XMLの高速化は実現するか
XMLをバイナリで処理するための標準規格を策定しようという話があるらしい。
XMLのようなテキストデータでは処理が重く、携帯電話などの処理能力の低い機器には向いていない。しかし近年のXMLの普及によりそのような機器でも使う必要がでてきたため、2~10倍軽くなるバイナリ形式の標準仕様を定めようというのだ。
Unicodeのテキストデータの使用により、互換性の高いデータ形式を提供できるということはそもそもXMLの売りの一つであった。そのため、W3C自身もバイナリ化はできればしたくない話である。しかし、このままでは各ベンダーが勝手にXMLのバイナリ化を進めてしまう恐れがあり、結局それでは互換性の高いデータ形式の実現がまた困難になってしまう。
「今後携帯も早くなるさ」という考えで必要ないという人もいると思うが、そもそもそういう考え方自体がおかしかったのかもしれない。確かに「PCは今後早くなるさ」という考え方は正しかった。しかし同じ問題が現在では携帯に起こっているし、それを解決しても同様の問題が必ず起こる(RFIDの容量の問題だとか)。難しい問題だが、バイナリ化は悪くないかも。
XMLをバイナリで処理するための標準規格を策定しようという話があるらしい。
XMLのようなテキストデータでは処理が重く、携帯電話などの処理能力の低い機器には向いていない。しかし近年のXMLの普及によりそのような機器でも使う必要がでてきたため、2~10倍軽くなるバイナリ形式の標準仕様を定めようというのだ。
Unicodeのテキストデータの使用により、互換性の高いデータ形式を提供できるということはそもそもXMLの売りの一つであった。そのため、W3C自身もバイナリ化はできればしたくない話である。しかし、このままでは各ベンダーが勝手にXMLのバイナリ化を進めてしまう恐れがあり、結局それでは互換性の高いデータ形式の実現がまた困難になってしまう。
「今後携帯も早くなるさ」という考えで必要ないという人もいると思うが、そもそもそういう考え方自体がおかしかったのかもしれない。確かに「PCは今後早くなるさ」という考え方は正しかった。しかし同じ問題が現在では携帯に起こっているし、それを解決しても同様の問題が必ず起こる(RFIDの容量の問題だとか)。難しい問題だが、バイナリ化は悪くないかも。