ラッコ庵日乗

「不思議な話」や「ヘンな話」が大好きなラッコ庵の日記。

アバター

2010年01月15日 | 映画・ドラマ・マンガ・アニメ
3Dの「アバター」を見てきました。
予想外に面白かった。
これはわざわざ映画館に行って、お金を出して見るべき映画ですね。

「スターウォーズ」や「ジュラシックパーク」を初めて見たときには、
「映画はここまで出来るようになったのか!」
という感動があったものですが、今回もその種の感動がありました。
ただ技術がいくらすばらしくても、描かれている内容がつまらなければ意味がないわけですが、その点でもこの作品はバランスがとれていたように思います。
監督は1995年ころに脚本を書いて温めていたそうで、
「人間の想像力に技術が追いついてきた」
というべきか?
ジェームズ・キャメロン、やりますねえ。

惑星パンドラの風景がすばらしい。
見知らぬ惑星の雄大な自然と豊かな生態系をリアルな3D映像でありありと見るのは新鮮な体験でした。これを見るためだけでも映画館に足を運ぶ価値あり。
ただ、生物の生命は惑星の生命と一体のもの的な自然観は、私たちにとってはどこかで見たおなじみのもの・・・
「ナウシカ」「もののけ姫」、ちょっと「ラピュタ」?
お約束の飛行シーンもあったし(笑)、影響受けてないとは言わせない(^^ゞ。

後半はこれでもかの戦闘シーンの連続。
身長3メートル、抜群の身体能力を持っているとはいえ、弓矢と槍くらいしかもたない原住民のナヴィたちに、侵略者である地球人が、圧倒的な火力で襲いかかるシーンに、私はベトナム戦争や古くはアメリカインディアンの掃討などがオーバーラップして仕方がなかったのですが、これをアメリカ人はどう見るのだろう?(しかも、それでも勝てないところまで同じ・・・)
でもラストは予想どおりのハッピーエンドなので安心してください(?)
堂々たる娯楽大作でした。

ところで。
惑星パンドラの原住民ナヴィ族の姿、何かに似ていると見ている間じゅう思っていたのですが・・・
青い体、全身の模様、体型、森に住む巨人であること・・・
そうだ!「もののけ姫」の「ダイダラボッチ」!
ここにも宮崎アニメの影響が・・・

と、思ったのはやっぱ私だけかなあ・・・(-_-)