憂鬱な4月

そこで起こり得る瞬間

ハサミ男

2005年03月17日 | 殊能将之
さて、拙僧がミステリ好きなのはある程度知れ渡っている事と思いますが
拙僧が一番好きな作家が殊能将之センセーでございます。

いちばん有名な作品はまぁ「ハサミ男」ですな。これで第十三回メフィスト賞を獲ったわけです。
ところで、そもそもメフィスト賞とは何なのか?という方もいるとは思います。

ちょっと解説:
作品は未発表の物、期限無し、枚数制限無し、選別者は全て現役編集者が行う。この4つが他の賞とは違う所です。京極夏彦が持込でデビューしたことから、この賞が生まれたという話もあります。
賞金は有りません。ただし受賞した作品は講談社ノベルズとして出版されますので、印税が賞金代わりなのでしょう。

清涼院流水の「コズミック」や蘇部健一の「六枚のトンカツ」なども受賞していますので、厳密にミステリーというものではなく、面白ければそれでいいという一芸入試のような装いがあります。

ですが森博嗣や殊能将之、古処誠二、古泉迦十などの他のミステリー賞受賞作家等にも劣らない逸材が輩出されているので、逆に現代に合ったミステリー賞といっていいでしょう。

こんばんわ、塩水です。今日はまぁ宣伝ですかね。我らが殊能センセーの。
そんな殊能センセー、デビュー作の「ハサミ男」がとうとう3/19にお台場シネマメディアージュにて公開されます。
センセーのHPなどではだいぶ前から話があったのですが、最近まで情報が出ないでやきもきしていましたよ・・・・
どうも原作とはだいぶ違うみたいなので、その差を見るために見に行きたいと思っています。


この殊能センセー、仕事は何しているかと云いますと、福井で家事手伝いと言う形になっています・・・
名古屋大学卒業後、編集プロダクションに入り、どこかの推理小説サークル(規模は不明)の会長をやったりして、結局会社は退職。都会に住んでいたもの、体調不良により故郷の福井に戻ったようです。

素晴らしいのがメフィスト賞を獲った時の話。受賞が決定した事を伝えようと編集が電話→現在未使用。書面で連絡→住所不明。慌てふためいて、メフィスト誌上で告知を出したら、やっと本人から連絡が来た・・と、デビュー時から流石殊能センセーですな。

まぁ、一日中ぼんやり生活して、お笑い番組や、ワイドショーを見て自炊(これがやたら凝ってる)という素晴らしい生活を続けています。

時間はあるので海外のSF作品やミステリーを翻訳して自身のHPに載せたり、スクリプト組んで遊んだり、国内でもっとも充実したアヴラム・デイヴィッドスン(SF、ミステリー作家)のHP作ったり、いろいろしています。しかし特に凄まじいのがその読書量。ともかく海外物SFを大量によんでます・・・

作風はオイラは評論家じゃないので大した事は書けませんが、本格とバカミスでしょうか・・特に石動偽作シリーズは登場人物の中で一番物事を理解していない(?理解してはいるが、変な解釈している)主人公が最高です。なんたって滅多に推理が当らないのですから・・・・
ああ・・メタミステリー見たいなのも書いていましたね・・


そんな大好きな殊能センセーの今後の活躍をさらに期待しています。


どうやら2chもきちんとチェックしておられるご様子・・・



>某 最近声優チェックしてないんでわかんなかったが・・まぁしずかちゃんの声は俺はそんなに問題にしていない。問題はすね夫がドモン・カッシュなのと、ジャイアンが14歳って言うことだ・・・・

近いうちにガストで飯食いがてら、ドライブの話でもしますかね~