Fのぼやき

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「オペラ座の怪人」

2005-10-31 01:37:43 | 映画
「オペラ座の怪人」という名前はちょくちょく聞いていたが、今までストーリーについてはあまり知らなかった。それでも、他の作品に大きな影響を与えているため、部分部分については意外と知識があったりする。

想像としては劇団員に苛められるヒロインを、オペラ座の天井裏に住み着いた元天才劇団員が教育して、スターの座に導くみたいなものだと思っていた。映画を観ると元のストーリーと想像が真逆であることに驚く。

ネットで色々調べると、どうやら「オペラ座の怪人」は原作に対して、映画、ミュージカルなどで年代ごとに様々なアレンジが加えられており、伝言ゲーム的に話が変わって伝わった結果、今回の勘違いへとつながったみたいだ。

ちなみに原作では、オペラ座の怪人(ファントム)は出所の知れない、粘着質のストーカーとのことで、単なる化け物扱いだそうだ。それ以降の作品ではこの怪人がとヒロインの間の恋愛などの話がでてくるようになり、設定もバリエーション豊かになっていく。サーカスの見世物だとか、ヒロインの父親だとか、現代のミュージシャンだとか色々ある。勘違いしていた元劇団員っていうのも、どっかの作品にでてきた設定だろう。

というわけで有名な「オペラ座の怪人」について知識を得られただけで満足なのだが、映画自体もなかなかいい。ときおり字幕がよくわからなかったりするが(訳者の戸田奈津子さんは当時2chで相当叩かれたらしい)、見て損はない。

「オペラ座の怪人」 ★★★★(5点満点)

『フライ,ダディ,フライ』/金城 一紀

2005-10-29 01:41:32 | 
映画で見たついでに本屋で立ち読みして読んだ本。
ページ数もそんなに多くなく中身も重くないので立ち読みでも十分読了できる分量。
映画がやたらあっさりしていたのだが、それ以上に原作もあっさりしている。

昔宗田理という作家がいたが、その人に作風は似ているかもしれない。中学生向けという印象はぬぐえない。同じ作家の「GO」が好きだっただけに(あれは映画がすごく良かったのだが)、これは読まない方がよかった。

『フライ,ダディ,フライ』 ★★(5点満点)

「下妻物語」

2005-10-28 23:59:17 | 映画
以前DVDで見ていたのだが、今回たまたまケーブルでやっていたのでまたまた見た。

舞台として常磐線がでてくるのでちょっとした親近感を感じる。またヤンキーとロリータという世の中に逆行した感じも研究者と通じるものがある。

自分をしっかりもっている奴は強いと感じる映画。その分苦しいこととか、損することもあるだろうけどね。妥協しまくりの現状が恥ずかしくなってしまうな。

映画としてはかなり冒険的なつくりなんだけど、強いメッセージがこめられているからこそいい映画になっているのだと思う。逆にいうとメッセージがしっかりしていれば、かなり表現の幅が広がるということか。なかなか深い話だ。

「下妻物語」 ★★★★(5点満点)

XMLと特許

2005-10-28 00:25:57 | IT業界
XMLの特許について訴訟を起こしている会社があるそうで・・・。

XMLの勧告は1997年。なんで今頃こんな訴訟を起こすのか不思議に思い実際特許の中身を調べてみた。

特許の原文

やたら長いので適当に流し読みしていたが、どうやらこの特許が訴えているのはタグだとか木構造だとかXML全般の話ではなくて、どちらかというとRDFで使われているようなERモデルの拡張的な使われ方(な気がする。非階層的、バージョニング、インスタンスとか言う言葉から勝手に推測)。昨今のRSSなんかが対象の訴訟なのかも。

どちらかというとXMLのタグだとかよりもモデルの話は昔から腐るほどされてきたわけで、どれかしらこの特許に似ているモデルは見つかると思う。セマンティックWebで使われている記述論理が、実は他の論理と等価でしたなんて話もある。今更モデルやアーキテクチャで特許とるのは難しいだろうな。