ホテル屋日記

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京阪神ドリーム 25年ぶりの夜行バス

2007-02-14 11:35:23 | 乗り物

静岡に出かけることになった。何時ものようにケチケチ旅行である。選択した交通機関は夜行高速バス「京阪神ドリーム」。神戸・三宮を始発に大阪駅、京都駅を経由、深夜の名神・東名をあちこちのSAで時間調整しながら浜松駅、静岡駅へと向かう。恥ずかしながら関西ー静岡間に夜行バスが存在しようとは思わなかった。距離が短すぎるからだ。あるとすれば昼行便だろうと検索するとドリームが日に1便設定されている。
魅了的なのは料金が大阪ー静岡¥6500。身障者手帳を持つ私は半額の¥3250で静岡まで運んでくれる。
ただ、一抹の不安が無くもなかった。学生時代、まだドリームが大阪ー東京路線程度しかなかった頃何度か利用したが、眠れなかった。国鉄の夜行急行のボックス席ではそこそこ眠れたが、4列シートながらリクライニングのバスではどうにも眠れなかった。もちろん現在のドリームは基本的に3列独立シート、リクライニングの傾斜角度も比較にならない。さてさて、その結果は・・・・・

大阪駅前発は22:50である。気がはやり1時間ほど前に桜橋口のハイウエイバス乗り場に着く。既に多くの乗客が集まっている。若者主体だが、比較的年配の人も少なくはない。乗客が多いのは当然でこの時間は夜行バスのラッシュアワーなのだ。東京方面行きだけでも元祖ドリームの他、新宿行きのニュードリーム、高級バージョンのプレミアムドリーム、4列シートで廉価版の青春ドリーム、そして車長15メートルの巨大バスを使用したメガドリームなど多種多様である。それぞれにそこそこの乗客を乗せて発車して行く。正にドリーム乱れ打ちという感じで壮観である。

さて、わが京阪神ドリームは三宮から22:45頃到着。車体はJR東海バスの三菱車である。HPやパンフレットではボルボ車が紹介されていたのだか。三菱か、ちょっと怖いなあ。乗客は東京便と比べるべくもなく少ない。しかし、10名といないのはあまりに寂しい。次ぎの京都駅前でも1・2名増えたのみ。座席はリクライニング機能はもちろん、フットレスト、レッグレストまで装備している。しかし、結果は危惧したとおりほとんど眠れなかった。浜松到着前の1時間ほどだろうか。どうも路面のジョイント通過時の衝撃、ダブルデッカー故の圧迫感、原則締め切りのカーテンからくる狭窄感などが理由だろうか。
なんともけだるい状態で定刻7:05、雨の降る静岡駅前に到着。