Fのぼやき

日々の生活、プログラミング、映画なんかをぼやく!!

SOAの参考文献

2005-03-23 02:14:59 | Webサービス
SOA関係の情報
達人SEさんのブログを覗いていたら、面白い文献を発見。

P. Hellandさんという方が書かたものだが、独立したシステムをつなぐ際のSOAの難しさをまとめていてくれて頭を整理するのに役立った。

SOAというとイントラネット内で既存のサービスを組み合わせて再利用性を高めよう!!といったものという印象があった。そのため、SOA自体はたいしたことないじゃんとか思っていたわけだが、他人の作ったサービスを連携させようという話になったら急に難しくなるみたいだ。自律したシステム間でどのようにデータを共有し、相互理解しあうというのは結構タフな仕事のようだ。

今回はメッセージングについて焦点をしぼっていたが、実際にシステム間での連携をビジネスレベルで行うためにはさらに、トランザクションやセキュリティを考慮する必要がある(詳しくは知らないが)、改めてWebサービスの奥の深さを実感した。

はたして、Webサービスのこれらの問題点を上手く解決するような方法論やミドルウェアは登場するのか?そして、それらを解決するだけで本当にWebサービスは広まるのか(分散コンピューティング自体本当に必要なのか)?など、Webサービスへの興味がわいてきた。








「茶の味」

2005-03-22 00:04:34 | 映画
以前、ネットでやたら評判が良かったので借りてみた。
予告を見た限りではイマイチ中身がわからなかったのだが、見終わった後もイマイチ良くわからない。

山場もなく、ある家族の姿をのほほんとしたタッチで描いている。それこそが監督の描きたかったものだろうが、話にメリハリがなく退屈だというのが正直な感想だ。

ただ、登場人物たちの行動や考え方(微妙におかしい)、には「あっ、それわかる」とか「そういえば、昔そうだったなぁ」とかいう場面があった。いつもヒョーヒョーとした業界人でもあるおじさん演じる浅野忠信が振られた彼女を目の前にして挙動不審になるさまなんかは、同じ男として深く共感した。

心に余裕があったら素直に楽しめたかも、などと考えた自分はもしかして余裕がないのかもしれない。

「茶の味」 ★★

Ajax Webアプリケーションの新たな形

2005-03-20 21:25:36 | IT業界
Ajax: Web アプリケーション開発の新しいアプローチ
Slashdotを読んでいたらAjaxという技術を始めて目にしたので、その中身を探ってみた。
現在の多くのWebページのようにユーザーがほしい情報をWebサーバーにリクエストし、全てを閲覧するのに対し、AjaxではJava ScriptとXMLやXSLTを組み合わせることによって、ローカル内に持ってきたたくさんの情報の中からみたい情報を部分部分みていくことになる。なにがうれしいかというと、最初にデータをとってくれば、それ以後はそのデータを処理するだけでよく、待ち時間が体感的に減ることになるのだ。

Google MapsやGoogle Suggestなどでも使われているらしく、英語版に実際にアクセスしてみたらなるほど待ち時間が少なくサクサク動く。
昨今リッチクライアントがもてはやされているが、現在のブラウザをそのまま使えるという強みがAjaxにはある。Java ScriptをOnにしないと使えないため、拒否反応を示す人もいると思うが、面白い技術である。

2ch発OS「Mona」

2005-03-19 00:17:32 | IT業界
FrontPage - Mona PJ Wiki
以前から少し気になっていた2ch発OS「Mona」。

CDブートができるようになったと聞いてサイトを覗いてみたら、なかなかどうして順調に成長している。スペックを覗くとA. S. タネンバウムのOS本を思い出させる用語がずらり。かなり勉強しているようだ。

exeファイルが実行でき、すでにgccでアプリが開発できるみたいだ。スクリーンショットを見る限り、GUI部分もしっかりしていて、透過Windowや、アスキーアートフォントなどの遊び心が満載。

Windowsに勝つというのは難しいと思うが、特徴をもった楽しいOSを期待したい。

坂村健氏のプロジェクトが順調なようです。

2005-03-18 01:52:41 | IT業界
坂村健氏率いる国家プロジェクト、ユビキタス社会に向けた本格実証実験開始へ
坂村健氏のプロジェクトが順調らしい。
最近の日立のミュー・チップをはじめとするRFIDの技術革新と低コスト化を考えると、プロジェクトは今後も加速度的に成果を出し続けるように見える。

坂村先生は80年代から90年代にかけてTRONを提案した方である。TRON自体は非常に優れたOSで、一時は教育機関がTRONを採用し今後日本の標準OSになりかけた歴史がある。結局アメリカの圧力で、その夢はかなわなかったが、今回はその時かなわなかった日本制覇に邁進しているように見える。

ただ一つ気になるのは、坂村さんのプロジェクトがどのくらい標準を意識しているかだ。例えば、昔の記事によれば今回のICタグに使われる識別子はユビキタスIDとか呼ばれるものらしい。たしかに独自の規格を使った方が効率的なシステムは作れると思うが、それによって失うものも大きい。例えばもし、IPv6アドレスを使ったとしたら、IPv6対応のDNSなどと組み合わせることにより、そのままセマンティックWebと組み合わせられる。逆にユビキタスIDを用いた場合はDNSなどのシステムがまた新たなに必要になるのだ。

詳しく仕様書を読んだわけではないのでなんともいえないが、できれば今回のRFIDブームには国産技術が勝ち残ってほしい。そのためにも独自仕様にこだわらない柔軟な姿勢を期待したい。