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冬場の彦根旧港湾、外来魚の温床に

2007年03月17日 19時42分08秒 | 環境全般
冬場の彦根旧港湾、外来魚の温床に
下水処理の温水目当てか

 冬場の外来魚の回収が突出して多いことがわかった彦根旧港湾(彦根市尾末町)

 琵琶湖周辺に設置されている外来魚回収ボックスの中身を滋賀県が調べた結果、冬場は彦根旧港湾(彦根市)だけが突出して多いことが分かった。県は、下水道の温かい処理水が流れ込んでいるため外来魚が集まってくるとみており、効果的な駆除法を探るヒントになりそうだ。

 県自然環境保全課が過去3年間の回収状況を調べた。冬は魚の活性が低くなり、琵琶湖全体で外来魚はほとんど釣れなくなるが、彦根旧港湾だけは冬場に回収量が増える傾向にあった。

 全県で今年1月に回収されたブラックバスは1050キロと過去3年で最多となったが、大半が旧港湾で回収された。

 旧港湾は水温が高く、外来魚も活発にえさを追うため、特に駆除目的でブラックバスを釣る人が回収ボックスを利用しているという。夏や秋に回収される外来魚は全県的にブルーギルの比率が高いが、冬場だけ逆転していた。

 同課は「彦根旧港湾は外来魚の越冬場所になっているのではないかと言われていた。今回の調査が、回収ボックスの増設や集中的な捕獲など、効果的な駆除に結びつけば」としている。

 回収ボックスは、外来魚の再放流を禁止した琵琶湖レジャー利用適正化条例の施行を受け県内40カ所に設置されている。