3月末に、foggyかおるさんのブログに置いてあった
ナルニアバトンを、今頃になって勝手に拾ってきました。
すぐ答えるには、記憶があやふやだったので全巻読み返していたのです。
忘れていたことも多かったし、いろいろ発見がありました。
Q1) PCもしくは本棚にはいっている「ナルニア」は?
PCにははいってません。本棚にはハードカバー全巻があります。
「ライオンと魔女」の奥付を見たら1974年発行でした。
Q2) 「ナルニア」との出会いは?
中学生の頃、図書館の児童文学の棚のシリーズものを読破する趣味があった。
ちなみに、アーサー・ランサムともそこで出会いました。
妹とお小遣いを出し合って、まず「ランサム全集」を1冊ずつ購入。
それが終わってから「ナルニア」を購入しました。
Q3) 好きなキャラを3人(3匹? 3頭?)まで挙げてください。
えっ、考えてみると急には思いつかない。嫌いなキャラはたくさんいるんだけど(爆)。
それに人間のキャラは、一部の例外を除いて類型的だし。
キャラが立ってるという意味で、
「リーピチープ」(誇り高き勇者)
「アラビス」(賢いタルキーナ)
「泥足にがえもん」(実は勇敢なペシミスト)かな。
Q4) 好きな巻ベスト3は?
「朝びらき丸 東の海へ」
「魔術師のおい」
「馬と少年」
Q5) 好きなシーンを挙げてください。3つ以内で。
「ライオンと魔女」で、ルーシィが、衣装ダンスを通って初めてナルニアに入るシーン(これははずせないでしょう!)。
「魔術師のおい」でナルニアが生まれるシーン(荘厳!)。
「朝びらき丸」の「のうなしあんよの館」?で、ルーシィが魔法の本を読むシーン(魔法に満ちた静けさと明るさ)。
この最後のシーンの前後は特に好きです。
Q6) 映画は観ましたか? ご感想は? 要望はありますか?
観ました。
よくできていて不満はありませんが、全てが「想定内」って感じ。
詳しくは
こちら
オマケ)個人的な思い出
私の通っていた学校の近くに人の住んでいない洋館があって、その荒れ果てた庭に、姿のいい木が一本立っていました。ポーリン・べインズ描くナルニアの木にとても似ていて、妹とふたり、勝手に「ナルニアの木」と呼んでいました。
今思えば、切ってきてタンスを作ればよかったのかも・・・。
バトンのお返事は以上ですが・・・。
実を言うと、私、初めて読んだ時から「ナルニア国物語」のキリスト教的世界観と説教くささには、辟易する部分がありました。
もの言う動物は人間と同じだが、もの言わぬ動物は食べてもいい、だとか、カロールメンの描き方だとか。
「最後のたたかい」のラスト2ページは、何度読んでも違和感を感じます(「そりゃ、ないだろう!」)。
「朝びらき丸」が好きなのも、そういう部分が一番少ないから?
これだと、まるで私は「ナルニア嫌い」みたいに聞こえますが・・・。
にもかかわらず、全巻揃えて、その上時々読み返してしまうというのは、それを補ってあまりある魅力があるからだと思います。
その魅力とは、「生き生きとした想像力」であり、「魔法の力」であり、厳格な老人が思いがけず見せる面白い一面のような「たくまぬユーモア」です。
それに「信仰」がなければ、この物語は書かれなかったと思うしなあ。
・・・というわけで、私の「ナルニア」観はかなりフクザツです。
バトンは、拾いたい方、拾っていってください。
それからTBさせていただきました>かおるさん。
どうぞよろしく。