニック美術館。パナソニックのショウルームになっている1階からエレベーターで4階へ上がり、友達とふたり、エレベーターを降りて美術館の入口へ向かおうとしたら、そこで事件が起きました。
エレベーターの前に立っていたおばちゃんが、チケットを手につつっと寄ってきて
「よかったらチケット2枚1000円で買ってもえません?」と。
「でもこれ招待券ですよね?」というと、
「入場料は一人1000円だし、自分も映画代くらいにはなるから…」みたいなこと(正確な言葉はわすれましたが)をいう。さらに
「心配だったら、入口まで一緒に行きますから」
というので、そこまで言うならと譲ってもらいました。結果無事に入れて、おばちゃんはそこで帰っていきましたが、なんか釈然としないものが残りました。
後で夫に言ったら、
「成立したばかりのチケット転売防止法に引っかかるんじゃないの?」だって。
調べてみたらその法律は「日時座席を指定したチケットを、買った時より高く転売してはいけない」ということのようでしたが、夫は「主催者に損害を与えた(1000円儲け損なった)ことになる」というのです。
そういわれればそうかも。でも断ったとしても他の人に売りつけるだけだよね。どうすればよかったのかな?炎上すると困るので人に言わないでくださいね~(^-^;

で、モロー展です。
パリのギュスターヴ・モロー美術館ともう一つの美術館から絵がきていたのですが、実は私20代のころに、今回一緒に行った友達とパリのモロー美術館を訪ねているんですよね。
モロー美術館は、モローが住んでいた家をそのまま美術館にした小さいミュゼで、友だちが言うには、私が「絶対行きたい」と言って道に迷いながら引っ張っていったんだとか。モローの何にそんなに執着していたんだ、昔の私?
そのわりに絵についての記憶なし。友だちが印象に残ったのは部屋の中に螺旋階段があったこと、私が覚えているのはトイレの便座が木製だったこと…(笑)
今回の展覧会では、モロー美術館の館内の写真もたくさん展示されていたのですが、部屋の壁に所狭しと絵がかけられているのを見て「そうそう、こんなだった」。螺旋階段も確かにありました。

今回、有名な「サロメ」をはじめ神話や聖書に登場するファム・ファタ―ル(運命の女)の絵が多数。昔はオスカー・ワイルドにかぶれたりしていたので、ドラマチックでおどろおどろしい物語性に惹かれたのかなと思いますが、今見ると美しい色彩と深い陰影が魅力的な絵だと思いました。

中も思った以上の盛況でしたが、見終わって外に出てびっくり、
入場制限がされていてたくさんの人が並んでいました。ちょっと調べてみたら5月末にテレビ(ぶらぶら美術館)で紹介されたみたい。
汐留という場所柄から、お昼休みと思しき会社員の姿もちらほらみられて、こういう場所に美術館があるというのもいいものだなと思いました。