Fのぼやき

日々の生活、プログラミング、映画なんかをぼやく!!

XMLと特許

2005-10-28 00:25:57 | IT業界
XMLの特許について訴訟を起こしている会社があるそうで・・・。

XMLの勧告は1997年。なんで今頃こんな訴訟を起こすのか不思議に思い実際特許の中身を調べてみた。

特許の原文

やたら長いので適当に流し読みしていたが、どうやらこの特許が訴えているのはタグだとか木構造だとかXML全般の話ではなくて、どちらかというとRDFで使われているようなERモデルの拡張的な使われ方(な気がする。非階層的、バージョニング、インスタンスとか言う言葉から勝手に推測)。昨今のRSSなんかが対象の訴訟なのかも。

どちらかというとXMLのタグだとかよりもモデルの話は昔から腐るほどされてきたわけで、どれかしらこの特許に似ているモデルは見つかると思う。セマンティックWebで使われている記述論理が、実は他の論理と等価でしたなんて話もある。今更モデルやアーキテクチャで特許とるのは難しいだろうな。

静脈認証

2005-10-19 13:51:34 | IT業界
給料の振込み先の口座をつくりに東京三菱にいってきた。
驚いたのはそのサービスの向上。最近郵便局にしかいっていなかったので知らなかったが、まずいろんなサービスが提供されているのにびっくり。口座をつくるのも2種類くらいあるし、口座以外もやたらたくさん貯金の種類がある。銀行に入った瞬間に二人くらいのおねぇさんに囲まれて何をしにきたのか聞かれ、やたら詳しい説明を受けた。なんかやりづらい。若者向けじゃないな。

静脈認証についてもやたら説明をうける。待ってる間に2回、カードを作るときに1回の3回つくるかどうか聞かれた。CSやってるだけに興味があったので入ろうと思ったが、どうやらコンビニや他銀のATMからお金がおろせなくなるらしい。これ何気に困る。少し考えればわかるけど、静脈認証というからには暗証番号方式のATMからお金がおろせたら問題なわけで。さすがにそれだと不便だし、結局暗証番号方式に。

結局技術がどんなに進歩しても社会的問題がそれを阻むんだよな。

XS

2005-10-08 22:15:32 | IT業界
今日デモ用のプログラミングをしていて思いついた言葉「エクストリーム・スタディイング」。一応目標は研究のベストプラクティス。
エクストリーム・プログラミングのパクリ。


研究の初期段階の理論よりも実施とシミュレーションを重視しており、また、各工程を順序立てて順番に積み上げていくことよりも、常にフィードバックを行なって方向修正していくことを重視している。

 XSでは、研究チームが共有すべき4つの価値が示されている。すなわち、社会の課題と研究者の、もしくは研究者間の円滑な「コミュニケーション」(communication)、必要最小限の理論や分野の知識を用いる「シンプルさ」(simplicity)、頻繁なシミュレーションによる「フィードバック」(feedback)、大胆な方針変更に立ち向かう「勇気」(courage)の4つである。

 その上で、経験に基づいた具体的な実践項目(「プラクティス」と呼ばれる)が12個挙げられている。余計な複雑さを排除する「シンプルデザイン」(simple design)、動作を変えることなく前提、目標を書き直す「リファクタリング」(refactoring)、1つのテーマを2人で共有して常に研究を行う「ペアスタディング」、小規模な改良を頻繁に行なう「スモールリリース」(small releases)、週40時間以上働かない「40時間労働」(40-hour work)、現場の人を常に研究チームに参加させる「オンサイト現場の人」などである。

みなさん興味をもったら是非試してください。

NetBeans5.0 beta

2005-10-03 14:11:31 | IT業界
GUI作成がさらに楽になったらしいのでダウンロード。

たしかにGUIつくるのが楽になっている。独自のレイアウトライブラリを使って、Swingの苦手なレイアウトをサクサクつくることができた。途中までは。

途中からはバグバグバグ。大きな企業の作ったソフトで久しぶりにヌルポみましたよ。結局10分でアウト。正式リリースまで待つか。かなり使いやすかっただけに残念。

進歩性欠如により松下敗訴

2005-09-30 15:58:39 | IT業界
【速報】進歩性欠如により松下敗訴
栗原潔さんのBlogで早速ジャストシステム訴訟の結果について書かれている。
結果は進歩性の欠如ということで常識的にも法的にも妥当な判決だと思われる。

今回の判決は非常に大きな意味を持っているといっていいだろう。例えばいまAppleが訴えられている、「アルバム名などにしたがって曲を選択する特許(うろ覚え)」というのも今回の事例と比較すれば進歩性の欠如にあたると予想される。

それにしても松下は訴訟に負けて、社会的にも叩かれて踏んだり蹴ったりだ。松下の知財部の社員は甘すぎたのだろう。