Fのぼやき

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『象の消滅』村上春樹

2006-03-24 22:17:56 | 
タイの旅行中に読んだ本。
村上春樹の初期の短編を選んだ本。

村上春樹を好きな理由は話にあまり意味がないこと。
偉い作家の書いた本を読む時、自分が本のいいたいことを全く読み取れていないのではないかと不安になってしまうのだが、春樹先生の本の場合そういう心配をする必要がない。

というわけで今回の本も、飛行機で半分眠った状態でだとか、うるさい電車の中でだとかでも臆することなくのんびりと読むことができた。

話自体は初期の短編ということもあり、現在の作風とは微妙に違う。先日発売された『東京奇譚集』に比べて肩に力の入った作品が多いなとの印象をうけたが、それでも楽しく読むことができた。

個人的には「月のある晴れた朝に100パーセント の女の子に出会うことについて」という作品の無責任さが好き。人には薦めないけど。


『象の消滅』村上春樹  ★★★(5点満点)

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