Fのぼやき

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『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎

2006-10-09 01:03:03 | 
本屋で山積みされていた本をなんの前知識もなく衝動買いした。
本は大抵ブックオフと決まっているので、なにかしら運命的なモノを感じたのかもしれない(単に社会人になって金銭感覚がくるっているだけかもしれないが)。

内容はシュール。
近代文明から隔離された島。
殺人がゆるされた男。
しゃべるカカシ。
そしてカカシ殺人事件。

最初は話が唐突な感じがしてあまり感情移入ができなかったが、途中から世界観を理解し始めてからはかなりはまってしまった。
村上春樹を真面目にして(それでも平均よりもシュールだが)、オチをつけたという印象をうけた。

伊坂幸太郎の作品は他にもあるので是非読んでみたい。

『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎 ★★★★

『永遠の仔』天童荒太

2006-10-09 00:12:51 | 
昔本屋で山積みされていたのは覚えているけどあんま興味をもてなかった本。
ブックオフで100円でゲット。

この手の重そうな話はあまり好きではないのだけど、内容の迫力に圧倒されて、一気によみきってしまった。
虐待を受けた子供のその後の人生を描いた作品なんだけど、同じ経験を共有をした主人公たち(男2女1)のつながりの強さに少し救われた。

自分の親は普通だと思って生きてきたけど、普通の親でいてくれたことにとても感謝したくなった。

『永遠の仔』天童荒太 ★★★★(5点満点)